「なぜ男は結婚すると変わるのか?」~結婚すると夫はこう変わる編~
どんなに大好きでラブラブなカップルでも、会えば胸キュンしてときめいていた恋人であっても結婚すると変化が訪れる。
結婚する前には想定してなかったことに、誰もがガッカリさせられたり、驚いたりするのだ。
たとえば、こんなふうに……。
その1, 男はこうなる「喋らなくなる」「目を見て話さなくなる」
付き合ってたときはあんなに話す人だったのに、びっくりするほど寡黙になる……なんてことは結婚後のあるあるだ。
結婚前はしょっちゅう飲み歩いてて、ホント話題もつきなくて、時間があっても足りなくて、
「あぁ、こんな楽しい人と結婚したら幸せ」なんて思ってたあの男が、
あの男が、
……「ただの空気」となる。
彼が口を開くとしたら
「メシ、まだ?」「新聞どこ?」「リモコンとって」
向こうから話題を提供してくることはもうほぼないから、こっちから話しかける。
「今日ね~」
「こんなことがあってね~」
「それでね、会社の同僚のAさんがBさんにこう言っちゃって……で、Bさんが怒っちゃって……そこで通りがかったCさんが途中から入ってきて、ああしてこうなって……。で、私はこう思ったわけ……。ねえ、ちょっと聞いてるのっ!?」
と女は怒りをぶつける。
男:「ああ、ちゃんと聞いてるよ」
女:「じゃ、私を見てよ!あなたが見てるのはスマホでしょう」
結婚前はあんなにあんなに熱心に私の話を聞いてくれてたあの彼が、今じゃ「話をきいてるんだか聞いてないんだか」……。
男からするともはや妻の話など耳には入らない。下手すると雑音かBGM。右から左に垂れ流し状態。
妻の話なんぞまったく頭には入りません……。
実は、男からしたら結婚前からも心の中では
「それってオチがあるの?」
「登場人物が多くて覚えられない」
「俺の知らない人間の話、知りたくもないんだけど」
「その話いつ終わるんだろう」
って思ってたんだけどね(笑)
結婚前は、努力して聞いてただけ。
男にとってまるで興味のない話を聞けるのは結婚前だからこそ。
結婚後、何十年経った夫婦の会話は「子どものことについてだけ」なんてことも少なくないよ。
だから、結婚前の女性は今のうちにマシンガントークしていい(笑)
今なら、「ふ~ん」みたいなどうでもいい対応じゃなく、ちゃんと目を見て相槌を打ってくれるのだから……
その2, 男はこうなる「何もしたがらない」「何をするにもめんどくさがる」
恋人同士だったときはデートする前にはリサーチしてくれたり、あんなマメだった彼がまるで置物のように動かなくなる。
しかも、
「ここいってみようよ!」
と、働きかけても
「え~~遠いじゃん」
「ん、また、今度ね」
……チッ、今度とおばけは出てこないんだよ。
コレが「キミの行きたいとこならどこでも!!」と言っていたあの彼と果たして同一人物なのだろうか?
「スーパーに買い出しに行くからちょっと車出して」と頼んでも「あ、今、ムリ。テレビ観てるから」って面倒くさがる。
そう、男は結婚してまでは頑張らないっ(笑)
よく結婚して「彼は変わった」とか、「優しくなくなった」と不満を募らせる女性は多いけど、実のところ“その人の本質”というのはあまり変わらない。
「変わってしまった」んではなく結婚して生活を共にすることで、男は本来の自分を見せてるだけ……昔の自分に帰還したといえる。
結婚する前までは週末は美味しい飲み屋やレストランで外食し、休日は出かけてたかもしれない。だが、結婚したら話は別。
「釣った魚に餌はやらない」のが男の真の恋愛スタイルだから。
男性は目的達成のため、女に「手を変え品を変え」で、必死になってくれる。
でも釣ってしまったら最後、サービスする必要はなくなる。
女性側からするとコレまで「うんと優しくされて」「うんと美味しい思い」をしてきたからこそ
「え~前と違う」「彼は変わってしまった」と感じてしまう。
男からしたら別に「愛がなくなった」ってわけじゃない。女に奉仕することをやめただけ。
付き合い出しや結婚前のその時は、必死に頑張ってたわけであって、今は「以前の自分を取り戻した」ってこと(笑)
まだ結婚していない女性は、結婚前には男に従順になるよりうんとワガママいっておこう!
どうせ結婚したら美味しい餌を与えてもらえなくなるなら、「釣られる前においしい餌をたくさんもらっといたほうがいい」のだから。
その3, 男はこうなる「女の名前を呼ばなくなる」
前は「○○さん」「○○ちゃん」なんて下の名前で呼んでくれてたのが、今じゃ「ちょっとちょっと」とか「ねぇ」で妻を呼ぶ夫……。
桃子の知り合いの女性に、旦那から「おーい!ビール!!」って叫ばれたおりに
「私の名前はビールじゃない!」
「私にはちゃんと名前がありますッ!」
って、堪忍袋の緒が切れてケンカになったっていうエピソードがある(笑)
昭和生まれの男性には「オイ」や「オマエ」「コイツ」に愛着を持っている人も多かったりして……。もちろん男は悪意で「おい」といってるわけじゃないのはわかるけど、でも、結婚してからそう呼ばれる側からしたら「自分は夫の所有物」みたいな感じでいい気はしないよね。
嫁が旦那に「おい」「おまえ」という夫婦はほぼ皆無だし。
それに、他の国では年齢に関係なく「ハニー」だの「ダーリン」などと呼び合ったり(笑)家庭内の役割が変わろうが“夫婦の間では名前で呼び合う”というのに、日本という国は家族の役の名称で呼び方を変えたりする。
子供ができたら「ママ」や「お母さん」、孫ができれば「ばあば」や「おばあちゃん」ってね。
呼び方ひとつで旦那の自分への愛情がはかれるわけではないけど……。
でも、結婚して老後「おい、ばあさん」と呼びかけられるのがイヤならば、旦那から「いまさら名前でとかムリ」「照れくさい」とならないためにも、結婚する前や結婚初期段階にビシっと訴えておこう。
名前や呼び方なんて一度それで慣れてしまうとなかなか変えられないからね。
……ということで次回は
「結婚すると妻はこう変わる編」です。↓
noteをはじめたばかりです。どうぞよろしくお願いします。
~コラムニスト神崎桃子~
★「男って結婚するとこう変わるんだ」女が結婚してわかったこと
https://news.yahoo.co.jp/articles/3993722f936e0b316dbae2860e52f393f212499d
~神崎桃子略歴~
2006年より執筆活動をはじめ、プロライターとして2011年「酸いも甘いも知り抜く体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子」としてデビュー。これまで数々の大手ポータルサイトにて連載。
男女のズレや生態にツッコミを入れ、自ら経験して得た恋愛の教訓を各メディアから幅広い年代の読者に伝授してきた。
2014年に執筆した男性の気持ちを代弁したコラム「男ってこういう生き物なんです!!女にわかって欲しい男の習性・7項目」はYahooトップニュースや各媒体へ"気になる記事"として取り上げられ累計100万PV以上を集める大ヒット記事に。
Twitter、FB、SNSで拡散され男性読者の支持を得る。
一方で「いい男がいない!」「マトモな男がいない!」「出会う男がダメンズばかり……」とボヤいている"恋のしくじり女性"への執筆活動も展開。
独自の恋愛説法を唱える連載コラム「恋愛サバイバル教官・神崎桃子の恋愛スパルタ塾」で愛ある喝を入れる。
著書には
「なぜ女はこんなことで怒るのか ~不機嫌な彼女をなだめる10の掟~」 (2019年発行/impress QuickBooks)
「恋愛サファリパーク~必要なのは女子力よりサバイバル力!」(2012年発行/すばる舎)などがある
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