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環境がなくて挑戦できない人へ伝えたい。地方から上京した僕のシェアハウス生活と、ある”変化”の話。

愛媛で生まれ育ち、高校卒業後地元の鉄道会社で車掌・運転手として働いていた玉井さん。目指していたプロサッカー選手の夢を断念し、新しい目標を見つけようと独学でプログラミングを学び、東京の会社へ転職すると同時にトビタテハウスに入居しました。地方では我慢していた、「自分の考えをオープンにする」ということ。それができる環境を得られた経験から、同じ境遇の人に伝えたいことを伺いました。

■玉井さんプロフィール
松山商業高校卒業後に、伊予鉄道株式会社に入社。7年半車掌、路面電車運転士として勤務。在籍時に、プロになるためサッカーを続けるも23歳で断念。その後、ITエンジニアになることを決意しSola株式会社に転職。SE職として現在も勤務している。

26年暮らした愛媛を離れ、トビタテハウスへ


ー 玉井さんのキャリアがユニークと伺ったのですが、まずはその話から教えてください

僕は高校卒業後、地元愛媛の鉄道会社に就職しました。車掌・運転手として働きながらプロサッカー選手を目指していましたが、23歳の時に断念することになったんです。その後1~2年は、これから何をしていこうかと悩んでいましたが、次の大きな目標を見つけたく、いろいろと模索する中でITに興味を持ちました。

生まれてからずっと愛媛に暮らしていて、友人も地元の企業に就職する人も多かったのですが、その中でも学生の頃からのとある友人が東京に出てIT業界で働いていて、その友人に相談したのがきっかけです。ITはあらゆる業界に関わっているので、それを通して新しい目標が見つかるかもしれないと思い、独学でプログラミングの勉強を始めました。

そして、社会人8年目の時に転職活動をして東京のIT企業へ入社できることになりました。

ー 独学でエンジニアに転身、すごいですね!トビタテハウスに入居を決めたのはそのタイミングでしょうか

はい。東京に友達も少なかったですし、東京って家賃が高そうなイメージだったので(笑)、シェアハウスであれば家賃も抑えられるし、友達もできるかなと思って決めました。転職相談に乗ってくれた友人が住んでいたというのもあり、おすすめされたのでトビタテハウスを選んだという経緯です。

大好きなサッカーをハウスメイトたちと一緒に。

初めて得られた、自分を表現していい場所


ー 住み始めた第一印象はいかがでしたか

初日から、優しくて、話しやすい人が多かったという印象です。東京ってバリバリした人が多いのかなと思って少し不安だったのですが、そんなことはなかったです。ただ、近所のお弁当屋さんの弁当のゴムで髪を結んでいる人がいてパンチが効いてるなと思った記憶はあります(笑)

ー ユニークな人もいますよね(笑)  生活の中で思い出に残っていることはありますか

一つ目は、住人同士が自分の人生について語るというプレゼン大会です。任意参加ですが、これまでどう生きてきて、何を思ってきたのか、そしてこれからどういうことをしたいのかを発表したい人が各自プレゼンをするというイベントでした。そこで面白かったのは、みんなが自分の価値観を大事にしていて、それをオープンにしているということです。

地元愛媛では、大体みんな似たような道を歩むことも多かったのもあり、僕は自分のやりたいことや大事にしている価値観を理解してもらえないのでは...と思っていたので、オープンに伝えられる場がなく閉ざしていたんです。でも、ここではそれをこんなにオープンにしていいんだと知って、自分のことを伝えられる環境があることがとても嬉しかったですね。

もう一つは、みんなでいろんなところに出かけたりしたことです。鎌倉に行ったり、紅葉を見に行ったり、ハウスメイトのピアノの発表会を見に行ったり、スノボに行ったり。日々みんなで家でご飯を食べたり飲んだりする中で、なんとなく行きたいねという話になったら、そのまま誰かが計画してくれて実行されていくという感じでした。プレゼン大会みたいな真面目なイベントだけでなく、そういった遊ぶイベントもちゃんとあって、そういうところがいいなと思ってます(笑)

ハウスメイトと鎌倉1日旅

一緒に住むことに価値がある。人との出会いが自分の変化に。


ー トビタテハウスに住んでよかったなと思うことはありますか

触れられる一次情報の幅が広がったことですね。地方では総合商社やコンサルはもちろん、フリーランスのような仕事の人にも出会うことはありませんでしたが、トビタテハウスに住んでからはそういう人たちと出会って、直接その仕事内容や働き方、経験の話を聞くことができました。

仕事だけでなく趣味も同様で、ワインやコーヒー、ウクレレなど、今まで体験したことのないものもハウスメイトから教えてもらったりして。そうすることで、選択肢が広がって、自分がチャレンジすることも増えました。ハウスメイトのエンジニアと一緒にアプリを作ってみたり、ワイングラスを買ってみたり、充実度が増したと思います。

そして、情報だけでなく、多様な価値観に触れて、自分自身の価値観が広がったり、考え方が変わったりした部分もありました。例えばLGBTQについて日頃から考えをオープンにしてくれる人がいたり、芸術の話を教えてくれる人がいたりして、そういうことは正直地方にいるときは考える機会がなかったのですが、みんながいろんな価値観を許容し、わからないことがあれば教えてくれる雰囲気もあることで、自分自身の考えも広がっていきましたし、それは自分にとって良い変化だったなと思っています。

ー ハウスメイトたちとの出会いは、玉井さんにとって大きな影響を与えたんですね

トビタテハウスの価値は、人にあると強く思っています。いろんな価値観の人がいて、それを許容し合う雰囲気。だからこそ話しやすいし、日常会話の中からもいろんな発見や刺激がある。そして、それは一緒に住んでいるからこそ得られることだと、僕自身2年ほどみんなと一緒に生活しながら感じています。

帰宅後ご飯を一緒に食べたり、リビングで飲みながら話したり、リモートワーク中の一場面だったり、日常生活のちょっとした瞬間に出てくる情報が意外と気づきに繋がったりすることもあります。家族のような存在とも言えるのですが、家族だったら心配が勝って止めたくなるようなことも聞き入れて、肯定してくれるとか、そういう友達とも家族とも少し違った関係性が僕はとても好きで。それは、ただ東京に来て暮らすだけでは得られなかったんじゃないかなと思ってます。

自分に変化をもたらしてくれた、大切なハウスメイト

ー そんなトビタテハウスでの経験を経て、地方の学生・若手社会人に伝えたいことはありますか

地方でも、自分のやりたいことや考えを持っているけど、機会がなかったり、周囲に理解されずチャレンジを諦めそうになったりしている人っていると思うんです。特に学生さんとか、自分のやりたいことが定まっていない中で、なんとなく周りの空気に流されてしまったりして、想いを実現できるような環境がない人も結構いると思う。そういう人に、自分がトビタテハウスで得られたような環境を与えたいなと思ってます。

なので、そういう人がいたら、まずは最初の一歩を踏み出してみてほしい。トビタテハウスのコミュニティは、東京の他にも、今地方で金沢や仙台にも拠点を増やしていると思いますが、短期間でも住んでみたりすることで、刺激もうけるし、選択肢がとても広がると思います。きっと、最初の一歩に躊躇してしまう人も多いと思うのですが、その一歩さえ踏み出せばその後はなんとでもなる!(笑) なので、まず第一歩を踏み出してほしいです。


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トビタテハウスとは、ここでしか得られない「経験」「人脈」に特化した20~30代限定のCo-living施設「GATE」のシェアハウスブランドです。
「GATE」のシェアハウスは、東京都の門前仲町・根津・中野・板橋と、宮城県仙台市、石川県金沢市に拠点があります。
内見・入居相談など、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
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※「トビタテハウス」という名前はトビタテ留学JAPAN!メンバーが発起人であることからつけられていますが、現在はトビタテ留学JAPANのメンバーではなくても入居することができます。


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