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ギターケースの雨カバー

雨女である。

スタジオ練習へ行く日もライブがある日も、まあ高確率で雨が降る。出不精なので電車に乗るほどの遠出はそのタイミングくらいだが、重いギターを背負った体が雨でじんわり濡れていくのを感じると、それだけでテンションが20%は減る。歩いたり、乗り換えたり…の遠い旅路を思うと、『帰ろうかな…?』と思う。練習やライブが楽しいとか楽しくないとかそういう問題じゃないのである。なんとなくげんなりしてしまうのだ。

雨の日の電車の中は、ところどころに水たまりができている。
『水たまり』と呼ばないような、傘から滴った水しずくの集まり…みたいなものだが、ギターケースをそこに置くと考えると、『水たまり』くらいに思える。
正直実際に困った思いをしたことはない。が、ものすごく気になるのだ。『汚い水が私の可愛いギターのケースに染み込むんじゃないかしら?』と。

ギターのケースというのは、基本外へ持ち運ぶ時、ギターを傷つけないように(、また、運び出しやすいように)あるものなのだから、別に濡れてもええやんけ。というのはわかる。
わかるけど、ギターケースは傘や靴と違って外や玄関に置かないし、やっぱり何より、中に入っているギターを想うと、気分的に気になるのである。私だって出掛けるたびに毎回汚れた服を着たくはない。ギターだって気分が良くないだろう。私も心苦しい。

そんなわけで、私は【ギターケースカバー】がほしいのである。

全体をカバーする必要はない。空から降る雨の水滴なら傘でカバーできる。問題は電車の中でギターを下ろす時なのだ。ケースの底が電車の床に直接つかないようにしたい。ケースの底だけを覆うようなカバーがいい。

カバーは使い捨てで、薄いフィルムが100枚くらいくっついてて、一回使ったらすぐ剥がせる仕様がいい。シャンプーハットみたいにゴムでくっつけるか、粘着剤(セロテープやシールみたいな)でくっつける仕様がいいだろうか。雨が降っていたら粘着剤は剥がれちゃうかな。

もしくは、何かしら洗いやすい素材でできていて、帰ってきて外して洗って、何度も使える仕様だと環境にも優しいかもしれない。素材はなんだろうか。シリコン?水も弾くし。


一度かの話を知人にしたところ、「へぇ…。(笑)」と言われて話は終わった。けれど雨の日、ギターを背負うたびに懲りずに思うのである。
どこかのギター用品を作っている会社が作ってはくれないものだろうか?その気があったらいつでも連絡ください。売り上げの1割だけくれればいいので。

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