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ダメな上司の攻略法

 社会人としての生まれというものを意識し始めたのが、社会人になって5年目くらいでした。学生時代は、指導教授に恵まれそんなことを意識したことがなかったが、社会人になってそんなことがあるのかと感じた。

 これは人生の生まれと非常に似てる。生まれる時は親は選べません。金持ちの家に生まれれば、勉強する苦労もなく、いろんな機会に恵まれるが、貧乏な家に生まれると、チャンスそのものが非常に少なくなります。それに負けずに頑張っていかないといけない。

 社会人でも同じ大学、同じ会社、同じような部署に入っても、その上司次第で全く、それ以降の社会人としての歩みが大きく異なります社会人は上司が選べません。社会人になった時点でなぜかハンディを背負います。

 ダメな上司で何もかもチャンスが少なく、評価もされない。この環境の中で腐ってしまったり、逃げ出すことは簡単なので、その中でどうすればいいかをずっと考えていました。

ダメな上司

 とにかくチャンスがない。様々な提案しても全て却下。新しいことをやる、改善をする、何かを変えることが出来ない。すごく保守的な上司で、日本企業の場合は管理職が通常、首になることはなく、とにかく致命的なミスがないように行動する。何もしなければ首にならないので、とにかく保守的にやるしかない環境になる。半沢直樹のように「俺が責任を取るから思いっきりやれ」なんて、日本企業では絶対にあり得ないのです。

 対処法

 自分なりに考えた対処法はこうだ。まずは地道にがむしゃらに仕事を行い、他の人の評価、信頼を得ることに全力を注力する。そのためには他の人に頼まれた仕事を快く引き受ける。Open mind で部門間を超えて、仕事を活動する。他の人が「こいつは使える」となると、指名がどんどん入って、社内で引き抜きされるチャンスが広がる。引き抜きされないまでも、他の人からチャンスが舞い込んでくる。

 この人と仕事をしたいという人が増えれば増えるほど、自分の希少性やオンリーワンとしての価値が高まるので、いろんなチャンスが他の人から舞い込んでくる。

 こうやって自分なりの信頼という貯金をため、仕事の幅を広げてきた。

具体例

 学生時代は、将来は海外で活躍する人材になりと思っていた。学生時代はバックパッカーとして約20か国に旅行し、様々な文化にふれたり、経験を積んできた。

 それが社会人になったものの、海外出張にいくチャンスが得られなかった。他の同期は入社1年目で海外の学会へ聴講に行ったり、メーカ訪問をしたりしていた。同期からお土産を貰う時に心の底から羨ましい気持ちで一杯だった。チャンスがない自分が惨めに感じた。

 経験として海外に行って仕事がしたかったが、ダメな上司のもとでは全くチャンスは回ってこなかった。入社10年目にようやくそのチャンスが回ったきた。それは他の課長から、依頼されて行くことが決まった。これは自分の狙い通りに他の人の信頼を得た結果だった。その出張で、かなりの成果が得られ、自分にとって貴重な経験だった。初めて海外出張に行ってからは、他部門からの依頼や海外に行ったという経験から、自部門でも海外出張に行けるようになり、自分の活躍の幅を広げることが出来た。 

最後に

 ダメな上司を使いこなすのもの社会人として必要な技術。ひたすら社内の信頼を集め、結果を出すことに注力すべき。

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