短歌 中央線 十首 35 笹塚 心琴 2018年6月13日 19:13 街中のネオンサインを消し去って残る文字こそ私の名前 泣きながら生まれてきたしこの頃は笑ってみても咎められない 通過駅に懐かしい名を見つけて頭の中で絶叫をする 繋ぐ手に嘘偽りはありません 冷や汗動悸 いいえときめき 東京をドヤ顔をして通過する中央線に宿る郷愁 いくつもの終わりを見てる線路上をなめらかに行くぼくたちの罪 歴史家が興味深いと言っていたエッグタルトの正しいレシピ 君たちの背伸びのしかたが悲しい 誰もほんとの身長じゃない 定刻を一分過ぎただけなのにいともたやすく呼吸困難 一言も誰も喋らないライナー 乗り違えたか天国行きか #短歌 #note短歌部 ダウンロード copy #短歌 #note短歌部 35 記事をお読みくださり、ありがとうございます!もしサポートいただけましたら、今後の創作のための取材費や、美味しいコーヒータイムの資金にいたします(*‘ω‘ *) サポート