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希望と現実の狭間で

自分のやりたいこと、将来に向けた希望というものを持っていることは大事だ。ビジョンがあった方がわくわくするし、それに向けて動き出したとき、なにかが得られたときには達成感もあるだろう。

一方で、希望を持っていると、現状とそこから推測される到達点を人に教えられてしまうこともままある。そこでその言葉を正面から受け取ってしまい、希望するものと現実との距離に半ば絶望することも・・・。

最近私には悩みがあって、それは仕事のこと(もっと大きく言えば生き方のこと)だ。

いまの仕事をやっているうちに仕事関連で出会った人たちに触発されて、ほかの仕事をしたいと思うようになり、いくつか転職エージェントに登録したのだけれど、あまり経験がないとなると仕事を紹介してもらえない。そして、現職の経験を生かした仕事(つまり同職種)の検討を勧められる。

あなたの経歴では、職種を変えることはほぼ無理です。
そう言われてしまうことの重さたるや・・・。

大人になると、選択肢が狭まるというのはほんとうだろうか。

やりたい方向性をしっかり決めたり、それに沿った道を歩んでこなかった大人は「詰んだ?」

でも私は、妙齢(・・・)となった今でも、だからこそ、やりたいことがたくさんある。

周りの景色や人々を自分の目線で切り取りたくて、その美しさを自分の手で残したくて写真を始めたし、海外に移住してその土地の文化を深く知りたいし、地元の北海道に戻って地域のための活動もしたい。
将来これらを仕事に少しでもからめることができれば、とても幸せだなと思う。

大人になるということは、生きてきた年数分の知識があるということで、そこに好奇心が加われば、やりたいことは無限にでてくるのだ。

上であげたやりたいことも、現状から距離を測ると到達できそうにないものたちかもしれない。ばかなこと言ってるな、と思う人もいるだろう。

だけど、私はいろいろのやりたいことを、できるかぎり全部経験したい。
そのためにいろいろ考えたり行動するのはとても楽しいし、そこから新たな発見やつながりも生まれる。

大人がちょっとくらい夢を語ったっていいじゃない。
いくつになっても。
楽しみたいだけ、たのしもう。


読んでいただきありがとうございます。 また来てくださるとうれしいです。