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(第12回)プログラミング教室のWEB・IT活用

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プログラミング教室経営におけるWEB活用

今回はプログラミング教室の運営・経営の中で、「WEB活用」についてお伝えしたいと思います。

プログラミング教室に限らず、現在のスクール経営において「WEB」の有効活用は必要不可欠なテーマになっています。

特にプログラミング教室の場合は、利用する消費者のITリテラシーが高いため、WEB活用の重要度が高いといえます。

プログラミング教室経営におけるWEB活用の方向性としては以下のものが上げられます。

1.新規集客・販促活動
2.顧客管理・顧客とのコミュニケーション
3.FCや教材本部と加盟店間での情報共有

これらの3つのテーマについて説明していきましょう。

新規集客・販促のためのWEB活用

プログラミング教室経営において、WEBを活用しての新規集客は必要不可欠なテーマとなっています。

通常の学習塾や習い事教室の場合は、新聞折込チラシやポスティング、さらには保護者間のクチコミが、新規集客においては有効です。しかし、プログラミング教室の場合は、「商圏範囲が広い」「保護者間のクチコミがあまり期待できない」などの理由で、上記の媒体の効果が限定されます。

そこでWEBからの新規集客が重要になっているのです。

WEBを活用しての新規集客は主に「検索サイトでのSEO策」「ポータルサイト活用」「SNS活用」の3つとなります。

「検索サイトでのSEO対策」は、各検索サイトにおいて「プログラミング教室 地域名 or 駅名」で検索した時に、上位表示されるように対策をすることです。

プログラミング教室の場合、教室の特性上、商圏範囲が広く、首都圏であれば少し離れた駅の教室に通うことも珍しくありません。

商圏が広いということは、ネットを使って検索して探す消費者が多いということであり、スクール探しをしている消費者に、いち早く自教室の名前を見てもらうためにも、SEO対策が重要なのです。

「ポータルサイト活用」は、具体的には現在ですと「コエテコ」を有効活用することになります。

上述したようにスクール探しをする消費者が「プログラミング教室 地域名」などで検索をすると、現在は検索上位結果にプログラミング教室のポータルサイトである「コエテコ」が表示されることが増えてきました。

その結果、プログラミング教室探しをする消費者の多くは、一度「コエテコ」サイト内に入って、その中で自分に合ったスクールを探すという行動をする可能性が高いのです。

そのため「コエテコ」サイト内の自教室の情報を魅力的にして、そこから直接新規集客をできるようにしていくのも重要です。

最後の「SNS活用」ですが、今後はInstagramなどを使って検索をする、スクールの詳細情報を知ろうとする消費者が増えてくることが予想されます。

現状は業界のメイン顧客層である30代~40代の保護者がInstagram活用を前提としていた世代ではないので、SNSによる新規集客はまだそれほど多いわけではありませんが、今後は上記の2つと並んで重要な媒体になる可能性が高いのでチェックが必要です。

顧客管理・顧客とのコミュニケーションのためのWEB活用

プログラミング教室においては、利用者のITリテラシーが高いため、WEBを活用した高度な顧客情報管理やコミュニケーション体制をつくることが可能です。

これまで習い事教室の多くは、

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