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学生エンジニアだった僕が、未経験から独学で経験を積み、新卒デザイナーとしてクックパッドに入社した話

本記事は、誰もがデザイナーになれるコミュニティ「Cocoda!」が、現在掲載中のクックパッド2020年新卒デザイナー向けコラボお題の派生企画として、クックパッドで2019年4月より新卒デザイナーとして働いている茅島さんにインタビューを行なったものです。(written by ココディー)

茅島さん(以降 茅):
はじめまして、茅島と申します。

クックパッドにデザイナーとして新卒で入社して今日が2日目になります。(取材日は4/2)

ココディー(以降 コ):
はじめまして、Cocoda!のココディーと申します。

今回は、Cocoda!にクックパッドから2020年新卒の方に向けたお題を出していることもあって、独学でデザインの経験を積み、デザイナーとしてクックパッドに入社した茅島さんから、どういう流れで学習したのか・入社に至ったのかなどお伺いして、今学生で進路を考えているデザイナーの方の参考になるような記事を書ければと思っております。

早速ですが、茅島さんのプロフィールを簡単にお伺いできますか?


茅:

僕はクックパッドで半年間デザイナーとしてアルバイトをした後、2019年4月に新入社員として入社しました。

デザイナーという職種と意識したのは、実は結構最近です。


コ:
最初はエンジニアとして活動されていたと伺ったのですが、プログラミングに興味を持ったのはなぜなんでしょうか? 


茅:
中学生のときにiPhone4を手にしてから、アプリを作れるようになりたいと思い、情報科の高校に進学しました。しかし、実際にはアプリを作る勉強は出来ませんでした。

そこで、サムスン電子ジャパン、早稲田大学エクステンションセンターと角川アスキー総合研究所が提携し開設した、Tech Institute アプリ開発者養成講座を受講し、半年の間週3日プログラミングの勉強をしていました。受講者のほとんどが大学生で、高校生は自分を含め数名でした。

そこでアプリ開発のスキルを習得し、その後ライフイズテック株式会社でプログラミング教育のアルバイトを始めました。 


コ:
それからデザインに関心を持つことになったのはどういった流れなのでしょうか?


茅:
大学時代はライフイズテック株式会社を含めエンジニアとして複数のインターンを経験したり、自分でアプリを作っていました。そうすると、どうしてもデザインをやらざるを得ない環境になり、徐々に面白いと感じるようになりました。

それから、プロダクトデザイン系の制作会社でインターンをしてみたのですが、やはりUIデザインを学びたいと思い、クックパッドのデザイナーインターンを見つけて応募し、参加しました。

大学は経営情報学部なので、デザインを学ぶことはほぼなく、独学でアプリのデザインを作っていたのですが、クックパッドのインターンで初めてプロのUIデザイナーの方にレビューをもらい、改めてデザインって面白い!と感じました。

見た目を作る前に、ユーザーファーストの視点を持って物事を捉え、本当にユーザーが使うためにはどういうデザインにすべきか等を考えながら、本当に伝わるデザインを作っていくという過程が面白くて、更にデザインへの興味が強くなりました。


コ:
なるほど。ただその時はデザイナーになるとは思っていなかったんですよね?その後、デザイナーになろうと思ったのはどういう流れなのでしょう? 


茅:
インターン後も、自分で身の回りの人に向けたアプリを作ってみたり、アルバイトをしていて忙しかったため、自発的な就活は活発にはしていませんでした。それでも、いくつかの会社からありがたいことに内定を頂きました。しかし、いただいた内定はどれもエンジニア職で、自分はエンジニアとして働くのかな、と何となく思っていました。

同時期に、クックパッドのデザイナーインターンに同期として参加した友人と話す機会があったんです。

そこでエンジニアとしての内定をもらったという話をしたら、「デザイナーの道は諦めるの?」と言われてしまって。

それを機にデザインに強い興味を抱いていたことを再度思い出し、キャリアについて考え直してみたんです。自分はエンジニアになりたいという職種への気持ちというよりも、誰かの課題を解決したいという気持ちが大きく、エンジニアとしてのスキルを持っている自分が、デザインもできるようになったら最強だなと思うようになって。

クックパッドの担当者に相談してみたところ、プログラミングもデザインも両方できる環境があることを教えていただき、翌日新卒デザイナー採用にエントリーしました。

コ:
今までデザイナーとしては未経験な中で、その道を選ぶ不安とかはなかったんでしょうか?

茅:
デザイナーになるべきだと思ったあとの決断でしたので、不安などはありませんでした。プログラミングだけをしていた自分がデザインもできたら、作ったプロダクトがどう見え、どう動くのか分かるようになりますし、プロダクトの作り手として魅力的だなと思いました。


それに、デザインが好きというのをプロダクトデザインの制作会社で働いている時やインターン中に実感していました。
人が困っていることや辛いことを、解決するのが好きで、そういうことが出来るのがデザインだと思っています。デザインがあればもっと速くサービスを作れますし、よりユーザーにとって意味のあるものが作れるということをクックパッドのインターンでも感じました。
とはいえ、デザインもプログラミングも作りたいものを作るための手段であって、それを扱えるようになることが大切だと思っています。


コ:
良いですね。そのような思いを持って、クックパッドに内定をもらって、その後はどうされていたんでしょうか?


茅:
クックパッドに内定をいただいてからは、内定者アルバイトとして働いていました。

最初はデザインスプリントという、5日間でサービスを作る、というような新規サービスを考える際のフレームワークがあり、参加しました。そうしたら役員の方たちも多くいて、頭の回転の速さや、ユーザーへの目線を常に持ち続けてサービスを作る姿勢に圧倒されました。

その後は、新規サービスのLPや、After Effectsでアニメーションを作るといったデザイン業務に取り組みました。
それからは、新規サービスの設計をメインで行い、プロトタイプを作っては、ユーザーインタビューの結果を踏まえて改善をするという日々を送りました。


コ:
もはや社員のような働きをされていますが(笑)
そういうどんどん役割が変わる中で、どういう心持ちで臨んだとかありますか?悩みはあったんでしょうか? 

茅:
興味のあることばかりやっていたので、特に悩みはなく、面白かったです。
内定者アルバイトを始める際に、自分が入社した後するような経験も先にやりたいと話していたので、 そこに合わせていろんな仕事を担当させてもらいました。

また、自分でアプリを作っていた時と違い、クックパッドでは実際にリリースされて多くのユーザーがいるサービスのデザインをするとか、これからまさに立ち上がるぞ、というタイミングのサービスのデザインをしていて、それがすごく面白かったです。
自分だけの考えで作ったアプリではなくて、ユーザーに合わせたデザインをやっていくのは面白いなと思いました。


コ:

そういったデザインをするのは、やっぱり難しかったですか?


茅:
難しかったです……めちゃめちゃ難しかったです。デザインの意味自体を考えることを、働いてみるまであまりやっていなかったので、課題解決としてのデザインは、クックパッドのインターンや内定者アルバイトを始めてから知りました。
今まで自分がサービスを作っていた時と比較して、クックパッドは課題解決への意識がとても強くて。

ユーザーの課題をどう解決するのか?ということに向けたデザインのレビューを先輩社員の方がしてくれたりと、見た目というよりも、ユーザーがどう使うのか?なぜ良いと感じるのか?という考え方を学びました。
すごく衝撃を受けましたし、そういう考え方はとてもいいなと思いました。


コ:
そういった経験の中で、エンジニアをしていた時と、今デザイナーをしている中で、どういう違いを感じているのか教えて欲しいです。


茅:
もちろん、エンジニアがいなければ実際に使えるサービスは開発できないのですが、デザインの良いところは見た目を検証する上で必要なプロトタイプをより早く多く作成することができ、サービスの改善をしていけるところがいいと思います。

コ:
そういう広い視点に目線がいくようになったのはとても良いですね。


茅:

クックパッドのデザイナーって、僕に限らずなのですが、誰かの課題解決をしている時に喜びを感じる人が多いですし、課題解決への意識がめちゃくちゃ強いんですよね。デザインとか技術は、あくまで手段と考えている人がすごく多いです。

コードが書けるデザイナーも何人かいますし、デザインをきれいに作るのが好きというよりは、課題解決やサービスづくりが好きだという人が多いように思います。もちろんグラフィックもしっかりやりますよ。

ユーザーインタビューなども職種問わずやりますし、最初はコードを書く必要がないと判断したときは、スプレッドシートでプロトタイプを作るといったこともやります。

デザイナーだから、エンジニアだから、というよりもっと広い視点を持てるようになったと感じています。


コ:
めちゃくちゃ良い環境ですね。そんな風に、ありとあらゆる手法で課題解決に取り組めるみたいな考え方でいれることはすごく良いなと思います。
その中で茅島さんは、どういうデザインがしたい、って思うんでしょうか。

茅:
結局ユーザーが一番最初に見るのって、デザインじゃないですか。一番最初に見た時に効果的に伝えられないと、そのサービスの構造がどれだけ良くても、デザインが適切でなかっただけでそもそも使われないこともあります。

解決したい課題を変えられるようなものだったとしても、結果的に伝わらないと意味がありません。そこはデザインの重要なところだと思うので、本当に課題を解決しきるために、誰もが最初に見た時「良いな」と思うようなデザインを作りたいです。


コ:
ありがとうございます。クックパッドの中で、これからどう成長していきたいとかありますか?

茅:
デザイナーとして、もっと能力を上げたいです。
デザイナーは、取り出せる引き出しが多いかどうかが能力値に大きく影響すると思います。

もちろんツールの使い方とかもそうですが、どれだけ、これまでプロダクトを作ってきて、どれだけ良いデザインを知っているかといったことも、デザインを作る上で重要です。

ですので、やり続けないと浅い引き出しの中からデザインすることになってしまうと考え、たくさんデザインして力を付けたいなと思っています。

コ:
デザインとプログラミングを進めていって、これからどういう存在になりたいのでしょうか?

茅:
柔軟な対応力を持った人になりたいです。
デザインだけを見ることができたり、作れるだけではなく、どちらかというと広い目線で色々なものを見れる柔軟な人になりたいと思います。

これまでも自分がやりたいと思うことをとりあえずやってみる中で好きなものを見つけてきましたし、力がついていったので、その姿勢のまま色々なことが出来るようになりたいです。

知らないと何も判断できないはずなので、自分にはできないだろうと考えず、とりあえずやってみたいです。やってみると楽しいし、「やれば、なんとかなる」と思っています。

コ:
ありがとうございます。最後に、今就職活動をしていたり、デザインでチャレンジしてみたいと思っている方に対してメッセージがあればお願いします。


茅:
自分の知識がないうちに自分の限界を決めてしまってる人や、「自分は向いてないから」と、やったこともないことを諦めている人には、自分の限界値を決めるのではなく、まずやってみるという姿勢がすごく重要だと思います。


コ:
ありがとうございます、とても良い考え方だと思います。僕も頑張りたいなと思いました。
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⚪️お知らせ:新卒でデザイナー就職を考えている方へ⚪️

クックパッドでは現在、2020年卒の新卒デザイナーを募集しています。

それに伴って、Cocoda!で、アプリデザインのお題を提出すると、必ずフィードバックがもらえ、良いデザインであれば一部の新卒採用の選考をスキップできるコラボ企画を実施しています。

就職に向けて自分の足りないところが分かり、クックパッドの選考も一部スキップして受けることができます。

今回のインタビューでクックパッドに少しでも興味を持った方は、こちらから是非是非お題にチャレンジしてみてください👇(提出期限2019年6月15日まで)


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