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阪神タイガース 江越大賀

今回は虎の"未完の大器"江越大賀選手について語っていきたいと思います。

1,経歴

まず江越大賀選手の経歴をご紹介させていただきたい。

江越選手は5歳〜中学1年生まで空手をやっていて、大会で優勝を果たすなど当時から高い運動能力を発揮していた。小学校2年からソフトボールを始め、中学時代は軟式野球部に所属。高校からは長崎の強豪、海星高校で甲子園を目指すも春夏共に出場を逃し、プロ志望届は提出せず駒澤大学法学部に進学。駒澤大学では1年生の春からリーグ戦に出場。3年生の時には日米大学野球で日本代表入りを果たす。さらに4年秋のリーグ戦では打率3割5分7厘と非常に高い打率を記録し、駒澤大学の2001年秋以来26季ぶりの優勝に大きく貢献した。

2014年のNPBドラフト会議で、阪神タイガースから3巡目で指名を受け、プロ入りを決めた。

2,プロ入り後の江越大賀選手

続いてプロ入り後の江越選手の主な1軍での記録をご紹介したいと思います。

ルーキーイヤーの2015年、4月7日の対横浜DeNAベイスターズ戦に代打で出場し、プロ初安打を放った。4月28日の甲子園での対東京ヤクルトスワローズ戦では「7番・中堅手」としてスタメン出場し、2回裏の第1打席、阪神タイガースの新人選手では1969年の田淵幸一さんに次ぐ球団史上2番目の早さでのプロ初本塁打を記録した。また、甲子園でプロ初本塁打を放った事例は球団では2004年の鳥谷敬選手以来であった。2016年4月8日には3試合にまたがる3打席連続本塁打を放ち、4月9日には2009年のクレイグ・ブラゼル以来の4試合連続本塁打を記録した。しかしその後は目立った活躍なく2019年まで1軍と2軍を往復する日々が続いた。また、2017年秋以降はスイッチ転向を志すも2018年3月中旬頃スイッチ転向を断念。29試合の出場で打率1割5分0厘と低迷した。

3,江越大賀選手のポテンシャル

ここまで読んでくださった方の中には「大したことないじゃないか。なんで敢えてこの選手なんだ?」と思われた方もいらっしゃることでしょう。ではここで私が見ていただきたいのは彼の2軍での成績です。2018年のウエスタンリーグで彼は88試合に出場し、打率こそ2割1分2厘ながらリーグ2位の15本塁打、51得点、リーグ3位の25盗塁を決めています。また、遠投120mを記録する強肩に、金本知憲元1軍監督からは「別格」、矢野輝弘現1軍監督からは「野人」と評価される守備範囲持ち合わせており、現役で言うとトリプルスリーで有名な柳田悠岐外野手、山田哲人内野手にも匹敵する(と勝手に思っている)レベルのズバ抜けた身体能力を誇っています。

4,江越選手の起用法の不満

そしてそんな江越選手だからこそ思うわけです。「スタメンで使ってあげて欲しい」と。2020年8月7日現在、江越選手は1軍で21試合に出場しています。しかしその殆どが代走か守備固めで打席に立てているのは僅か4回、四球が2つあるので打数は2。2打数0安打という事になっています。バットにさえ当たればトリプルスリーすら狙える逸材。やはり経験を積んで早く大成して欲しいのです。江越選手ももう27歳と決して若くはありません。足も衰えて来るでしょう。江越選手のファンとしてもっと現役で活躍し続ける姿が見たい、タイガースファンとして阪神タイガースを優勝に引っ張っていってくれる選手が欲しい。今季はクライマックスシリーズもなく1位はジャイアンツの独走状態。いっそ来季以降のことを見据えて育成、経験のシーズンにするのもアリなのでは?と思いつつも勝つタイガースが見たい自分もいます。結局矢野監督に任せるしかないんでしょうかね。

5,まとめ

まあ偉そうなことも言わせていただきましたが野球なんてやったことのない素人です。自分などには分からない矢野監督の意図というのも沢山あるはずなのです。矢野監督は先ほど僕が挙げた2018年の江越選手が2軍で素晴らしいポテンシャルを見せつけた年には2軍監督として江越選手の活躍を見ていました。だからこそ今タイガースにたくさんいる足の速い選手の中から江越選手を1軍でつかっているのだとおもいます。8月2日のDeNAベイスターズ戦では追加点が欲しい場面で江越選手を代走で出し、見事勝利を引き寄せるヘッドスライディングを見せて頂きました。これからも江越選手を応援し続けようと思います。

6,参考にさせていただいた資料

https://npb.jp/bis/2018/stats/llb_w.html


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