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朗読『あのときの王子くん』(57)あの子がかえってきたよ、って……

こ林
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このお話を初めて読んだ後、私は毎晩星を眺めた。王子さまが住んでいる星を必死になって探した。王子さまがどこかの星にいるかもしれないと思っているくせに、変に現実主義だったから、「王子さまがいる星は小さいから、目には見えないだろうな」とも思っていた。
いつの日か、空を見上げることはなくなってしまったけれど、あの頃は世界がきらきら輝いて見えていた。

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