始まりの挨拶/UMIGURI・合作の手引き2022
-1章 始まりの挨拶
こんにちは。早速主催からの挨拶を代読しました、うみぐりゃーずアドベントカレンダー2022・副主催のCobaltBlueです。この度はうみぐりゃーずアドベントカレンダー2022に参加、あるいは記事を閲覧していただきありがとうございます!!!!
いきなり副主催を頼まれた時は快諾しつつも困惑しましたが、皆さんのご協力もあり、無事盛大に開催できたことを僕も嬉しく思います。これから25日間、うみぐりゃー達の熱くマニアックな記事が読めそうでワクワクしていますが、1日目はCobaltBlueによる合作についてのお話です。では早速いってみよう!!
0章 はじめに
改めましてこんにちは、CobaltBlueです。
突然ですが、皆さんは「合作」をしたことはありますか?
僕は合作が好きで、今までに50譜面以上の合作譜面に携わり、3つの大合作企画を運営してきました。たぶん界隈で一番合作してるとおもいます
この記事は、「合作をしてみたいけどどうやったらいいか分からない…」「上手く合作するにはどうしたらいいの?」「コイツいつもどんなこと考えて合作してんだ?」という方、あるいは特に何も考えていない方に送る合作のパーフェクト・ガイドとなっております。
1章 「合作」って何なの? - 合作の形態
…とあるように、ここでは「複数人で一つの譜面を作ること」を合作と呼んでいます。
では合作にはどのような形態があるのでしょうか。僕が今までに経験してきたものについていくつか紹介します。
形態① 前後半型
2人での合作で、パートを前半/後半の2つに分けて作譜する形態です。パートが2つだけなので手間が少なく、NDの違いも分かりやすい譜面ができますが、順番に作る場合、後半パートの待ちが長くなります。
前後半型で作った譜面が古すぎるので画像はありません。
形態② 交互型
曲を8小節など決まった単位や曲の展開に合わせて細かく分割し、交互に作譜する形態です。本家の合作譜面ではこの形態が多いような気がしますし、僕が合作をする際もこの方法をよく使います。順番に作る場合、お互いの譜面の傾向や展開に合わせた作譜ができますが、譜面ファイルのやりとりも多く、結果的に時間も比較的かかります。
画像の譜面では基本8小節(展開に合わせて調節)ごとにパート分けをしています。
形態③ 上書き型
他形態で一旦譜面を完成させた後に、1人が全体を加筆修正する形態です。本家の合作譜面では supported by 名義や 譜百ボーイズ などがこれにあたると思います。1人が最後にブラッシュアップをかけるので全体的にまとまった譜面に仕上げることができますが、改変しすぎると怒られる可能性があるので気をつけてください。
画像の譜面では全体を2つのパート分けて作譜した後、1人が全体を加筆修正しています。
形態④ スプラトゥーン型(?)
特にあらかじめパートを決めずに譜面ファイルを順番に回し、好きな部分を埋めたり配置を加筆修正したりして完成させていく形態です。インクで塗り潰し合うような形態なので勝手にこう命名しました。スプラトゥーンはやったことありません。効率もクソもありませんが楽しいです。作譜力で殴り合いたい上級者向け。
今までこの形態でやったのはこの譜面だけです。
形態⑤ 大合作
大人数で1つの譜面を作る形態です。交互型の応用で、分割したそれぞれのパートをそれぞれの参加者が作譜します。大合作については語ることが多いので今は割愛します。大合作を企画・運営するのはめっちゃ大変ですが、大人数で1つの譜面を作り上げていく楽しさと公開されたときの達成感は企画者にとっても参加者にとっても大きなものがあります。
2章 合作ってどうやってやるの? - 合作の手順
「合作をしてみたいけどどうやったらいいか分からない…」「上手く合作するにはどうしたらいいの?」という方、これを読めば一発で合作ができます。多分。
手順① 題材と相手を決める
合作はやはりきっかけがないとできません。合作をしたい題材か合作をしたい相手を見つけましょう。
題材としては音ゲーの合作曲がオススメです。尺もちょうど良いし、そもそもの題材が合作なのでパート分けなどもしやすいかもしれません。特にボルテには合作曲が多いので調べてみるといいでしょう。
合作相手はまずは仲のいい人がオススメです(コミュニケーションがとりやすいので)。TwitterのFFや知り合いのうみぐりゃーを誘ってみましょう。ちなみに僕は時間があればいつでも受け付けています。※多忙につき受け付けていない場合がございますのでご了承ください。
手順② 合作の題材・形態を決める
まず、題材を決めましょう。声をかける時に題材を一緒に提示してもいいし、メンバーで出し合って一つに絞るのもいいですね。2人で合作する際には、1曲ずつ出し合って2曲で合作するというやり方もアリです。
次に、合作のメンバーで、1章で紹介した合作の形態から好きなものを選んでみましょう。オススメは交互型です。
また、作譜をする際に順番にファイルを回して作譜するのか、それぞれが同時に作って最後に合体させるのかも決めた方がいいです。個人的には順番に回す方がオススメです。回して作譜すると時間はかかりますが、前のパートが分かるのでつなぎ目も自然になり、まとまった印象の自然な流れの譜面にできます。一方で同時に作ると時間は単純に人数分短くなりますが、合体させた際につなぎ目を修正する必要が出てきたり、流れが不自然な譜面ができる可能性があります。メリット・デメリットを考慮して選びましょう。
手順③ パート・難易度を決める
合作の形態が決まったら、パートを決めます。交互ならA,Bどちらかを決める感じです。自分から選ぶか相手に選んでもらいましょう。この時点で、パートの境目にノーツを置いた譜面ファイルを用意するか、音源動画のパートの開始時刻を書いたテキストを用意しておくとスムーズに進むと思います。
そして大事なのが難易度決めです。ボス曲なら作っている間に勝手に難しくなると思いますが、事前に想定難易度を決めておくと譜面の温度間を共有しやすいです。ただし作っている間に変動する可能性はあります。15.1想定だったのに15.4以上になった譜面もありました。
手順④ 譜面を作る
パートと難易度が決まったら、いよいよ譜面を作り始めます。順番に回して譜面を作る場合は、同じ譜面ファイルに付け足していくように作るとやりやすいです。その際、次のパートへの繋ぎ目になる部分は、接続をしやすいように両手のポジションが初期位置になるような配置にするといいです。でもあえて交差させた状態で渡すのも面白いです。
また、提出期限は決めても決めなくてもいいと思います。僕はゆるくやりたいので普段は決めていません。
手順⑤ 調整をする
譜面が一通り完成したら、細かい調整をしてみましょう。特に同時に作った場合はパートの繋ぎ目の部分が不自然になることがあるので、修正することをオススメします。またUMIGURIではExタップの演出やクラッシュの置き方などにも微妙な傾向の違いが出るので、気になる場合はその辺も揃えてみるといいでしょう。
誰か1人が調整するも良し、通話などをしながら話し合って調整するも良し、納得のいく譜面に仕上げましょう。
手順⑥ 譜面を公開する
譜面が仕上がったら、公開の準備をします。誰が撮影・投稿するかを決め、動画の概要欄には合作に参加したメンバーのコメントとパート分け(タイムスタンプ)を記載するのがよくあるパターンかなと思います。
譜面が公開されたらメンバーでバシバシ宣伝してアピールしましょう!
3章 合作の何がいいの? - 合作の魅力
…で、結局合作をすると何がいいの?と思った方に、僕が感じている合作の魅力をお伝えします。
魅力① 楽しい!
完全に主観ですけど楽しいんです、合作って。自分で譜面は作っているけど、自分の知らないパートがあって噛み合う感覚とか、相手が作っているパートに思いを馳せながら自分のパートを作っているときにワクワクを感じます。単純に誰かと協力してものを作るのが好きな人にはとってもオススメです。
魅力② 新たな発見がある!
ご存じの通り(?)、創作譜面はノーツの置き方やスライドの形などにかなり個性が出ます。合作をすると必然的に相手の作った譜面ファイルを見ることになるので、なるほどここの音はこう取るのかとか、こんなに丁寧にスライドを曲げてるのかとか、こういう風にギミックを作ってるのかといった発見が多くあります。中には自分の譜面に活かせるようなアイデアも見つけたりして、創作譜面を作る上で刺激のある体験になると思います。
魅力③ 譜面が作りやすい?
これは個人や場合によるんですが、例えばボス曲でめちゃくちゃすごい譜面を作りたい!と思ったとき、なかなか配置が思いつかなかったり、演出が上手くいかなかったりして詰まってしまうこともあります。でも合作なら単純にアイデアの数は数倍になりますし、難しい鍵盤を置くのが得意な人、スライドで表現するのが上手い人など様々な特徴のある譜面ジャーがいるので、合作をすることで譜面が作りやすくなると思います。
4章 おわりに
いかがでしたか?(言いたかっただけ)
この記事を通して、合作の方法や魅力が少しでも伝われば幸いです。ぶっちゃけ合作をしすぎて合作を外から眺めることがあまりないのでもっと外から眺めてニヤニヤしたいです。うみぐりゃーの皆さんで合作して、合作の輪を広げていきましょう!
以上、合作大好きCobaltBlueがお送りしました。普段物書きをしないので拙い文章だったかもしれませんが、最後まで読んでくれてありがとうございます!!今後のアドカレの記事もぜひお楽しみください!!
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