ダークナイトを嫁と観ました
先日勢いに乗って視聴したjoker。
めっちゃ面白かったのでそのままの勢いで
嫁様とダークナイトを観てみることにした。
ちなみに私は未視聴、嫁様は数か月前に視聴済。
今日の映画のお供はマイルドカルディブレンドと
りんごである。しゃくしゃく。甘酸っぱい。
私はりんごを回しながら剥くのに憧れている。
嫁様はうさちゃんりんごをたまに作ってくれる。
とにかく準備万端ってワケだ。
しかし今更のダークナイトである。
噂には聞いていた。男性が選ぶ超面白い映画の
筆頭候補に上がっているとか、よく聞く話だ。
公開されたのは2008年。16年前か。
私は今宵16年間温め続けた期待を
解き放つのだ。ワクワクが止まらない。
「あぁ、やっぱりこれだよ。わたしが観たのは」
先日は嫁様がjoker観たもんね詐欺を披露したが
どうやら今回は大丈夫のようだ。安心した。
さてどんなストーリーなのだろう?
私は情報を全く仕入れないで視聴する派なので
まったく、何も、ストーリーが分からない。
そんな私が一言でダークナイトを表してみると
「光と闇の騎士のお話」
いやめっちゃファンタジーな一言感想。
火薬と暴力が当たり前のように跋扈する
危険に満ち満ちた街ゴッサムシティで
男たちの激しいアクションバトルてんこ盛り!
なんだけどやっぱりこれ、ファンタジー。
もし私が十代、二十代の頃に
ダークナイト観ていたのなら絶賛してたと思う。
強い男が悪をブッ潰す!これだけで面白いから。
その「悪をブッ潰す欲」を大変満たしてくれる。
しかもただ単にバットマンが強いわけじゃない。
オーバーテクノロジー級の科学と、頼れる仲間。
そして殆どすべてを解決する大富豪という立場。
なるほど確かにヒーローの理由付けはクリアだ。
若い男が憧れる設定が詰まりに詰まっているぞ。
ツッコミどころは数えだしたらキリがないけど
細かいことはいいのだ。爽快で痛快ならば正義。
更に魅力的でイカれた悪役joker
正義の人が悪に堕ちる衝撃展開
仲間の死、からの意外な展開と見せ場も多い。
うん、熱狂したと思う。
でも今の私はjokerの方が好きかな。
「joker」は現実と隣り合わせの作品。
「ダークナイト」はアクションファンタジー。
全くの別物なので同列に評価するのは
お門違いかもしれないけどね。
私はどうにも映画を
テンプレに当てはめて観る癖がある。
ヒーローものなら、最後はどうせ勝つだろう。
ミステリーなら、どんでん返しがあるだろう。
とかそういった感じで。とても冷めた観方だ。
その「どうせこうなるだろ?」を裏切ってくれる
作品を観たいのかもしれない。
jokerは裏切ってくれた。
ファンタジーのスピンオフ作品なのに
ファンタジーじゃない。ご都合主義展開がない。
納得できる理由付けがしっかりされている。
それでもってちゃんと面白い。凄い。やられた。
気付いたらjokerの感想になっていたけど
もちろんダークナイトも良くできた作品。
面白い「王道」が観たいならコレって感じ。
・・・
「いやあ、長かったね夫くん」
視聴を終えた感想。めっちゃ長い。
まさか2時間30分もあるとは。
しかも内容がミチミチに詰まっている。
これは見ごたえ抜群だ。しかし・・・
私は嫁様に言わねばならないことがある。
「なに?どうしたの夫くん」
観てて途中から気付いたんだけどさ
「うん」
これ、結婚する前に一人で観たことあったよ。
「今度は夫くんが観てない詐欺!?」
私たちは似たもの夫婦なのかもしれない。