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功徳廻向と随喜-4話

例えば、北朝鮮が勝手に日本に対して 怒っているのならば、日本はもっと品格のある国として 物事よく分かる、立派な人間がいる国として 色んなところで、この怒り憎しみをなくすように 色々、協力してあげたり、あるいは 発表するときでも、 北朝鮮が我々に対して、敵意持っていますけれど、<私達日本人は 北朝鮮の皆 、我々の兄弟だと思っていますよ>とかね。
それは、政府の、国民の立場だよと これを繰り返し言っちゃうと 向こうは、もう止めるでしょう。バカバカらしくて 日本人が鼠だぁ…もう何とか、あれやこれやと、言っているでしょうに。 しかし、こちらの発表は、そうゆう発表になって来ると バカらしくて止める羽目になるんです。

 そうゆう訳で、理性のある人格者は 敵を作らないんです。敵が現れたら、その人々に何か問題あるんです。それを解決してあげるんです…で、解決して上げるぐらい力がなくても 例えば、人が病気になったら、もう…治療して直してあげる力は 自分にはないんだけど、 早く治して下さい。 早く治して欲しいとか?早く元気になって欲しいと云うね。
期待、希望持ったら それだけでも いいでしょう。
自分が 医者でもないし それでもお見舞いに行って「どうか早く元気になってください」とかね。 だから、我々には 敵意持っている人に対しても、そちらが問題持っているんだから、 その問題を解決するか〔問題が〕無くなった方がいいと云う。 気持ちを持つとか それは正しい考え方、それでまた言います「善行為するべきです」と。
そこで尚更、善行為したらこの功徳を皆に 回向とこの功徳によって 全ての生命が 幸福になりますようにと希望すると、もう… 物凄い立派な人間でしょう。だから、下らない宗教と云う 恐ろしい組織ではなくて、これ〔こそ〕が、我々は目指すべき精神状態でしょう。   信仰も何もいらんでしょう。だから、回向っていうのは あの… 純仏教的な考えですけど、それは仏教と云う宗教ではなくて これは心理の科学法則であって、真理なんです。どうにもならない それは、日常経験で調べても、立証できます。

善いことだと 善行為するべきだという事は当たり前、そこで それから善いことの結果が、自分で独り占めにするよりも、 それは皆で分かち合った方が よろしいと云うのは、それも当たり前であって、 我々の問題は、やった経験がないだけなんです。皆で分かち合うという事は、やってないだけ それをダメと思っているわけじゃないんですね。 善いことだと知っているんだけど…で、ストップするでしょう。そこで仏教は、ちょっとやれ(やってみろ)と… お尻を ちょっと蹴っちゃうのです。そこで、やってみたら あぁ、何の事もない 。  

 例えば、プールに入って泳ぎの練習したいと思って、あの…着替えてもう…プールの外で水が あぁ…怖い、怖いと 待っているんですね…で、何しに来たの? 泳ぎたいんだよ…という事…。
だったら、そうですか。仕様がないですねと言って 後ろから、ドカンと落ちるんですよ 。仕様がないんですね もう…それから、まぁ…じゃぁ… こうしましょう 、こうしましょうと教える事で…一回、やらなくちゃあかんですね 一回やったら、あぁなんだ…〔功徳回向は〕善い事だと 分かるんですよ。
そうゆうことで…この誰だって基本的に 善いことは独り占めにしてはいけない。分かち合うべきだとは 知っている 知っているんだけど、実行にまで行かない。私達は実行しなさいよ、と やってみなさいよ、足を上げて、一歩前に置いてくださいと それ言ったら その人は次の足も上げて、前に進むんです。はい、そうゆうことで まぁ…回向についてもそうゆう事で 自分の功徳も他人に上げてください…という事になりますね それで質問の 次のセクションとは まぁ…分かりやすく言えば、人に回向したら、その功徳は この人に入るか、入らないか、ただ友達が 困って苦しんでいて たまに自分が善行為をして、その友達にも回向をする その功徳で、友達の悩み苦しみが消える。

そこでブッダの教えって云うのは よく回向という日本語の単語ではなくて、仏教では < Anumodanā > と云う単語を使っていますね。Anumodanā と云う単語は あまり、日本語で 使わないんだけど。
あの…無理やり訳して「随喜」と云う。随喜ってどんな意味ですか、随は… 付随して喜ぶと云う事でしょうか …付随して喜ぶ、随喜と云う。
あの言葉に入れています < Anumodanā > って云うことが 大事なケースなんです。例えば日本の電力会社は 皆に電気を提供しています。全ての人々に どうぞ電気 そちら回向していますけど、我々は スイッチオンしないとね。電気は、繋がりません。

だから、回向と随喜っていう事がカップルでそれが必要なんです。

 5話へつづく
       

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