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小6の息子と本をおすすめしあう関係

私は子どもが1歳半のころから公務員として激務をこなしていました。

子どもが就寝するまでに帰宅することができた日は
必ず1冊は絵本を読み聞かせして、寝かしつけました。

この読み聞かせがこの子の将来の力になると信じて
義務のような気持ちで続けていました。

いよいよ本格的に仕事が忙しくなってくると、
帰宅できるのは早くても10時を過ぎ
朝しか子どもの顔を見られない日が続くようになりました。

私はひらがなだけを使い、子どもに手紙を書きました。
しばらくすると、子どもはひらがなを読めるようになりました。

もう少したつと、子どもが置き手紙を書いてくれるようになりました。

そのうち小学生になり、入学前にひらがなを教えなくても
ひらがなは全て書けるようになっていました。

気がついたら、息子は学年で1・2を争うほど本をたくさん読むようになっていました。


一時期、ゲームに夢中になり中毒のようになっている時期がありました。
ゲームの時間を制限しても、情緒がおかしくなってしまいました。

息子には「ゲームとうまく付き合っていけるように練習しよう」といい
「ルール」は「ゲームとちょうどいい距離感を身に着けるため」にあるということを説明しました。

禁止するだけで娯楽がないのがいけないんだと思い、
図書館で週に2回大量の本を借りてきて机の上に置くようにしました。

おかげさまで息子の好きな分野を知りました。
図書館のおすすめの本に夢中になってくれていると嬉しく思ったりもしました。

そういうことを繰り返すうち、私がすすめた本の感想を伝えてくれるようになり、
図書館で「好きな本を数冊選んで持ってきて」というと
息子から私へおすすめの本を紹介してくれるようになってきました。


つい先日、小学校6年生になった息子がおすすめしてくれた本は
和菓子の美しい写真の本でした。

季節や行事に合わせ、趣が変わっていくお菓子と茶道具の取り合わせが紹介されており
細やかな気遣いや、それぞれの美しさ・季節感を感じるような一冊でした。

私が勧めた本で息子が気に入ったのは「夜回り猫」
四コマ漫画ですが様々な人の人生が垣間見え、あたたかさや救いがほんの少しあるところが気に入ってくれたようです。

息子は、科学、ジビエ、料理の本が好きです。
優しい物語も好きです。

「大きな古時計」の歌詞を見て、涙するようなこころを持っています。

こういう感受性を育てたのは、本のおかげかなぁと思うのです。

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