見出し画像

コンプレックス案件

コンプレックスは、いくつかある。
いくつかあるけど、急にコンプレックスに頭角をあらわした案件がある。

それは、
「つめたいこと」です。

性格も、うーん
まあまあ冷たいかもしれないけど(笑)、
コンプレックスは、リアルに体温が低いこと。
冷たいこと。

学生のころ、
友だちが私の手にパッと触れた時
「つめた!え生きてる?笑」って言われて、
ふつうに楽しい雰囲気だったんだけど、
何だか私だけ、冗談を飲み込めてない違和感があった。
(えええ生きてるよお)って
馬鹿真面目に返したくなったけど、
ちょっと笑ったりしたのかな(笑)

思い返してみれば、小学校のプールの時間は
いつも 震えてくちびる紫色になって、
プールサイドで途中から タオルのだるまになっていた。


冷たいこと がコンプレックス案件だと認識したのは、2年くらい前のこと。

みんなで行った、、、山歩き、、
だったかな、ちょいと険しい道を歩いてたとき、
かっこいいかもって思ってた
スマートなお兄さんが、急な段差で手を差し出してくれた。

内心恥ずかしくて、ちょっと嬉しくて、
控えめに手をとってもらった。

ぽやんとした私の気持ちは、
彼が言った

「氷水みたいな手だね」

で台無しになった。
やっぱり冗談っぽい感じで、
昔のこと思い出した。

(氷水、、、私だって氷水に手ぇつけたら
そりゃあ冷たく感じるし!もう!)って内心。

そんなこともあり、ひとりで考えていた。

ひとりだと感じないこのコンプレックスは、
誰かに触れて、はじめて気づく、思い出す。

おかげで、その人のあたたかさを感じることができる。
友だち も スマートお兄さん も
あったかかった って事だよねえ。

そう考えると、ありがたいコンプレックスか。

なおそうとは思わないけど、
いつか私もあたたかさを
誰かに与えたい気持ちは、
やっぱり立派なコンプレックス。


#コンプレックス #エッセイ #暮らし #恋 #思い出 #鳥取 #コラム #日記 #わたし

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?