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カウンセリングとコーチングの聴き方の違い

こんにちは!
社交的な人見知りです^^

今日はカウンセリングとコーチングの『聴く』の違いについて
お話したいと思います!

どちらも耳偏の「聴く」なのですが、「聴き方」に違いがあるのです。

傾聴と聴くの目的の違い

傾聴とは、ただ音が耳に入ってくる「聞く」「聞こえる」のとは違い、
相手の話を深く聴いたり、話し方や表情、姿勢、しぐさといった言葉以外の部分に注意を払ったりすることで、相手を理解することです。

これはカウンセリングもコーチングも同じです。ただ、聴く目的が違うのですね。

カウンセリングは医療の分野であり、傷付いて心がゼロからマイナスになっている人に向けた相談援助が目的になります。

話を聴くことで、「相手が言いたいこと」や「相手が言いたかったこと」などの気持ちに焦点を当て、相手の心を理解しようとします。

傾聴によって、マイナスからゼロ、つまり元の状態へと回復することを目指しているんですね。


次にコーチングは、心が元気で、ゼロから1へ、1から2へと、+に向けて今いる場所からステップアップするための自立支援になります。

援助支援・・・けるかえるか、が大きな違いになります。

コーチングの聴くの場合は、気持ちよくたくさん話してもらうことが目的となり、その中で気付き行動に焦点をあてていきます。
ここでは聴き手が相手を理解することよりも、話し手が自分の言葉によって自分自身を理解することが重要になります。

聴き方の違い

カウンセリングの傾聴は、相手の中に入るように話を聴く。
相手を受け入れ、共感しながら聴く。
コーチングの聴くは、相手と同じベンチに座り、同じ景色を見るように話を聴く。相手を受け止め、共感的に聴く。

似ているようで違う二つの聴き方ですが、なんとなくイメージできますか?

具体例をあげるとすれば
クライアント:「昨日こんなことがあって、今もツラいんです。」

カウンセラー:「そう、そんなことがあったの・・・それはツラかったね。
        今もツラいね。。。」
コーチ:「そうなんですね。今ツラいとそうお感じなんですね。」

こんな感じの受け答えの違いでしょうか。
これだけだとコーチの方が少し冷たく感じるかもしれませんね(笑)

ただ、相手の状態が、カウンセリングが必要な回復ステージの方なのか、コーチングを求めている成長ステージの人なのかで、受ける印象も違うはずです。

ピッタリな相談相手に出会うこと

治療が必要な方に、気付きや行動を促しても成果は出ません。
「やりたいのに出来ない」「自分にはできない」と行動に繋がるための心身の準備が整っていないからです。

また、ステップアップを求めている方に、共感と理解を与えても、
「わかってくれてありがとう!で、具体的にどうしたらいいか、それがわからないんだよ」そんな状態になってしまうからです。

皆さんも、
相談して「話してよかった!」とスッキリすることもあれば、
相談して「話さなきゃよかった!」とモヤモヤしたこともあったかもしれません。

風邪を引いて獣医に看てもらう人はいないでしょうし、
頭痛がするのにバンソウコウを貼る人もいません。

餅や餅屋へ。
自分に合った専門家に出会うことが大切です。
同じ分野の人でも、相性というのもありますもんね。


皆さんの悩みやモヤモヤが、
早く解消され、よりよい毎日を過ごせますように。

それではまた^^



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