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(第17回)体験授業は個別 or 集団?スタイル別の問題点

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スクール・教室ビジネスにおいて、新規来校の顧客に向けた体験授業は重要な存在です。

今回は、先生と生徒が1対1で体験を行う「個別」スタイル、生徒複数人が参加する「集団」スタイルに分け、それぞれのメリットやデメリットを解説します。

「入会率」はスクール経営の最重要指標のひとつ

プログラミング教室に限らず、スクール・教室ビジネスにおいて、新規の入会者を増やすための「新規来校者向けの体験授業」は非常に重要な存在です。

仮に新規の来校者(体験授業参加者)が50名いたとして、そこからの入会率が10%だった場合、入会者は5名。
もし入会率が50%であれば、入会者は25名となります。

これを売上で見てみると、生徒が月謝10,000円、1年間在籍してくれると仮定すると

入会率10%の場合:入会者5名 × 12ヵ月 × 月謝1万円 = 総売上 60万円
入会率50%の場合:入会者25名 × 12ヵ月 × 月謝1万円 = 総売上 300万円

となりますので、年間の売上金額で240万円の差が生まれてしまいます。

したがって、新規来校者を入会に促すための体験授業の入会率は、経営において重要なポイントだといえます。

「体験授業」は集団型?個別型?

この「新規来校者向けの体験授業」については、

1)集団型:複数人の来校者に対しセミナー形式で説明会などを行い、集団で体験授業を行う

2)個別型:一人一人の来校者に対して、日時を設定し、個別対応で説明・体験授業を行う

の2パターンが存在します。

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