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第5話:群れるのが嫌いなリスの道

ちょっと遡って、
リスがビジネス森に越してきた時の
気持ちを書いておこうっと。

https://note.com/coach_eri/n/n874929ce022a

リスはあの時決めた。
こうなったら、徹底的に森の哲学者から学び掴もうと。

リスは、子リスの時から群れるのが嫌いだった。
同じ興味の、同じ仲間とだけおしゃべりする形が好きじゃなかった。

「いいね、いいね」と言い合う馴れ合った空気、
それが成長だと思っている雰囲気に大きな違和感があった。

居心地の悪い場所。
他流試合。
アウェイ。
それこそが自分を育てる、
それこそが成長と信じた。

全く違うぴりりとした緊張感と集中力の中で
ひたひたと積み重ねること。
ひとりで風に吹かれて違う道を走ること。

ビジネス森だけでなく、いろいろなところで
「森の哲学者はとてつもなく厳しい人だ」
と噂が流れていたので怖かったけれど。

ビジネス森にはリスは1匹も居なかった。

迷うことなく、
リスは一目散にビジネス森に引っ越した。

もっと深く考えたり、感じたり、
先のことを見通せるリスになって、
自分の道を拓きたかった。
そして、森の仲間達の役に立ちたいと思った。

自分の道を拓きたい。

その気持ちは、
志なのか
野心なのか。

そのどちらの気持ちも渾然一体。
哲学者の言うエゴにあたるのかどうかも
わからなかったけれど。

哲学者はそれを

「小我(しょうが)を大我(たいが)に育てなさい」

と語った。

小さなエゴを大きな志に。

ビジネス森に最初の秋の風が吹いた日だった。

(続く)

◾️第4話はこちら
https://note.com/coach_eri/n/nf92d39f8e404

◾️blue stripe の仕事
https://bizcollege.tokyo

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