cocoromiso

鹿児島県最北端の長島で麦味噌cocoromisoの製造・販売。 石元淳平醸造 代表 石…

cocoromiso

鹿児島県最北端の長島で麦味噌cocoromisoの製造・販売。 石元淳平醸造 代表 石元淳平

最近の記事

故郷の価値になりたい。

2016年6月に会社名「石元淳平醸造」商品名「cocoromiso」で味噌屋さんを立ち上げました。 最初の半年は数個、1年経っても数えられる位しか売れなかったです。 理由は石元淳平って誰?cocoromisoって味噌?それなのに一切営業をしない。 売れるわけがないです。 僕石元淳平を知ってもらうための活動をのなかで「味噌作ってるんだね!買ってみるね!」そんな感じでcocoromisoは広がってきました。 石元淳平醸造のある鹿児島県長島町内または、県外の食の企画に参加させて頂い

    • 常識よりも大切な事。

      味噌屋の二代目、三代目でもない僕は当然、大学や専門学校に行って醸造学を学ぶ必要がなかったので、独立すると決めた3年前はそんな学歴だったり味噌屋になる為に仕込み以外での常識、例えば組合に入るとか、味噌の流通の常識、味噌屋さんとの繋がり等、全く常識が無いままでの独立でした。 そんな常識を恐れるよりも自分の味噌を作る!という気持ちが強かった。 醸造会社に勤めていた7年間、独立を考え始めた頃には会社にあった味噌に関する本を読みまくりました。100年位続く味噌屋だったので、字が昔の

      • 生産地の生産者のプライド

        全国の生産量は1000t前後で、生産地は全国の70%を占める三重県をはじめ、福島、静岡、愛知、徳島、高知、愛媛、長崎、鹿児島などの地域があります。 石元淳平醸造を立ち上げると同じ時期に家業のあおさの養殖の跡を継ぎました。全国の生産量の1割も満たないあおさの養殖をしている鹿児島県長島の海「長島海峡」は日本三大急潮の1つとなっており特徴は干満の差が激しく時間帯によっては海全体が激流になります。そんなところで作られるあおさは根がしっかりとしており色も濃ゆくあおさの命でもある香りが抜

        • 海と繋がるcocoromisoだからこそ。

          10数年前に故郷で生きていきたい!と思いUターンしてきた時、実家の家業の漁業を手伝う事もできたけど、自分の力で家族を養う為、醸造会社に就職し今独立し3年過ぎました。 独立と同時に家業も継ぎ、今の生活は朝は定置網漁、それが終わると味噌の仕事って感じです。味噌屋と漁師を行ったり来たりしてます。 毎日、海に出て漁をしていると多くのゴミに遭遇します。ナイロン袋やペットボトルは本当によく見ます。 大漁だったある日、魚達に混ざってcocoromisoの容器によく似たプラスチックの容器が

        故郷の価値になりたい。

          味噌を作る理由。

          小さい頃の夢はパイロットでした。鹿児島県長島町の人口500人程度の小さな島「諸浦島」で生まれ育った僕は島の上空を飛ぶ飛行機に強い憧れを抱き専門の高校に進学しました。しかし現実は厳しく憧れだけでは夢は叶わない追えば追うほどパイロットへの道が嫌いになってました。(今でも憧れてます笑) 夢を諦めた僕は、電気メーカーに就職し鹿児島を離れて働いてました。 結婚して子供を授かり10年が経った頃、故郷に帰ることを決意。 そこから味噌醸造会社を立ち上げるまで8年かかります。 家族を養うために

          味噌を作る理由。