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野球人形成 花巻東高校硬式野球部のすごさ

コブ山田です。
ようこそいらっしゃいました。

今回は、シアトル・マリナーズ菊池雄星選手とロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平選手が在籍していた花巻東高校野球部の教育について、記します。

2020年12月下旬にあった、noteでの対談企画に、私は思わずくぎ付けになりました。
note社CEOの加藤さんと、MLBシアトル・マリナーズ菊池雄星選手(元埼玉西武ライオンズ)の対談で、司会進行は最所あさみさんです。

このnoteの企画は菊池選手の読書エピソードがテーマですが、この記事では菊池選手の母校である花巻東高校硬式野球部での、教育面についてです。

私は2014年に初めて岩手県を訪れたのですが(初宿泊は2020年)、2009年のドラフト1位で菊池雄星選手、2012年のドラフト1位で大谷翔平選手とそれぞれ超高校級の選手を輩出しています。2009年は中日ドラゴンズも菊池雄星選手を指名しに行きましたが抽選で外れ、代わりに指名したのが岡田俊哉選手です。岡田も10年以上活躍していますが、菊池雄星がすごすぎましたね。

MLBに移籍できるぐらい群を抜いた野球の実力なので、どうしてもこのふたりがクローズアップされやすいですが、他の部員も同じように取り組んでいたものです。

まず、食事。

花巻東高校硬式野球部では、(現在はどうかわかりませんが少なくとも2016年の時点では)量重視の食事指導があります。
個人差はあるものの、多い選手だと1日どんぶり10杯のごはんを食べます。

…栄養学の観点から代案も出そうなものですが、佐々木監督いわく、運動量からしたらカロリーが不足しがちなので、バランスも踏まえつつもある大量の食事も、トレーニングメニューのひとつとします。

「高校時代は、監督からとにかくたくさん食べるように指導されていた」

と北海道日本ハム時代に大谷が動画や書籍で語っています。
そのひとつがこれです。

確かにもう30歳を過ぎた私からすれば、まずはたんぱく質だろうとなるのですが、考えてみればまだ成長期になる男子高校生です。
とにかくたくさん食べるというのは、決して不合理と言うわけでもありません。

私が高校生の時に何回かやったのは、愛知県名古屋市にあるラーメン屋"らーめん本郷亭"にてお腹を膨らませることでした。

土曜日にはランチメニューがあり、ラーメンに加えて、おかわりし放題のごはんをたくさんかきこみました。

少々脱線しますが、相撲部屋でもそうです。宮城野部屋に入門したばかりの白鵬は、毎日食べきれないほどの食事をこなして身体を大きくしていきました。内臓に大きな負担はかかっているはずではあり、改善の余地はあるものとは個人的には思うものの、成長期にたくさん食べることは重要なことです。

話を戻し、高校生は価格もたんぱく質も牛>豚>鶏の序列だと思いがちですが、たんぱく質の観点で見たら鶏肉のコストパフォーマンスはいいなと早いうちから気づけれていればよかったなぁと思います。

ただ、どの高校の運動部でも、食事指導は広くなされているものと思います。アスリートは体が資本です。


ここからが違ってきます。読書も積極的に行っています。

菊池雄星は、2020年には年間200冊は読書したとのことです。


200冊!?私の10倍以上ですよ!?いやそれでもどうやって!?

おすすめ本04冊は動画の中にありますのでそちらをご覧いただければよくわかるのですが、既に小学生の時から読書の習慣がついていました。本は好きに買っていいと親御さんからもサポートしてもらっていたもようです。

大谷もそう。もともと読書が好きで、北海道日本ハム入団後にも何冊も読んだもようです。

共通して、花巻東高校硬式野球部の佐々木洋監督が遠征移動時のバスの車内で読書をしているシーンを見ている点があります。
監督が知識を仕入れようとしている姿を見ていれば、自分も、となるのでしょう。

高校生で硬式野球部となると運動量は相当なもので、それだけで練習後は疲れて眠くなってしまいそうですが、高校の勉強も欠かせないものです。読書はよくて03番目になりそうですが、それでも時間を作って実行しており、その差は年々つきそうです。

高校生だと部活動にしても勉強にしても、あとは恋もしたい時期。私の時はメールでしたが、LINEやインスタに受信がないか気になるものです。
加えて、読書しようとしていると悪い意味でまじめでノリが悪いような印象を持たれた感じで。気にしなければよかったなと今では思います。
大学生になると、読書していてもそんなことまったく気にならないようになりました。

花巻東高校硬式野球部は練習、食事、読書とさまざまな方向にフルスイングしています。

以上のことをもとに、私から高校生のみなさんにお伝えしたい。中学生のみなさんもよろしければ聞いてください。

まず、悔いなく勉強を重ねましょう!がり勉だとかほざくやつは気にしないでおいてOK。物事は知らないより、知っている方が絶対いいです。
少なくとも、勉強している友達の妨害をするのは絶対にダメです。時間を奪っていることになります。

可能な限り運動もしましょう!ついた体力しかり、運動習慣しかり、あとあと有効に作用します。

恋愛は、とにかく不毛な時間を長く過ごさないように!大学入試は高3の1月からと決まっており、使える時間もみんな平等で、大学入試はうまくいかなければ、01年の遅れが発生します。
恋愛そのものはいいことです。ただ、また大学や社会人で新しい出会いは絶対ありますから、不毛な時間の使い方をしない、後悔しない。
それでいいと思います。

そのうえで、読みたい本も読んでいくことで、他の人と差がついてきますし、高校卒業後の学習習慣にもつながります。
単純に、知らないことがわかってくるということ自体、楽しいですしね。

こうやって書くと、高校の授業料に加えて食費におこづかいと、私は親からどれだけ面倒見てもらっていたんだ、と思いました。
親のすごさを改めて実感したとともに、私の子どもが高校生になったときは(現在は実子いませんが)、食事に本にと大きく育つようにできる限り務めを果たすべく与えていけるようになりたい、と意を強くしました。

ありがとうございました。

サポートいただければ、本当に幸いです。創作活動に有効活用させていただきたいと存じます。