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「商品をスマートに届ける」という新たな価値【MEMO】

珈琲に関するニュース/情報をインプットし、
噛み砕いてアウトプットするマガジン。
「COFFEE_MEMO_365」のマガジン記事です。

2020.6.19

【今回の引用記事】

【概要】
ユニクロ(UNIQLO)は19日、
機能性商品「エアリズム」を使用した『エアリズムマスク』の販売を開始した。
ユニクロのオンラインストアでは、一時該当ページにアクセスできない状況に。
店舗でも購入希望者が開店前から長蛇の列をつくる店が多く、一部の店頭では整理券を配布して対応しているが、
「すでに行列ができている」との情報もある。
不織布やコットンのマスクとは一線を画す“なめらかな肌ざわり”が特徴で、長時間着用しても肌ざわりの心地よさが続くとしている。
毎週50万パックを継続的に生産する計画としている。

【MEMO】
ユニクロから洗って使えるエアリズムのマスクが出るらしい。

という情報は、以前から耳にしていた方も多いと思います。
マスクが世の中から消え、外ではマスクを着けることがベーシックな世の中になり、手作りで何度も洗って使えるマスクが広がり、

マスクは消耗品から肌着になった

そんな中、
ユニクロからあの快適なエアリズムを使ったマスクが発売される。

こんな綺麗な、
「売れるに決まってるやん商品」あります?笑

そして、
行列が出来ることなんか分かり切ってる。

世の中が変わって、
今までは「賑わい」という、
むしろ場の演出効果でもあった「行列」「混雑」避けるべきものとなりました。

そんな中で、
対策を取らず「密」を促進させてしまうのは、
今の時代では残念ながらです。

しかし、
ニーズはある。
お客さんもいる。
商品は届けたい。
届けないといけない。

なのでこれからの企業や店は、
商品だけでなく、それを消費者にどうやって、

「ソーシャルディスタンスを保ちながらストレスなく届けるか」という、

届け方までデザインする必要が出来ました。

これは珈琲を扱う業種も同じです。
これから店をつくる人は、メニューや内外装のデザインだけに迷うのではなく、
届け方の設計を上手に行なわないとダメです。

そしてその届け方がスマートな店は、
それだけで付加価値が上がります。

ちなみに、
先日韓国のスタバでも景品の「サマーバッグ」配布イベントで行列を作り、感染法違反で告発されていました。
(福袋買占め問題といい、なんかスタバこの辺はちょっと甘いですね、、)

コロナの件があり、
僕も珈琲を誰かに届けるときが来たら、
ここは絶対に押さえてなくちゃいけない。

「届け方」の設計は普段から意識するようにしているのですが、今のところアイディアの卵みたいなレベルのものを書き留めておこうと思います。

キーワードは、
・事前予約
・時間差
・分散

順番に紹介すると、

事前予約
→商品を渡すより前に、購入希望者を把握し、決済を済ませておく。
数の把握も出来るので、生産数量の精度が上がるし、在庫ロスのリスクも減る。
時間差
→上の事前予約受付の時点で、商品を渡す時間(あるいは日にち)を分散させて、来客が同時間に集中するのを防ぐ。
分散
→商品を渡す場所や、さらには予約受付の段階での場所を、通常利用の場所とは分散させる。

見ての通り、
基本的に誰でも思いつくような内容だと思います。

ただ、
内容はありきたりですが、
これを無理なくお店に落とし込んだうえで、
かつ売上げや満足度も上げないといけません。

これから店をつくる人は、
事前にこの内容を頭に入れて、
それが自然に導入されつつ、
お店にもポイントが入るようにお店づくりする視点が必要です。

例えば、

「来店以外でもお客さんと情報をやり取り出来る仕組み(LINEや各種SNSの公式アカウント運営、メルマガ会員)を作り、登録を促しておく。」
→見込み客を/ファンをリスト化出来る。
→普段利用してくれているお客さんに優先的に商品の情報や事前予約のお知らせを送れるので、販売数の把握が早く知れるし、優待感も出せる。

「近所の店や地域と強い繋がりを作っておく」
→事前予約受付や受け渡しの分散場所として使わせてもらう。
→混雑回避と、分散先への集客効果でWIN-WINの関係にする。
→他ジャンル、他店との繋がりを作っておくことは今後の社会で助け合える関係の事前構築としてもリスクヘッジになる。

「振れ幅をつけた価格設定をする」
→同じ商品でも、手にする人の状況によって恩恵が変わるものであれば、同様に価格もフレキシブルにする。
→例えば、発売当日に買える価格を定価とするならば、多少情報的に鮮度が落ちる翌日、翌々日以降で購入頂ける場合は少し価格を下げて時間差に対して価値を付けるなど。
→混雑防止の時間差への協力をスムーズにし、急いでいないお客さんもお得に商品購入出来る点でWIN-WINにする。

といった感じです。

社会の変化にも対応しつつ、
かといって自らが犠牲になるのではなく、
しっかり自分にもポイントが入るように考えていきましょう◎

その前に、
それだけの売れるに決まってるやん商品を作ることも大切ですが、、、



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