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日本のコロナ対策も優秀であるが、何よりも日本人の国民性が素晴らしい!

日本はロックダウンもせず、韓国などのように政府がプライバシーを侵害してまで国民の情報を吸い上げることもせず、緊急事態宣言の発出という国民に対して「要請」をするのみで、新型コロナウイルスの第一派に対峙し、押さえ込みました。これは日本人の国民性によるところが大きいです。日本と海外の事情の差は何なのでしょうか。

「うつらない、うつさない」が徹底している日本国民

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海外では、少し新型コロナウイルスの感染が収まったので、規制を緩和したところ、もうマスクはしない、ソーシャルディスタンスは気にしないなどで若者が乱痴気騒ぎをしているというニュースをよく見聞きしますが、日本でも20代、30代は気が緩んで新型コロナウイルス感染が現在、急増しています。

しかし、例えば東京では、小池百合子都知事に名指しされた新宿などの「夜の街」で働く人たちは都の要請で、積極的にPCR検査を受けました。それにより、現在、新型コロナウイルスの感染者は一見、急増したように見えますが、これはピンポイントでPCR検査を行ったためです。

しかし、海外ではそうはいきません。「要請」では乱痴気騒ぎをしている若者を始め、あらゆる層の人々は個人の自由が何よりも優先し、強制しなければ、乱痴気騒ぎは止めないでしょうし、再び新型コロナウイルス感染者の急増に見舞われ、実際そうなっています。

再び、海外では罰則付きの規制をかけて新型コロナウイルスを押さえ込もうとしています。しかし、日本では批判はありますが、「要請」でこの難局を再び乗り越えようとしています。これは日本では個人の自由よりも「他人に迷惑をかけない」ということが誰にとっても親から教えられており、新型コロナウイルスに対して「うつらない、うつさない」が徹底しているのです。

マスクをするのが当たり前の日本

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海外からのニュースを見ると、マスクをするのが大きなネックになっているようです。なぜマスクをするのを嫌がるのかは、これまた個人の自由が何よりも優先するからのようで、例えば米国で黒人の人権問題でデモに参加していた人たちはマスクをしている人よりもマスクをしていない人たちの方が多かったように見えました。

これでは米国の感染爆発は収まるようには思えません。そのために、海外ではロックダウンをして強制的に自由を制限しなければならないのです。また、韓国などのように個人のプライバシーはないかの如くに政府が個人情報を全て把握し、あたかも新型コロナウイルスにかこつけて超管理社会へ突き進んでいるような社会システムを日本人は最も嫌います。

そして、日本では、新型コロナウイルスが流行る以前から海外から馬鹿にされようがエチケットとしてマスクをするのは当然のこととして定着していました。

個人よりも「世間」が優先する日本社会の強み

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新型コロナウイルスという非常事態で個人の自由を謳歌していた欧米社会はいずれも新型コロナウイルス感染者も死者数も日本とは桁が違うほどに多数に上っています。米国では今もって新型コロナウイルスの収束は全く見通せない状況が続いています。

また、中国や韓国などの国では個人のプライバシーは無視する形で国が個人情報を吸い上げて新型コロナウイルスの感染を今のところ押さえ込んでいますが、その超管理社会は日本では受け容れられません。

そこで、日本では政府にいわれずとも「3密」を避けて、手洗い、マスクの着用が徹底しています。これは自分が新型コロナウイルスに感染しないということもありますが、それ以上に大きいのは他人に対して新型ウイルスをうつさないためにそうしているということです。日本は「村社会」だからと揶揄する向きもありますが、他人に新型コロナウイルスを、もしうつすようなことがあれば、「世間」に対して申し訳が立たないという「恥」の文化が今も脈々と息づいているのです。

このことはこの非常時には大変な強みとして作用し、政府はこのことにより国民に全幅の信頼を置くことが出来るために、日本では「要請」で多大な効果が出るのです。

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