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新しい風を感じたその後で。

早くも今年も1/4が過ぎたのですね。

新年度の始まりと共に
日本国中が固唾を飲んで
待っていた新元号の発表は
初代天皇鎮座の地にて
迎えようとわたし達は思った。
『令和』というアナウンスに
新元号を麗らかで凛としていると感じた後
橿原神宮と先日今上天皇がいらした
神武天皇御陵へ。

広い参道が取り替えのために
鳥居がなくガランとした印象だったが
このひと月の間に戻って来ていた
新しい第一鳥居に触れ
気品と木肌の心地よさを感じる。


夫と橿原神宮と御陵を月まいりした後は
出来れば
神武さんにまつわる所に
行くことにしている。

今回は神武東征時、神意を占い
供物を丹生川上朝原に
土器を祀り捧げるための
赤土を求めたという天香久山を
登頂することにした。

境内には
万葉集の歌碑も。

神意を伺う占いの神
櫛眞命が祀られる天香山神社には
明治天皇の遥拝所があった。

即位の儀式にもある
大嘗祭時の卜占や亀甲占の地で
櫛眞命を祀る木々に囲まれた
薄暗い3つのお社。
八幡さんと春日さんが脇を固めていた。
決して明るい感じはしなかったけど
歴史を見つめて来たと言った感じ。

北麓の天香山神社横から入山し
短くも急な山道を
息を切らせ登って行く。

頂きの国常立神社では
東征の逸話とはかけ離れた空気感
香久山の雨の竜王国常立尊と
高龗神が待っていらした。


左は国常立尊
右側は高龗神
お社の前には雨請いのための壺が
埋められていた。

静かなるパワーが
ジリジリしてる。

W雨ノ神様…どんだけ。

龍神様の深く静かなる息遣いが
ここで感じられた?

南の端には
この雨ノ神様に反して?
太陽神の天照大御神がいらっしゃる
天岩戸神社へ下山する。
途中、神生み国生みの神
伊奘諾社と伊奘冉社も祀られていたが
説明の橿原市の看板以外は
寂れた印象だった。

竹林の中に
天の岩戸が御神体として在る。

各地に存在するが
こちらの岩戸は小ぶりな感じ。
竹の生命力に
あっとされた。

面白いことに
この天香久山には
月の生まれた石(巨石)も
在るといい
雨、太陽、月
という神々がいらっしゃる。

頂上の国常立神社では
1人の女性が
跪き熱心に祈りを捧げていらしたので
わたし達はベンチに座って
さっきまで居た畝傍山や
二上山、葛城山々を眺めていた。

雲が強い風になびく。
もくもくとした雲が多かったが
ここに来て
少し横に広がってきて
春らしい風景に映った。

息を整えながら
夫と美しい風景を堪能して
心も落ち着いた。

こんな日を
穏やかに続けていきたいと思う。

こきゅう

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