リヒテンシュタイン家、仮想通貨への投資も視野に
スイスとオーストリアに囲まれた欧州のミニ国家、リヒテンシュタインのアロイス元首代行(摂政)は、海外メディアのCNBCに対し、仮想通貨への投資を視野に入れていることを明らかにしました。
リヒテンシュタインは人口4万人弱、面積160平方キロメートルという極小国家。国の元首はリヒテンシュタイン家の男子世襲制となっており、現在はハンス・アダム2世が君主を務めていますが、統治権を持ち実質的に国を治めているのは長男のアロイス元首代行。
この度、アロイス元首代行はリヒテンシュタイン家の資産の投資先として、仮想通貨も選択肢にあることを明らかにしました。依然として「リスクが高い」と述べていますが、同時にその根底となる技術がもたらす恩恵を評価。「ブロックチェーンが今後多くの分野、ビジネスを変え、国家の運営に役立つかもしれない」と、その可能性を指摘しています。現時点で仮想通貨への投資を目的とした具体的な調査はしていないということです。
リヒテンシュタインはミニ国家でありながら、Bloombergによると、君主であるハンス・アダム2世の資産は世界で444番目に多く、その額は44億ドルにものぼるとのこと。実際に仮想通貨への投資が行われるとなれば、その影響は小さくないかもしれません。
CNBC
https://www.cnbc.com/2018/02/05/this-european-royal-family-might-invest-in-cryptocurrencies.html
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