1年後「天理教の教会長」になるお君

1年後、父の後を継ぎ、天理教の教会長になることになった。 後継者として、この1年間の…

1年後「天理教の教会長」になるお君

1年後、父の後を継ぎ、天理教の教会長になることになった。 後継者として、この1年間の希望と苦悩と伏せ込みの日々を備忘録として遺します。 出来れば毎日ひとことはなし。 #天理教 #後継者 #陽気ぐらし #伏せ込み #ひとことはなし #天理 #毎日note

最近の記事

物は大切に (ひとことはなし4)

物を大切にするということは、ただ丁寧に扱うというだけではない。 その物の正しい使い方をするという事だ。 お箸は、ご飯を食べる物。 包丁は、食べ物を切るもの。 鉛筆は字を書くもの。 バットはボールを叩くもの。 では、この手は、何のためにあるのか? きっと、傷つけるためではない。 どんな物にも、正しい使い方があって、その通りに使っていれば、豊かで幸せな日々を創る、大切なアイテムになる。 天理教の教祖、 中山みき様は、 と、優しくお愉し下さった。 生かして使う。

    • テレビの故障 (ひとことはなし3)

      以前、リビングのテレビが突然映らなくなるという大事件が起きた。 電源は確かに入っているのだが、映像がさっぱり映らない。 「なんだこりゃ?もうダメだ。」 短気な親父がテレビをバンバンやっている。 が、何度やっても映らない。 うんともすんとも言わない。 親父はすぐに買い換えろと言う。 「まぁ、待って。ちょっと調べるから。」と、テレビを壊す勢いの親父をなだめ、ネットで調べてみたが、修理にはだいぶ費用がかかるらしい。 まぁ、結構古いし仕方ないかなぁ〜と思いながら色々と調べ続

      • 祈りの深度 (ひとことはなし2)

        3月11日。 私の街でも、サイレンと共に、黙祷の放送が鳴り響き、祈りが捧げられた。 あの大震災から11年。月日が経つのは、早いものである。 数年前の同じ日、忘れられない出来事があった。 子供をベビーカーに乗せ散歩していた妻は、自転車をこぐ1人の小学生(おそらく低学年)とすれ違った。 そして、間もなく、今日と同じようにサイレンが鳴り響いた。 黙祷をしていた妻が何気なく振り返ると、そこには、アスファルトの歩道に自転車を止め、地べたに正座をして、手を合わせる少年の姿があっ

        • 声は肥(ひとことはなし1)

          「帽子、いいですね」 今日、デイケアのおばあちゃんを迎えに行った際に、その方の娘さんから言われた一言。そのたった一言で浮足立つ私は、今から約一年後、天理教の教会長になる。 因みに、その娘さんは、私の親と言っても通るくらいの年代である…まぁ、いわゆる、おばちゃんである。それでも、そのたった一言で浮足立つ私は、今から約一年後、天理教の教会長になる。 天理教には、「声は肥」という言葉がある。 言葉は、肥料なのである。 言葉は栄養になる。そして、心を作る。 相手を喜ばす、

        物は大切に (ひとことはなし4)