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No,001 「波」



寄せては返す「波」。

その動きは「愛」そのものだ。

あるときは優しく、
あるときは大きなちからで、
すべてを包む。

「波」は「愛」だ。

すべてを包む「こころ」がある。

結果的な効率性や採算性が優先されるこの時代。

ほんとうは、過程の中で、
はじめて僕たちは自分の存在と出会う。

結果とプロセス、この関係性は、
見るものと見られるものの関係を生む。

その関係は、いずれ自分自身、
そして、自身の身鏡となり、
「我」と「汝」の関係性に発展する。

「自分を扱うように他人(ひと)を扱う」

まさしくそれは、自分自身が「己」を通して、
自己を見つめ、その見つめた景色が
他人に伝わっていくものだと感じる。

その風景は、原風景としてこころの中にあり、
結果だけを見取った景色ではないはずだ。

自らのこころの中に描く風景が、
清らかな水の流れや、
澄み切った空、
梢を渡る風、
そのような清々しい景色であれば、
少なからず気持ちも整う。

そして、実質的な環境も大切。

だから、身の回りのこと、
整理、整頓、清掃、清潔、
そして習慣化に結び付けること、
これも大切だ。

その習慣を身に付けよう。
すべてを「波」は寛容に包み込む。

今日も良い一日でありますよう。

合掌。

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絵の解説

「こころの浜辺」に寄せては返す心模様が映り込む。冷静であろうとする心、温かくあろうとする心。そこに打ち寄せる「波」は、水面下では全てが繫がっている。しかし、見ることができる「波」はその現れの一部に過ぎない。感情も視点と同じで、様々な情景を同時に味わうことはできない。


つづく












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