【コロナ終息を願う】家族と離れ、ひとりぼっちになった話。

コロナの影響で、旅行に行けなかったり、仕事が減ってしまったりと、色々と辛い思いをしている人はたくさんいるのではないでしょうか?

私もそのうちのひとりです。

私には、妻ともうすぐ5ヶ月になる息子がいるのですが、今は、ひとりぼっちの静かな自宅で、このnoteを書いています。

あ、そんなに暗い話でもないです。笑
ここに至るまでの経緯をゆるーく書いていきますので、

「自分もコロナで辛いわー」とか、

「なんだこいつ、かわいそうなおっさんだな」とか、

気になる方は最後まで読んでいただけると嬉しいです。


【感染の広がり】

11月に入ってから、全国的にコロナの感染者数が増えてきましたよね。
北海道も例外ではなく、特に、私の住む札幌市でも爆発的な感染の広がりを見せています。

この状況でも、私の職場はテレワークを推奨するわけでもないので、満員電車で通勤しています。
パンパンな車内では、人と人の距離はもちろん近いし、なんとなくつり革に触れるのもためらってしまいます。

いつ誰が感染してもおかしくないこの状況。
私も妻も心配でした。

最悪、私だけがコロナに感染するのであれば、全然いいんです。
でも、息子に感染することだってあるかもしれないし、妻が感染してしまったとしても大変ですよね。

「私が代わりに息子の世話を…。」
「仕事休めるのか…?」
「妻も息子も辛いだろうな」

などなど、考えれば考えるほど新たな不安が見つかっていくばかりでした。


【義母降臨。そして別れ】

不安な生活を送るなか、義理の母が札幌に来ました。

妻は北海道の田舎出身で、コロナ感染者も、ひとりかふたり、いるかいないか、ぐらいのところです。

「札幌は感染者多いから気を付けてねー」
「札幌は人が多くて怖いよねー」
なんて心配してくれていた義理の母ですが、
訳あって札幌に来なければいけなくなり、私の自宅に数日間泊っていくことになりました。

"北海道のコロナ感染者数が過去最多を更新した"という、若干見慣れつつあったニュースを見ているとき、義理の母が言いました。

「コロナが少し落ち着くまで、こっち(妻の地元)来たら?」

もちろん《(私を残して)妻と息子のふたりで》という意味で。

なんとなく、そんな提案をされるんじゃないかなーと、予感はありました。
そのときの妻の様子から察するに、前々から妻にもその考えはあったんだと思いますが、私に気をつかって言い出せなかったんだと思います。

どうするべきか迷いました。

感染しないように、家の中にウイルスを持ち込まないように、対策は徹底していたのですが、話し合いの結果「念には念をいれて」的な結論に落ち着きました。

少し考えすぎでは?
という気がしなくもなかったですが、できることはやった方がいいという思いから、この決断に至ったのです。

そして、それは間違いではなかったのかもしれません。
離れて暮らして始めて数日後、私の職場からコロナ陽性者がでました。
職場は大騒ぎでしたが、保健所から濃厚接触者に指定された人はいませんでした。

念のための行動をしておいて良かったと思います。

【独り暮らしスタート】

まさかこの時期に、独り暮らしをするとは思っていませんでした。

「意外と寂しくないかも」
と初めの頃は思ったりもしたんですが、ふとしたときに孤独を感じるものですね。

例えば、帰宅したとき。
風呂から上がったとき。
食器を洗い終わってソファーでひと息ついたとき。

あえてなにも感じないようにと、ただぼーっとしてしまう時間が増えた気がします。

それでも、今はテレビ電話があるので、離れていても顔を見て話をすることができます。
ただどうしても、息子を抱っこすることはできないので、日々重たくなっていくあの喜びを感じることができないのは、とても残念です。

とりあえず、年内には一度札幌に帰ってくる予定ではいるので、その日が待ち遠しいです。


【少しでも早い終息を】

今、私が感じている辛さなんて、腕を蚊に刺されたくらいの、ちっぽけなものでしょう。

冒頭にも書きましたが、コロナの影響で辛い思いをしている方はたくさんいると思います。

立ち直ることができないくらいの深い悲しみや、辛い経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もしかすると、コロナが完全に終息することはないのかもしれません。
いままでの日常を取り戻すことなんて、できないのかもしれません。

でも、これ以上辛い思いをする人を増やさないためにも、「感染しない、させない」ように、ひとりひとりが意識して行動するべきだと思います。

顔も知らない、どこかの誰かのために、思いやりの心を持って生きていきましょう。

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