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先輩に聞く!NPO法人Colorbathのインターンってどんな感じ? vol.2

「想いをカタチに、未来をつむぐ」を合言葉に、Colorbathでは2022年度インターンシップの募集を開始しました。

活動の内容は「教育」「ソーシャルビジネス」「広報/マーケティング」の3部門に分かれていますが、一人一人の「やりたいこと」にも丁寧に向き合い、私たちも一緒に成長していきたいと思っています。

これに合わせてnoteでは、これまでのインターン経験者の方々にお話を伺うインタビュー企画を連載していく予定です。

今回インタビューさせていただいたのは、川上賢一さん。
2020年の4月から2021年の3月まで、Colorbathの「ミチづくり」プロジェクトで、動画編集・情報発信などを担当されていました。

Colorbathと出会うきっかけから、他にも複数のインターンを経験したからこそ気づいたこと、インターン活動中に支えになったことなど、たっぷりと語っていただきました。

川上賢一さん
1998年生。兵庫県出身。大学2年生の後半から、教育系NPOのe-Educationや、広告代理店でインターンを経験。その後、Colorbathのインターン生として、動画編集や情報発信を担当する。

Colorbathは「駆け込み寺」だった

大学時代、3つの企業・団体でインターンシップを経験したという川上さん。一番最初に飛び込んだのは、e-Educationという教育系NPOでした。

半年間、日本国内で活動したあと、フィリピンに派遣されました。幼少期から、途上国の貧困の問題に関心があり、大学でもそれに関する勉強をしていたのですが、いざ現場に行ってみると、自分ができることがあまりないということにショックを受けました。

多くを学べたフィリピン派遣。しかし、悩むことも多かった。

川上さんはフィリピンで活動する中、「自分ができること」の少なさを実感。一度、国際協力の分野から離れることにします。

そして方向性を大きく変え、外資系の広告代理店で半年間のインターンを経験しました。オフィスに出社し、企業の商品を売り込むために、電話営業やリサーチ、販促の戦略作りに励む日々でしたが、忙しいにも関わらず、「何のためにやっているんだろう」という思いを抱くことも多かったそうです。そんな中、Colorbathのオンラインイベント「キャリア相談会」に出会います。

そのイベントに参加した時は、壁に囲まれてしまって、どこに進んだらいいかもわからない状態。その時に(Colorbath代表の)吉川さんとも話をして、もう一回挑戦してみようと思ったのが、インターンに募集したきっかけでした。「Colorbathの中でこれがしたい」というものが決まっていたというよりは、「駆け込み寺」的な感じで入った記憶があります。

自分の進路に対する不安や迷い、葛藤。悩んでいた日々の中で出会ったColorbathに、川上さんはどんな魅力を感じたのでしょうか。

Colorbathに入ろうと思ったのは、「自分自身はどうしたいのか」を突き詰められる環境にあったからです。「自分のやりたいこと」を考えるというのは自分勝手な印象を持たれてしまうこともあるし、僕自身も、「自分は本心ではどう思ってるんだろう」と考える経験が、それまでありませんでした。でもColorbathでは、そこをみんなで考えていこうという土壌があったので、魅力を感じたのかなと思います。

2021年、「Colorbath合宿」の様子。徹底的に自分の思いと向き合った。

川上さんの言葉の通り、Colorbathには、「自分の本当の想いに徹底的に向き合う」ことを大切にする文化が深く根付いています。普段はオンラインでのやり取りが中心ですが、チャットやzoom、時には電話でも、メンバー同士「事務連絡」だけではないコミュニケーションをたくさん取り合います。

その想いの裏には、どんなモチベーションや経験があるのか。なぜそう感じ、その行動を取りたいと思うのか。どうしたら想いを形にしていけるのか。いつ何時も、「想い」を中心に仕事をしていく。そんな空気がColorbathには隅々まで浸透しています。

「これをやりたい」という意志を持ちたいんだけど、自分の中でまだ発見できていなかったり、本心を言葉にできていなかったり。同期にもそんな人が多かったと思います。
「悩んでないでとっとと就活やりなよ!」という考えも世の中にはあるけど、Colorbathは少し違って、「わからないんだったらとことん考えようぜ」と言ってくれる人がたくさんいます。周りの環境や評価だけではなくて、一旦自分の中にも目を向けてみようと気づくことができました。

報われない気持ちを救ってくれた、「ありがとう」のコミュニケーション

悩みながらも、自分自身と向き合い、インターン生として活動していく日々。そんな中で、一緒にインターンに参加した同期や、Colorbathの職員の方々の存在は、川上さんにとってどんなものだったのか、お聞きしてみました。

僕がColorbathでインターンをしていたときは、同期が三人いて、とても仲が良かったです。同じ本をみんなで読む読書会をしたり、定期的にオンラインで話をする機会を作ったりしていました。
Colorbathに入る前は、自分一人で悩みを抱え込んでいたんですが、考えていることを共有しあえる仲間ができたことは、とても良かったなと思います。

具体的に業務を進める中でも、Colorbath特有の「人の温かさ」に支えられる場面があ数多くったそうです。

Colorbathメンバーからの「ありがとう」という言葉には、何度も助けられました。僕は主に動画編集を担当していたのですが、3分の動画を作るのに、3〜4時間かかることもあり、公開してもすぐに誰かが見てくれたり、反応をくれたりするわけではありません。手応えのなさや報われなさを感じたこともあったのですが、メンバーに報告した時に「めっちゃ良かったよ!」「ありがとう」と言われると、やってて良かったんだなと思うことができました。Colorbathには、お互いに「ありがとう」を伝え合う雰囲気が浸透していたなと思います。

温かなコミュニケーションに支えられた川上さんが制作した動画からは、人の温もり、コミュニケーションの豊かさが確かに伝わってきます。

そして、川上さんがインターンを卒業した後も、このようなコンテンツは 残り続け、さまざまな場面で「ありがとう」のコミュニケーションを生み出し続けています。

大切にしたいのは「エンタメ感」

また、川上さんの表現で特徴的なのは、随所から感じられる「エンタメ」感。Colorbathに関わるさまざまなメンバーが文章を寄せるWebメディア「Osmosis Life」では、くすっと笑える要素がありながらも、人が働き、生きる上でハッとさせられるテーマを扱う記事を数多く執筆されました。

面白おかしく書きたい、という気持ちがあります。悩んでいることや仕事の話をそのまま真面目に書いたら、刺さる人には刺さるかもしれないけれど、門戸が狭いんじゃないかって思うんです。ストレートに書き過ぎたら届かない人にも、エンタメっぽく表現したら伝わるかもしれない。普段興味を持っていない人にも、興味を持ってもらえるようなコンテンツが作れたらいいなと思っています。

アイスバケツチャレンジ(ALS:筋萎縮性側索硬化症の普及啓発の一環として行われている、頭から冷たい水をかぶりSNSなどで発信する取り組み)などにも関心があったという川上さん。

楽しく分かりやすく、かつ、受け手の視野を広げられるようなコンテンツ作りは、現在のColorbathの情報発信にも受け継がれています。

社会課題解決のためのプロジェクト推進だけではなく、こういった情報発信に携われるのも、Colorbathインターンシップの魅力の一つなのかもしれません。

川上さんにとって、初めは「駆け込み寺」的存在だったColorbath。仲間と共に「自分が本当にやりたいこととは?」と考え続け、動画や文章の表現に取り組む日々の充実ぶりを、インタビューに丁寧に応えてくださる姿から感じました。

これからインターンシップに応募される皆さんにとって、Colorbathとの出会いが、「今モヤモヤしていること」「向き合いたいこと」を発見するきっかけになれば、とても嬉しいです。

(聞き手・文:櫻井かおり)

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