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留学プランが崩れてしまった皆さんへ

いつも本note見てくださりありがとうございます、コンスです。

今日髪を切りに行ったところ、対面に座っていた学生さんがコロナのせいで留学行けなくなってしまった、就活は留学で頑張ったを軸に勝負するつもりだったから、どうしたらいいのかわからないと話しているのを耳にしました。
海外のキャリアフォーラムでの就活も視野に入れていたとのことで、他人事ながら自分にもそんな時代があったし、海外という立地からインタビューを受けさせてくれなかった企業を恨んだことは一度や二度ではありません。

自分自身の手の及ばぬことが要因で自分のプランが崩れた方の気持ちは私では測りかねます。

一方で、その学生さんの話を聞いていて思ったこともあります。

留学先で就活するなら、留学経験自体の価値は薄まること(留学生枠を争う就活ならば競争相手も皆留学生)、そして何のために留学するのかをしっかり自分自身に問い直した方がいいのではないかという点です。

こちらの記事をぜひ読んでいただきたいです。

皆さんに少しでもこのコロナショックをポジティブな機会として活かしていただきたいので、少し辛辣な部分もありますが、留学パターン別にどのように思考整理すべきか自分自身の考えをまとめてみました。

大学院留学時代の就活記事はマガジンにまとめてますので、ご参考ください。
ロンドンキャリアフォーラム記事まとめ

英語を伸ばしたいから海外に行こうと思っている方(語学留学)

英語を伸ばしたいから海外に行こうと思っている方は、まず日本で英語を必死に勉強してください。
TOEICの点数だけで英語力を測らず、TOEFLやIELTSも視野に入れた総合的な英語試験で、交換留学や正規留学できるだけの英語力を身につけてください。

英語学習を理由に海外で羽を伸ばしたいだけなら観光ビザでもとって、3ヶ月バックアップする方がよっぽど刺激的だと思います。

羽伸ばし程度で留学に行きたいと考えていた方なら、日本でできることはたくさんあります。

就職してからでも、あなたのやりたいことは十分にできると思います。
貴重な時間とお金を語学学校に浪費する前に、むしろコロナで自分自身を見つめ直す期間ができたとポジティブに捉えていただきたいです。

留学という形であれば、できる勉強を日本でやりきり、やり切ったことを海外で試すという方が力の伸び、成長、刺激という観点でも断然違うと思います。

ある程度英語力を備え、現地で専門科目を学ぼうとしていた方(交換留学 等)

これまでたくさん努力してきた結果、留学の切符を手に入れた、もしくはそれに準じた成績や語学力を手に入れて準備万端となっていた方、これまでの努力素晴らしと思います。お疲れ様です。

頑張ってきたからこそ、目の前に道がひらけたタイミングだったからこそ、自分自身ではどうしようもないことで意思決定が覆される辛さは私では推し量れません。

不確定な外部要因ですからね。

もし皆さんがまた今年度以降に留学チャンスを得られる状況にいるなら、今の英語力をさらに高め、留学に備えてください。十分な英語能力試験のスコアを持っていたとしても、現地で求められるライティングやリーディングの量は英語能力試験の範囲を軽く凌駕してきます。

アカデミックな英語を少しでも多く、論理的に書けるように日本で更なるトレーニングを積んでください。
オンライン添削等使えるものはなんでも使いましょう。使わなくなると英語力はすぐ錆びつきます。

磨いた武器を錆びつきないようにメンテすることも大事です。
留学中は語学力を再鍛錬するよりも目の前の課題にいっぱいいっぱいになりますので、土台を固めておくことは非常に重要です。

もし今年度を逃すと留学チャンスが在学中には訪れないという学生さんも中にはいると思います。今年大学4年生でもう交換留学のチャンスは訪れない等、、、

確かに日本の大学と同じ授業料で海外大学で学べるのは確かに交換留学のメリットです。
一方で正規留学と違い、多くの日本人クラスメイトに囲まれることも想定されます。交換留学は同じような日本の大学に籍を確保していることも多いので。

果たしてそれは本当にあなたが思い描いていた理想の留学ライフなのでしょうか。少しネガティヴな言い方になってしまいますが、留学先選びに本当に満足いってますか、学びたい専門の内容はちゃんとニーズにマッチしているか、よく調べましたか。

もし少しでも疑問符がつく部分があるのであれば、今回留学を断念せざるを得なかったことを糧として、将来の更なるチャンスのために自分のキャリア・進路、3年後、5年後の姿をイメージしてみることも考えてみてください。

交換留学に行ける英語レベルだけで、プロフェッショナルな環境で英語を使った活躍を想像しているなら、現実はそこまで甘くありません。

交換留学はあくまで、Exchange Studentsであり、Bachelor(学位)ではありません。
国際社会で活躍したければしたいほど、学位(修士、博士)も重要になる場面も多いです。

もし今交換留学に行けない悔しさに苛まれているいるならば、この先のMBAやLLM、Computer Science系のMasterやDoctorを目指してみてはいかがでしょうか。

交換留学よりも高い英語力、専門性、コミットメント力が求められ、その先には今は描けないようなキャリアも見えてくるはずです。今の大学の成績(GPA)をあげれるだけあげ(理想として3.5/4.0以上)、海外の一流校を目指す選択肢も悪くないはずです。

交換留学でかかる費用と、正規留学でかかる費用に差はあることは確かです。
アメリカのビジネススクールとなれば、1千万円単位の費用がかかります。現在の日本では社費留学を設定している企業も少なくなってきていますし、チャンスを得るまでにそもそも時間がかかりすぎることもあります(入社後5年以上、役職XX以上等)

ただ海外のトップスクールはアメリカだけにあるわけではありません。ヨーロッパ、アジア、オセアニア等に一流のアカデミックスクールは散財しています。アジアのトップであるシンガポール国立大学であれば、学費はアメリカのスクールより割安ですし、遜色のないレベルでの教育を受けられますし、キャリアパスも開けてきます。

ヨーロッパのスクール(ドイツやベルギー等)であれば学費が無料に近しいスクールもありますし、交換留学と変わらない費用で、学位まで取れるチャンスもあります。アイスランドも確か国公立大学の授業料は無料だったかと思います。

状況を変えられないなら、今ある状況で何ができるかを考える

これは私が新卒で働き出した当時の偉い上司(今となっては役員、、、)が僕にくれた言葉です。

目の前の状況を変えられないことなんて、人生では何度も起こりうる。

そんな時、諦める、思考停止するのではなく、今ある状況で何ができるかを考えることが、次の自分の成長、そして更なるチャンスにつながるのです。

私自身もコロナショックを受け、自分自身のキャリアを考え直し、新しいリスクをとることにしました。

立ち止まらざるを得ない状況だからこそ、より深く自分自身を見つめ直す機会を持ってください。

モチベーションと力をつけるためのコンテンツたち

留学してからの語学は試験勉強とは別物です。English for Academic Purposeってのが何よりも重要になってきます。下手したら、単位全部取れないなんてこともあるので、こちらを学習してみてください。絶対と言って良いほど、つまづく壁です。

私自身は英語コンテンツも詰まっているAtsueigoさんのDistinctionを最近やり始めています。

文法なら俄然これです。


終わり

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