プログラミングができる≠職業プログラマな訳

これはズバリ、バックエンドのプログラムに言えることが多い。ここでは、Pythonを例として、なぜ、プログラムを書ける人間が、プログラマとして(いきなり)稼げないかを説明しよう。

まずは、フレームワークの問題がある。プログラミングをかけたとしても、それはpureなPythonプログラムであることが多い。一方、実際の開発案件、特にWeb系においては、ほぼほぼpureなプログラムだけで設計されることはない。DjangoやFlaskといった、フレームワークが使われている場合がほとんど。フレームワークを使うことにより、より簡単にプログラムを組むことが出来るわけだが、これはフレームワークの書き方や作法を知らないと、pureなPythonしか書いてこなかった人にとっては、かなり謎(つまり、解読できない)である場合が多い。すなわち、プログラムを書けない状態であり、プログラマとして、銭を得ることは不可能なのである。

次にチームでのプログラミング経験、ズバリいうならば、Gitである。個人でプログラミングをしていた際には、触れることが少ないと思われるGit、バージョン管理の仕組みなのだが、チームで一つのプログラムを作るとなった場合(通常、個人だけでWebプログラムを書くことは稀であるのだが….)、必ずといっていいほどGitを使うことになる。pushする、pullする、mergeする、Coflictを解消してほしい、プルリクをする。最低限この辺りのGitに関する知識は知っておかないと正直、職業プログラマとしてはキツイ。

最後は、コーディングスタイルである。要は、いかにわかりやすいコードを書くかという部分。現実には多くの場合、プログラムが動くだけではダメで、わかりやすいコーディングが求められる。これは、より上級なプログラマが、コードレビューを行うため、職業プログラマとして働くならば、マナーとして、おさえておきたいところである。Pythonは、基本的に書き方が個人ごとにばらつくことは他の言語に比べて少ないが、それでも、他者から見た際にわかりやすいコードやどういう動作をするのかがぱっと見で判断できるコードといったものが存在する。そのため、自分でプログラミング学習をする際にも、コーディングスタイルには気を使う必要はあるわけだ。

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