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2月12日 意外なことに繋がる話

自慢の目やにが出ている?黒猫です…(↑)

何かの活動が思わぬところで繋がることってありますね。
私はイラストレーターとしての作品を水彩のアナログでずっと描いてきたけど、出産を機にドローイングにも力を入れるようになりました。
なぜなら、集中できる時間が極端に少なくなったからです。それまでは起きている時間をほとんど自分のものとして活動できましたが、産後は一変。育児ワンオペで許される時間は想像以上に制限され、無理をして対応していましたが小さな命と引き換えにできるわけもなく自分が全てを変えることを余儀なくされました。生活も、仕事も、大袈裟でなく人格すら。

言うまでもなく水彩は絵の具の量と水分量と乾く速度で表現が変わります。絵を描く時はそのことだけを考えて、着地点を予想しつつ出てくるものに対応して紙に向かい続ける、深い集中を必要とする作業。育児と両立、無理だよ。。

しかし、絵を描くことは私の一部。フリーランスゆえきっぱり休むことも怖くてできず。打開策として始めたのがドローイングです。鉛筆やペンを使えば細切れの時間で、言ってしまえば中断されても再開できるから。
道具を模索する中、カラーのシャープペンシルのことを知り、作品を増やすことと手を動かすことが目的で、描く対象は、育児を通して生きることや生命について考えることが増えたり、絵を描く上で形も色も何もかもが自然のものに叶わない…そんな思いもあって根っこのあるもの、植物や野菜や花に惹かれてrootsというシリーズとして描くことにしました。

長くなりましたが、何が言いたいのかというと、先日、この描き方で仕事のご依頼をいただいたのです。何でもやってみると、想像を超えたことに繋がることがあるんだな、と。

自分では私は水彩だと思っていたのでとても意外。そしてこれはブランディングという視点で考えるとどうなんだろう?でもそんな考えを吹き飛ばすほど、見ていてくれて、しかもいいと思ってくださった人がいることが嬉しくて、もちろん即答しました。

今、新人のようにドキドキしながら制作を進めています。

がんばりましょう〜

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