マルチに洗脳される心理とは？対策は？
私が追っているマルチ組織「環境」がabemaTVで取り上げられました。あと5日無料で視聴できるのぜひご覧ください。動画内で宗教団体、マルチ、自己啓発セミナー等の団体がよく使う 洗脳（マインドコントロール）する手順を紹介しています。より環境の組織の行っている実体験に近い形で、その手順を整理して記事にしてみました！
①現状把握
社会人交流会、フットサル、BBQ、読書会、ボードゲーム会など何かしら理由をつけて会おうとコンタクトをとってきます。この時点で勧誘はありませんが、定期的なコンタクトを通して、あなたの状態を見ています。そしてある日、辛いことや愚痴を言ったりなど心が弱っていると見受けられると、近づいてきて相談に乗ります。
②理想描写
相談の場では、現状に対する危機感をあおりつつ、「金持ち父さん」などを引用して不労所得のすばらしさを語ったり、もし働かなくても収入があれば何がしたい？などの夢をお互いに語ります。夢を自分の口から語ることで、そのイメージが具体化し、実現したい、行動したい、という心理状態に持っていきます。（このあたりはコーチングでも使う手法です。。。）
③理論提供
やる気を引き出したところで、実現する方法を紹介します。この場合は、成功している師匠に会う、師匠に弟子入りする、師匠のお店を手伝って経営を学ぶ、師匠もそうしてきて成功したのだから、従っていたらぜったいできる、と不労所は努力で実現可能である、という情報を刷り込みます。
④目標設定
さて、やる気も現実性も沸いてきたら目標設定です。おおよそ入会してから3か月ぐらいしたらこの話が出てきます。この段階ではもうすでに師匠に週1ぐらいのペースで会って、すっかり洗脳されている状態です。
お店を出したときにお客様になってくれるファンを事前に獲得するため、組織に直接9人、またその9人にも何人か勧誘してもらって合計50人自分のファン（＝50人組織に勧誘）を作れたらお店を立ち上げよう。
また、今のうちに成功している人のマインドを身に着けるために、15万/月の「自己投資」の習慣を身に着けよう。
というとんでも目標を設定させられます。50人勧誘って親玉から5代目で50^5 = ３億人ですよ（笑）日本の労働人口、いや総人口をゆうに超えてます。
⑤支援する
尊敬する師匠と設定した目標、何が何でも達成したい。師匠に失望されないためにも毎週活動報告メールを出し、師匠からフィードバックをもらう。勧誘に成功したら非常に褒められる。そんな支援をもらっているうちにだんだん師匠の考えが刷り込まれて、毎日師匠の職場でタダ働きし、月15万円の自己投資を師匠に払い、勧誘にいそしむ日々を送るというわけです。
いやー、おそろしい。ここまで読んでいただきありがとうございました！
対策についてはまた次回！
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