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日曜日の夜、お決まりのルーティン。

日曜日の夜。
それは1週間で唯一、2人で締め作業をする日。

ということは普段は1人。

1人で掃除やらなんやらをすることを"大変"だと思われることも多いが、自分のペースでできるし、だれに気を使う必要もないし、ラジオを聴きながら気ままに出来るので、案外嫌いじゃない。

男湯はお前。女湯はおれ。といった具合に毎度分担して作業をするのだが、同じ量を分担するのに2人の作業スピードが全然違う。おかしいくらい違う。違いすぎてサボってるんじゃないかと疑わずにはいられないくらいに。

ということはお分かりかと思うが、
僕が遅い方である。

普段2人でやっているのならば、1人の作業量の多さに対して文句が出てくるのだろうが、普段1人でやっていると、2人になったことによって「楽になった!やったぜ!」とは素直にいかないのがなんとももどかしい。

もちろん作業量が減っていることには感謝しているが、僕が欲深いせいか次なる何かを求めてしまう。

これは人の性である。


先に終わった友人はまだ作業している僕をよそに
1人ソファーでYouTubeを見ながら待っている。

別に自分の仕事が終わっているので、
文句という文句はないのだが、なんか嫌だ。笑

この嫌には悔しさも入っている。

俺の方が丁寧に掃除してるはずなのに、報われない。
そう思ってしまう。

おおいに器が小さいと思ってもらって構わない。

だから僕は、前日のうちに出来る仕事を済ませ、
翌日の負担をなるべく軽くする作戦に出た。

安易に「手伝って」と言わなかった僕を褒めて欲しい。

よーし、今日は俺のほうが絶対に早い!
だってもう、遅い理由がないんだから!
逆にYouTube見てビックリさせたろ!

心の中でそう思っていた。


蓋を開けてみたらビックリ。

まだ俺のほうがおそいではないか!!

なんっでなん!!!笑🙄

こいつよりどうやっても早くは終われない、
勝ち負けではないが、負けを認めざるを得なかった。

イライラするおれ。


日曜日の仕事終わりには、2人でコンビニに行き、閉め終わった銭湯のなか、2人でカップラーメンをすするのが言わずもがなお決まりとして定着している。

深夜1時頃。

悪魔の時間のカップラーメンはうまい。
誰もが知ってる常識である。
いつもの3倍うまいと言っても過言ではない。

しかも今の寒い時期に暖房が消えている中で震えながら食うカップラーメンは3倍の3倍、つまりいつもの9倍うまいことになる。

9倍も美味いとなると、
気づいた頃には当たり前のように汁もなくなっている。

カップラーメンの汁は飲まない方がいい。
これも誰もが知ってる常識である。

僕も本当なら飲みたくない。
でも気づいたらなくなっているので、
これは誰にも防ぎようがないのだ。

ひょっとしたら友人に
こっそり飲まれてる説まである。

お願いだからそうであってほしい。


カップラーメンを食べ終わると、
1週間の反省会がいつの間にか始まっている。

この反省会をひとことで例えるなら修学旅行の夜。

なぜか夜にじゃべっていることに絶大なる価値を感じ、自分を縛る余計なしがらみからも解放され、先に寝たやつが負けみたいな風潮があるアレである。

実際あのとき、あの瞬間の記憶は
いまだに結構残っていることが多い。

空いたカップラーメンの容器を見つめながら、
子どもから変わらないなと少し安心する。


これからのことやイベントのはなし、2人の思い出ばなしなど話題はその日によって様々だが、調子がいい日は気づいたら2、3時間喋り倒して「もう朝やん!」てなることも稀にある。笑

夜のテンションで話せることも多いので、
僕はこの時間が好きで好きでたまらない。


ふたりでアホみたいに話をして気がつくと、さっきまで掃除でイライラしていたことなど気にならなくなっていた。


しかし、月曜日は休業日というわけではないので、
しっかり朝9時からお風呂の仕込みがある。

これはいつも僕の仕事だ。理由は単純明快で、
睡眠時間が極端に短くなる月曜日の朝は、
あいつが起きれなくて、僕は起きれるからだ。(気合い)

現在時刻は朝4時を回っている。

あいつは、午前中寝たおせる…。



くそ!!

前言撤回、やっぱりとことんムカつくやつである。




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