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もぐらたたきの中で思うこと

前回の記事から、新型コロナウイルスに関するNSW(ニューサウスウェールズ州)の状況が変わっています。


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シドニー周辺で先週から昨夜6月22日までに25人の市中感染が確認されており、それを受けてしばらくは以下の措置が適応されます。


・シドニーと周辺地域でのタクシーやUber含む公共交通機関内と室内でのマスク着用義務(食事の時を除く)※罰金あり

・VIC(ヴィクトリア州)、QLD(クイーンズランド州)、SA(サウスオーストラリア州)、WA(ウェスタンオーストラリア州)、TAS(タスマニア州)への渡航制限

→下の画像の赤いゾーンに住む人や滞在履歴がある人は、特別な免除の理由がない限り入州できない

→既に入州しているが特定日時にシドニー地域に滞在歴がある場合はその州の規則に従い自己隔離検査が必要

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・NT(ノーザンテリトリー州)に入州するには一人2500豪ドルの実費による14日間の管理下のホテル隔離が必要
・ニュージーランドとのバブル(隔離無し渡航許可)の一時停止
・感染者の訪問場所に指定日時に滞在した人の検査奨励
→6月23日現在127箇所が記されています。

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※追記 6月23日16時より施行分
(在シドニー日本国総領事館より)

(1)家庭への訪問者は5人まで(子供を含む)。なお、1家庭が1日に受け入れることが可能な訪問者は1グループのみであり、別グループを同じ日の別時間帯に受け入れることは許可されませんのでご注意ください。
(2)オフィスを含む全ての屋内施設及び屋外の行事でのマスク着用を義務化
(3)屋内での立食形式での飲酒は禁止
(4)屋内観劇中の聴衆による歌唱、及び屋内礼拝参加者による歌唱は禁止
(5)ナイトクラブ等の接客業の屋内店舗(hospitality venues)でのダンスは禁止(ただし、結婚式では20名までであれば可)
(6)ダンス及びジムのクラスの人数は最大20名までとし、参加者にはマスク着用を義務化
(7)屋内外で4平方メートル規則を適用(結婚式及び葬式を含む)
(8)着席の屋外行事の最大人数は、通常の50%まで
(9)公共交通機関の収容人数制限を再適用(緑色マークの指定席に限る等)
(10)シドニー市及び大都市圏内の6自治体(Waverley市、Randwick市、Canada Bay市、Inner West市、Bayside市、Woollahra市)の居住者及び勤務者は、シドニー都市区域(metropolitan Sydney)外への不要不急の移動を禁止



今後も数が膨らむ可能性があり、歯止めがきかなくなる前の予防的な対応、といったところです。


私は仕事で高齢者に関わり、複数の場所で勤務しているため最新情報を自分でもチェックしますし、職場からも訪問場所の確認を頻繁に求められます。


ただ、一般の人がこれら全ての場所と日時を細かくチェックしているとは思えず、検査は自己判断なため、結局どこかで必ず漏れがでてくるんですよね。


何らかの理由があるのかもしれませんが、バスの中で義務となっているマスクをしていない人も見受けられます。


どれだけ統制しようとしても、民主主義のオーストラリアでは100人いれば100人の異なる考え方やとりまく状況があり、限界を感じます。



一方で、義務だからマスクをつけようという機械的な行動にも私は少し違和感を感じてしまいます。


マスク着用本来の意味を理解せずに、口や鼻を覆えていない形だけの着用や、話す時に外すという本末転倒の着用方法の人が結構多いからです。

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自分と目の前にいる相手が、今だけでなく将来も健康でいられるように、という愛や思いやりがあってのマスク着用であってほしいです。


少なくとも自分の行動は感謝に裏付けられた思いやりを伴うものにしたいと常に思っています。


例え一人で生きているように思えても、何らかの形で私たちは誰かとつながっています。



当たり前の日常に感謝し、それぞれがより良い社会を思い描けば、多少行動は異なったとしても多くの人が心地良く暮らせる社会に近づくのではないでしょうか。


It’s the little things that count🤗

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