怒るも叱るも同じやで
怒ると叱るは違うと言いますけれど
ある種デジタル的に解釈すると
「大きな声で」「相手の悪いところを指摘する」「自分の要望を伝える」
には変わりがないと思うのです。奥の気持ちは別として。
だから、怒るも叱るも同じじゃね?と思うわけです。
相手の反応を考慮に入れず、自分の要求を一方的に伝える、
コミュニケーションや対話ではなく、インフォメーションですよね。
しかも、大声で威嚇しているから
行動経済学的に考えても、これは悪いインフォメーションです。
人間は野生で生きていた時の反応や行動が今も残っていると言われています。
これは無意識の反応ですので、ある種のデジタル。
嫌なことを言われた時、いきなり殴られたりした時に
カッとなって怒りが込み上げる、なんていうのは
野生の時代には必要だったと思います。やられたらやり返さないと死んじゃうので。
この反応は、殺される心配が減った今も残っていて、
いきなり大声を出されると「なんやねん!」という怒りが湧く、もしくは
「怖い!」と防御する、これが普通です。
(自分より下位だと思い込んでいる相手からなら「なんやねん!」
上位だと思っている相手なら「怖い!」なのでしょう)
もし「怖い!」と思ったら、何も考えずに相手に従うのが得策です。そうしたら最低限、殺されることはないだろうから。
人間は無意識にそう反応します。
怒ったり、叱ったりする人は
怒ったり叱ったりした相手に、
思考停止して従う人になってほしいですか?
あなたに従えば確実に全てうまくいくのですか?
あなたはずっとその人を支配していくのですか?
たぶん、そうではないと思います。
もしそうだとしたら、大声を出された側の人は関係を再考すべきです。
ならばどうすればいいか。対極にいるコーチが次回考えます。
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この記事を、ふとした時に思い出してもらえるとうれしいです。