和音美桜

宝塚歌劇団を退団後、ミュージカル『レ・ミゼラブル』ファンティーヌ役など舞台俳優として2…

和音美桜

宝塚歌劇団を退団後、ミュージカル『レ・ミゼラブル』ファンティーヌ役など舞台俳優として20年。今は一児の母業中心。ミュージカル界の底上げが目標!です。https://instagram.com/miou_kazune?r=nametag

最近の記事

命を全うするということ

noteにも何度か書いているが、 1年半ほど前に義母を見送り 最期は在宅でのケアを選択したので、本当に近くで“いのち”を見させて貰った。 自分の幼少期に祖父や近い親戚を亡くす経験はしていたけれど、その頃は[少し怖い]が先立って、本当の意味では“死”と向き合えなかった。 それが、義母の時に初めて 母親の最期と真正面から向き合う夫を間近で見て、見させて貰って、 人が最後の最期に自分の心の中に残せるものは やっぱり“愛”しかないのだと。 他に言葉が見つからないから“愛”としか

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    • 新年度

      私にとってそうだったのか記憶は曖昧だけれど ワガコにとっての新年度は楽しみで楽しみで仕方ないらしい。 「あと何日寝たら○○組(年中)さん?」 が最近まで毎日続いた決まり文句。 1学年1クラスだけの幼稚園だから組替えがある訳でもないのだけれど、それはそれは楽しそうにルンルンしている。 なんて素敵なワクワクなんだろう 長いこと、世の中の区切りと縁遠く暮らしてきてしまった私は ワガコがうちに来てくれたことで 色んな区切りや、季節毎の行事を改めて勉強させて貰っている気がする

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      • 旅立ちや変化の時

        卒業、卒園、そしてもうそろそろの新年度。 そして今日、3月20日は春分の日でもあり 宇宙元旦と言われるひとつの区切りの日だそうな。 我が家も、昨日からワガコの春休みが始まり 自分のコンサートもあと4日?となり 夫は舞台公演の真っ最中で、その後各地方への出張もある。 何だか色々のペースを改めて作り直すべき時なのかな?と思う日々を過ごしております。 色んなことを一旦リセットしながら、新しく組み直し、より良きやり方を見つけていく。 変化をする、変化させることって とても体力

        • 目の前にいる人を大切に出来る人間になれる日

          私は昔から自己中心的で、白黒もハッキリさせたいタイプ。自分の価値観と合わないモノは近付けないように上手く距離を取るし、昔からしつこい人や距離感が近い人(精神面で)が苦手でドン引きしてしまう。 もちろん私が感じているその人との距離感と合致している場合は全く問題ない。 ただ、私が感じているソレと合わない場合は、何なら怒りすら感じていた。 誹謗中傷にめっぽう弱く 宝塚時代には容姿の事や華がないと言われた事 その後も、良かれと思ってブログに書いていた舞台裏のことを ただの自慢で嫌味

        命を全うするということ

          はじめて。は、いつまで経ってもいっぱいあるから面白い。

          先日、ワガコにとって初めての[サーカス]を観に行ったのです。 絵本でしか見たことのなかった[サーカス]に 「ライオンさんが火のなかとおるからこわいー」 と尻込みしていたワガコさん。 絵本の力の凄さも思い知りましたが 笑 何とか気持ちをのせて会場へ。 予想以上の行列に親の方がワタワタしてしまいましたが、ワガコは列の前後になった同い年の女の子と一瞬で仲良しになり、一緒に見ることに。 彼女のおかげもあって、少しの暗転で若干怖がりはしたものの、全楽しんでくれたようで 見終わっ

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          はじめて。は、いつまで経ってもいっぱいあるから面白い。

          心と身体のために

          2月が始まり カレンダーを新しいページにすると 何故か空気が変わる気がする私はやはり少し変わっているのかな? 何が変わったでもないと言えばないけれど 何かが変わったと言えばそんな気もする。 そんな、どちらか一方が正解、正しい、じゃない世界が 最近私の周りでは広がっているような、、 そんな世界だったら 小さな、たったひとつの間違いや失敗で 人を責めて(攻めて)見えなくなるまで潰したりすることもなくなるような

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          心と身体のために

          私の近くの 天使

          昨年末 12月中旬頃から 家族の体調不良をきっかけに私もまんまと体調を崩し なかなか治らない日々、、なんなら良くなっていくというより 良くなったか?と思わせておいて悪くなる、、の波。 40代になったからかなぁ〜 でも、やっぱり体調は崩したくないなぁ〜〜 と深く心に刻んだ年末年始。 食と、睡眠の質と、身体を動かすこと に重点をおいて1月、過ごしておりますが 皆さんはお元気にお過ごしですか? 朝のお弁当作り〜ワガコが起きてくるまでの時間や、 幼稚園のお迎えまでの空き時間に

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          私の近くの 天使

          29年。少し熱くなってしまってますが、、、

          小学校5年生の時、大阪で被災した 阪神淡路大震災から 29年という月日が流れ これだけの年月が流れると思い出す人や、報道される事も減り それは、当たり前のことなのだけれど 当たり前だけではいけなくて。 今回の能登の地震に何か活かせたのか、、自問自答の今日という日。 無駄に暗く重い雰囲気になるのも何か違う気がして いつも以上にワガコとの時間をみっちり贅沢めに過ごしてみた。

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          29年。少し熱くなってしまってますが、、、

          滞っておりました。

          2023年 12月の後半から 2024年 年明けしばらくの間 世の中でも、沢山の事が起こり 驚きを隠せない年明けとなった2024年ですが 個人的に、全くのプライベートでも 一気に数年経ったかのような出来事を体験し 本当に、今日の今日までどこか違う次元に行っていたような気がします。 それほどに自分にとって不思議な、、深い、、この約1ヶ月で Instagramは更新出来ても、noteに手をつけられずにいました。。 毎週1回は更新しよう、と思っていたら 宝塚歌劇団の

          滞っておりました。

          深淵をのぞくとき、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。ニーチェ

          急に冬らしくなってきたと思っていたら、暖かすぎる日が続く最近ですが 皆さまお元気にお忙しくされてますでしょうか? わが家も先日 クリスマスソングを流しながらクリスマスツリーを出して ワガコと一緒に飾り付けを出来るようになったことが感慨深く、、何だか良き時間を過ごしておりました。 ここから年末まではアッという間! やりたいこと やり残したこと やらねば!なこと 色々書き出し、整理して 取り組んでいきたいなぁ〜 最近、夫に言われたことで 自分の中でしっくりきたこと。 日々の

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          深淵をのぞくとき、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。…

          プライベートと仕事の混ぜこぜは悪いことではない

          私は、サラリーマンの父と専業主婦の母の元育った。 ただ実家では同居の祖父と祖母が自営業をしていたので 色々な仕事があることは幼いながらも理解していたような気がします。 父の仕事場にも数回 母が連れて行ってくれ、 父が “仕事をする姿”を見させてもらっていたのは今思うと有難い経験だったな、と。 ワガコは 夫や私の仕事を 裏からも、表でも目にする事が出来る ある意味特殊な環境に居るのだな、と

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          エネルギーある人との出逢い

          ミュージカルという仕事をしていた時や、 宝塚在団中は 毎日が刺激の連続で そして何より“エネルギーの強い人たち”しかいなかった。 だから自然と ほぼ無意識で 自分もエネルギーの強い人になっていた。 今もそれには感謝しているし、最近のコンサート出演でも舞台の上にあがると何かが強くなる自分がいる。 けれど、今 日常生活をしていると [何事もなく]日常を過ごすことの有り難さや大切さ、楽しさを見出している自分もいて 出産前後から無意識的に、、いや、コロナの影響も重なって 人

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          生きていく上での豊かさを忘れない “観劇” で貰うチカラ

          先日 『えんとつ町のプペル』バレエを観劇した。 久しぶりに “バレエ” を見たこともあり、人が踊るのを見ていると自分も同じように踊れるのではないか?!という妄想に取り憑かれるから恐ろしい。 ステキ を沢山見つけたけれど、一番心に響いたのは 風間自然さんという方が演じ踊り表現された プペル。 これまた見ていると、自分もあれくらいまで動けるのかも??!と勘違い(全く動けない)させてくれるくらいに動く 動く 動く。 ただ 動く ではなく エンターテイメントとして、役を生きて

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          生きていく上での豊かさを忘れない “観劇” で貰うチカラ

          タイミングが合って、良い風が吹く

          “本番” のお稽古の少し前 私はずっとずーっと探していた[ミュージカルで使えるボイストレーニング]に出逢い (※この話も、また詳しく、、) そのレッスンと、お稽古と で、ワガコを母や妹にお願いする時間が多くなり たまたま同じタイミングで夫の仕事も重なり 夏休み後半から ワガコとのゆっくり時間が取れなくなっていたこともあり 9月は予定をなるべく詰めずに ワガコとの時間を取ろう。と決めていたらば たまたま幼稚園が1週間休園となり 思った以上のワガコとの時間を貰うこととな

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          本番と、日常の狭間での日々を過ごして

          1週間ほど時間が経ってしまいましたが 久しぶりの “本番” に臨んでおりました。 久しぶりに会う面々に、懐かしさと共に 怖さや、今起こっている現実の状況にフワフワした感覚を感じたり 今思い返しても不思議な空間、時間を過ごさせて頂きました。 日常生活に重きを置いて過ごしてきたこの2年。 色々お声掛け頂いても、自分の中での迷いや、これからの自分の人生を考えた時の望みや、色んなバランスを考えていたら、気がついたら2年も経っていました。。 仕事だけを精一杯するのが私にとって

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          こだわりと、思い込みと、執着と ワタシ

          いつの間にか 40年生きてきたことで身体に染み込んだ 固定概念、固定観念。 元々、直感や感覚を信じるタイプもあってか 「え、絶対こうでしょ」思考が多めの私。 良い言葉でいうと [こだわり] となるけれど それ以上の [思い込み]が往々にして顔を出す。 久しぶりに、他の出演者の方々がいる稽古場での稽古に参加し 変わらない人たちの中に(以前とは)変わった私が居て それが とても オモシロイ。

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