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ワタリドリと川上洋平しか知らない人向けに[Alexandros]のオススメ曲紹介する

ロックバンドのなかでも世間での認知度は頭ひとつ飛びぬけて高いですよね。

日本の北から南まで何食わぬ顔で飛行機に乗りライブ見に行ってしまうほどの
イカレファンなので、ここ最近こんなことを聞かれることが格段に増えました。

「ドロスのオススメの曲教えて!」

絶対「ワタリドリ」は知ってるし、となるとYouTubeで関連動画に出てきやすい「starrrrrrr」もだいたい知っている、かといって「For Freedom」は初期すぎてフェスでやらない...一体なにをオススメすればいいんだ!?


オススメするのが難しい理由:曲幅が広すぎる

以前ドロスに関する記事を書いたのですがこの記事は曲にフォーカスして細かく紹介していきます。

私は「Kick&Spin」「Stimlator」「Rocknrolla!」からの入門で、彼らの歴史では改名期に当たります。
 リスナーとしてはここが分岐点でしたね。シャンペまでか、ワタリドリからか、みたいなところが未だにあります。そんなファンの立ち位置としては私は中途半端なように思う。

 シャンペを知りワタリドリが新曲だった頃のフェスで偶然彼らを見て完全に虜になったので、知ってからライブデビューまでに時間があります。
 当時は今ほどほいほいライブに行けるほどのフッ軽精神も高校生でお金も無い、それ以上にシャンペは若手バンドの中でも敷居が高く、本当に好きな人ではないとライブに行ってはいけないような近寄れない空気を勝手に感じていた。
 それに洋楽を全く知らず大して洋楽を知らないのにシャンペのライブ行ってもいいのだろうかと遠さがっておりました。今思っても超後悔してる。ていうか今でも洋楽よくわからない現状。未だに毎ライブごとにカバーした曲をTwitterで調べてます。

前置き長くなりましたが、全曲サブスク出ているので気になる曲などあれば聴いてください。アルバムのリンクも貼っております。主観で書いていきます。

[Champagne]名義アルバム

まずはシャンペ名義アルバム。ほぼUKロックで一括りにできるのでシャンペ時代の一まとめで許してください。

Where's My Potato?(2010)

ドラムはサトヤス加入前なので前メンバーです。ファーストアルバムは全体的にUK色が強いですね。私のお気に入りは「For Freedom」「She's very」

I Wanna Go To Hawaii(2011)

スタイリッシュでアップテンポな曲が多いです。私のお気に入りは「My Blueverry Morning」「Revolution,My Friend」

Schwarzenegger(2012)

前作よりもスタイリッシュさに磨きをかけ、メロディセンスと丸い鋭さのある曲たちが並びます。私のお気に入りは「Waitress,Waitress!」「Kids」


Me No Do Karate(2013)

研ぎ澄んだセンスとグルーヴが光るトラックが詰まったアルバム。このアルバムからUKロックを超えた「ロック」が多発されます。アルバムで一番好き。私のお気に入りは「Rise」「Travel」

リンクはspotifyですが、各種サブスクございます。

シャンペ時代は研ぎ澄まされたUKロックサウンドでロックファンから熱い支持を得ます。

ここからは一気に曲幅が広がった改名後からアルバム曲をジャンル分けして説明。

ALXD(2015)

ブレイクした名作。私も代々木公園の発売記念フリーライブに行きました。
当時の写真全然残ってないけど、来場特典のステッカーは持ってます。これ。

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ポップス
「ワタリドリ」「RunAway」「Dracula La」「Adventune」

言わずと知れた「ワタリドリ」で近年ロック/ポップスの名曲爆誕。
「Dracula La」「Adventure」はライブ・フェスでよくやるので「Dracula La」のCメロの手拍子と「Adventure」のコーラスを覚えておくと楽しめますよ。
ロック
「Famous Day」「 ワンテンポ遅れたMonster ain't dead 」「Boo!」「Droshky!」「Dog3」「can't explain」

ロックバンドなので当たり前ですが、ロックが一番多い。
このアルバムのリード曲は「FamousDay」。手数の多いドラムと疾走感溢れるナンバーで、ファンからも支持の熱い曲。

「Dog3」は「Cat2」の姉妹ソングでCat2同様変拍子から始まります。(Dog3はのイントロは7拍子、Cat2は5拍子)MVではメンバーが演技に挑戦。

「Droshky!」ブラスバンド(金管楽器)入りのスパイスが効いたハードなナンバーです。
バラード・ミディアムテンポ
「Oblivion」「Leaving Grapefruits」 「Coming Summer」

「Leaving Grapefruits」はV.I.P partyなどファン投票のリクエストでNo.1を獲得するほどの人気の失恋ソング。


EXIST!(2016)

前作のロングヒットに続き、一番曲幅が広いアルバムですね。新しく楽器を増やしたことも大きいかと思います。


ポップス
「ムーンソング」「I want u to love me」「NEW WALL」

リードトラックの「ムーンソング」はピアノの相乗効果が効いた美メロの人気曲。特にBメロの洋平さんのボーカルのメロディと刻むピアノの煌びやかさはどの曲にも無い底抜けの美しさ。
シティポップ
「Feel like」「Aoyama」

シティポップは都市ポップスですね。ポップでもカラオケで手拍子できる歌というより、曲の通り青山や代官山を歩いているようなオシャレな街を想像していただけでば分かりやすいかなと思います。洋平さんと最近親交があるという「WONK」もその類に入ります。彼らの曲も洗練された都会感がとても強くて素敵です。

特に「Aoyama」はベースの休符の入れ方とほんわりとした丸いギターの音作りが垢抜けたサウンドを作り出しており、ずっとリピートしても飽きのこない軽やかさが魅力です。確かサカナクションの曲に「表参道26時」があるから対抗して作ったと言っていたような気がするんだけど、元のインタビューが見つからず。。。私の記憶違いかなあ。
ロック
「Claw」「Buzz off!」「クソッタレな貴様らへ」 「GirlA」 「Swan」

「Buzz off!」は綾野剛氏とドコモのCMで共演しているのでサビはご存知の方も多いと思いますが、2番のAメロではBPM(テンポ)が一気に遅くなり、また戻ります。テンポの緩急は「クソッタレな貴様らへ」も同様、起承転結が起こる曲が増えます。

「GirA」C#チューニングでラウド系の重低音に匹敵します。ライブに行った方はこの曲でフロント3人が楽器を変えているところを見たことあるかも知れません。[Champagne]はレギュラーチューニングがほとんどでピアノでいうとドミソなのですが、そもそもの音階を変えること(この場合は音階を下げます)で曲自体の印象を変えることが出来ます。
ヒップホップ
「Kaiju」

脅威のヒップホップ。どこからインスピレーション受けたんや。ライブでは川上氏がハンドマイクで右往左往します。
バラード
「O2」「 今まで君が泣いた分取り戻そう」「Nawe,Nawe」

壮大なバラード。アルバム内ではちょうどいいバランスで配合されています。


Sleepless in Brooklyn(2018)


NYで制作された曲たち。ジャンル分けしやすいですが、一曲ずつ個性のある楽曲が並びます。

ポップ
「ハナウタ」 「PARTY IS OVER」「FISH TACOS PARTY」「Your Song」 「SNOW SOUND 」「明日、また 」

「ハナウタ」は詩人・最果タヒさん作詞のコラボ曲。花びらのような柔らかな繊細さと優しさのある洋平さんの歌声が魅力です。
「明日、また」は爽快で夏にぴったり、このアルバムでもかなり入りやすいです。
ロック
「spit!」「アルペジオ」「Mosquito Bite」「I Don't Believe In You」「MILK」「KABUTO」

今までのロックよりもずっしりとした構えのハードロック色強めのナンバーが増えます。「spit!」「I Don't Believe In You」なんかはヘビーながらリズミカルなサビに思わずノッてしまう。
「Mosquit Bite」のアウトロでの洋平さんとまーくんのグータッチはお決まり&胸熱!「アルペジオ」も最近のライブでは常連なので、コーラス部分を覚えておくと一層楽しめます。

ブラックミュージック

「LAST MINUTE」

ブラックミュージックはシンセサイザを取り入れたSuchmosのような音楽ですね。アルバムの1曲目を飾るリードトラックです。

まとめ

私は真っ先に「ワタリドリ」「starrrrrrr」「Kick&Spin」をオススメしますが、既に知っているのであれば次に「RunAway」「city」「Adventure」「ForFreedom」をオススメします。ライブやフェスでもよく演奏しますし、PVもありますので聴きやすいです。

 最後に「もっと知りたいけど何から聴けばいいかわからない」「もう少しドロスに踏み込みたい」「ワンマンに行ってみたい」という方向けにジャンル別に曲紹介。
シャンペ時代とシングルB面含む全曲から抜粋。★は迷ったらこれから聴くといいよの印です。主にフェス・ライブでやることが多いことと、ファンの支持率が高い曲です。

フェス・ライブの予習向け
「★ワタリドリ」「★city」「★starrrrrrr」「★Adventure」「★Kick&Spin」「★RunAway」「★Dracula La」
ロックな曲
「★She's Very」「Girl In A Black Leather Jacket」「アルペジオ」
「★For Freedom」「Revolution,My Friend」「★Waitress,Waitress!」「Stimulator」「 I Don't Believe In You 」「Onion Killing Party」「You Drive Me Crazy Girl But I Don't Like You」「言え」
メロディアスな曲
「You're So Sweet & I Love You」「涙がこぼれそう」
ポップな曲
「★あまりにも素敵な夜だから」「Aoyama」「★Thunder」「明日、また」「★月色ホライズン」「Philosophy」
問答無用でカッコイイ曲
「Rise」「Kill Me If You Can」「Claw」「spit!」
変拍子・曲の緩急が激しい曲
「Da la la la」「★Cat2」「Dog3」「Buzz off!」「クソッタレな貴様らへ」「★Don't Fuck with Yoohei Kawakami」「Wanna Get Out」
静かな曲
「かえりみち」「spy」「真夜中」「Pray」「美術館」「Underconstruction」「サテライト」
ブラックミュージック
「ComeCloser」「LAST MINUTE」「In your face」
インスト曲
「★BugerQueen」「tokyo2pm36Floor」「The」
私が好きな曲
「Kick&Spin」「Travel」「Revolution,My Friend」「BugerQueen」「Swan」「Kids」「My Blueberry Morning」

「Revolution,My Friend」永遠にリクエストしてるんだけどライブで全然やらん。


「ポップス好きならこの曲ハマるだろうな」「ロック調の曲が好きならここら辺の曲は好きになりやすいかもな」と思ってジャンル分けしましたのでこれミクスチャーやんとか、どっちかと言えばロックじゃない?みたいな細かいことは置いといてください(笑)
例えばあのバンド好きだからこのバンドも好きなんじゃ無いかな?とかそういう感じです。BUMP好きならラッドも好き、ワンオク好きならマイファスもセット、みたいな。


oasis好き公言してるけど普通に川上洋平ハンパないっす。だってこれだけのジャンルの曲作るんだもん。音楽の吸収力が凄まじい。まじでどうなってるんだ。

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