見出し画像

5W1H→6W1Hにします。

さて、これまでのヤノユリ先生の解説で、私たちはBe動詞とDo動詞の疑問文を作れるようになりました。

でもこの疑問文だけでは、日常会話が難しいことにお気づきでしょうか。

Are you a potato lover? - No, I'm not.
(あなたはポテト愛好家ですか? / いいえ、違います。)

Then, do you like potatoes? - No, I don't.
(じゃあ、あなたはジャガイモ好きですか? / いいえ。)

Umm... do you possibly like french fries? - No, I don't.
(えっと…もしかしたらフライドポテトは好き? / いえ。)

Oh, no... do you like at least potato salad? - No, I don't.
(なんということ…せめてポテトサラダはイケるでしょ? / 全然。)

こんなに否定されたら、じゃあ何が好きなのよっ!ってなりませんか。今日はそういう質問の仕方ができる表現を学びます。

1. 5W1H→6W1Hにします。

5W1H、聞いたことありますか。そう、誰が・いつ・どこで・何を・なぜ・どのように、を聞く「疑問詞」という単語があるのです。単語の頭文字を取って5W1Hと呼ばれるのですが、今回はそこに「どちら(どれ)を」という意味の which を加えて、6W1Hの使い方を一気に学びましょう。

Who do you like?(が好きですか)
When do you like?(いつがいいですか)
Where do you go?(どこへ行きますか)
What do you like?(が好きですか)
Why do you like it?(なぜそれが好きですか)
Which do you like, potatoes or tomatoes?(🥔と🍅どちらが好きですか)
How do you like it?(どのようにそれが気に入りましたか?)

2. 6W1Hを使った疑問文の作り方

言うまでもないですが、6W1Hは疑問文にだけ登場します。「じゃあ、何なのよっ!」を聞く時に使うんでしたよね。

ではどのように文章を作るかというと、2つのルールがあります。

①6W1Hは必ず文章のアタマに置く
➁6W1Hの後に、Be動詞またはDo動詞の疑問文をつなげる

具体的に例文を見てみましょう。

🥔Be動詞を使った文章の場合
You are at home.
→(疑問文)Are you at home? ※主語とBe動詞をひっくり返す
→(どこ?)Where are you? ※ at home=場所なので、どこ?と聞く

🥔Do動詞を使った文章の場合
You like potato salad.
→(疑問文)Do you like potato salad? ※アタマにdoをつける
→(何を?)What do you like? ※ potato salad=モノなので、何?と聞く

主語が3人称単数の時は、does を使います。

He goes to school by bus.
→(疑問文)Does he go to school by bus?
→(どのように?)How does he go to school?
  ※ by bus=手段なので、どのように?と聞く

6W1Hの文章を作る時には、聞きたいものが何なのか(いつ?どこで?誰が?何を?)を意識しながら、単語を置き換える練習をするといいですよ!

3. 答え方のいろいろ

6W1Hの答え方は、基本的には上で説明した例文を、もとの肯定文に戻すイメージです。この時、すでに出てきた単語は代名詞(he, she, it など)に置き換えることが大事です。

Where are you? - I am at home.
What do you like? - I like potato salad.
How does he go to school? - He goes there by bus.

もっとも、答え方のバリエーションは色々あり、すでに分かっている情報は言わなくてもいい場合が多いです。

Where are you? - At home.
What do you like? - Potato salad!
How does he go to school? - By bus.

この調子で、他の6W1Hも。

Who do you like? - I ... I like you.
When is she home? - She is home at six.
Why do you think so? - Because I feel butterfly in my chest. ※中2の分野
Which does he like, potatoes or tomatoes? - He likes tomatoes.

また、6W1Hが主語になっている場合も、少し注意が必要です。

What is your favorite subject? - English is (my favorite subject).
Who likes hash browns? - I do. / She does.

6W1Hは3人称単数と見なします。なので「誰がハッシュドポテトを好きですか?(食べたいですか?)」という文章では、好き(like)に3単現の s がついているんですね。さらに、答える時は do / does を使い、like hash browns というフレーズの繰り返しを省略することができます。

4. 練習問題をダウンロード

さて、今回はちょっとてんこ盛りでしたね。最後に、練習問題で定着させましょう!

文法的に簡単な例文で、混乱しやすいBe動詞とDo/Does動詞をカテゴライズしてあります。ステップを踏んで疑問文を組み立てる練習&答え方の練習の二本立てで、定着するまでの繰り返し練習として最適。学校の先生が応用して使えるよう、.docx ファイルになっています。ダウンロード&印刷するなどしてお使い下さい。

下記リンクよりダウンロード

ここから先は

51字

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?