見出し画像

2月3日 ゴミを拾わない話

よい顔の黒猫(↑)

今朝、朝食中、床に落ちていたゴミに気がついた子どもに拾って、と言ったら「なんで自分が」と口ごたえされました。
小さな黒いゴミ。多分朝食のアジみりん焼きの尻尾のお焦げ。誰が落としたのかはわからない。
ゴミを落としたのが自分じゃないから自分が拾わなくていいという理屈…?

私は言いました。「あんた戦争嫌い?」「ゴミひとつ拾ったら戦争がひとつ減るって知ってる?」「スイッチみたいに消えるんじゃないよ。みんな繋がってるって話。社会学でも言われてる。片手で拾えるようなゴミでしょ、気がついた人が捨てるんだよ。小さいことが世界に繋がってるんだよ。自分じゃないから、いや捨てなよ、だったら自分が、って言い争いになるじゃん。同じことを国がやると戦争になるんだよ。わかんない?」

ぶつぶつ言う子ども。
「あんたって言ったらダメなのに…」「そんなわけないじゃん…」「わかるもわからんも、首かしげただけ…」

「わからないなら、黙って拾って!」

だってそうだよ。国民が選んだ人が国のことを決めてるんだよ。ゴミを拾わない人の代表がゴミを拾う?小さいことが大事なんだよ。
まあ、そうなんだけど。。
私の幼少期、ごはんを残したら「バングラデシュの子どもたちのことを思え!」と怒鳴りつけた父親を思い出します。は?なんで??って思った記憶。。

皆さん、これが世代間連鎖です。(ほんと?)
子育てとはかくも突然に、不用意に課題がつきつけられるのです。考える暇もなく回答を出さねば子どもを躾けるタイミングと親の威厳(そんなものあるのか?と思っていても)同時に失うチャンスが不意にやってきます。親たちには自分の経験データしかありません。幼少期の記憶は人の奥深くにインプットされていて、不意に出るものなのです。大袈裟?いや、こんなことの積み重ね。ゴミを拾うって話に目くじら立てて戦争を出してしまいました。はあ。。。(ため息)
おおらかな母性がほしい。。。

夫は貝になっています。

一番凹むのは、自分がそんな偉そうなことが言える立派な人間でも何でもないからです。9歳になったばかり、脳の臨界期を迎える子供にどう刻まれるのか不安でなりません。

空き缶をひとつ拾えば戦争がひとつ減るって、誰が言ってたっけ〜〜〜汗
少し落ち込みながら忙しい週のはじまりです。

猫は罪もなく今日もかわいいです。

がんばりましょう〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?