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”フロン”ってなにもの?

フロン類は、燃えにくい、化学的に安定、人体に毒性が無い、液化しやすいといった利点を持つ化学物質。 エアコンや冷凍冷蔵機器の冷媒や断熱材の発砲剤などに広く活用されています。

フロン類は、CFC(クロロフルオロカーボン)、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)、HFC(ハイドロフルオロカーボン)の3種類。

フロンの環境影響とは

1970年代、オゾン層が破壊されていることが判明。
1987年、国際的な取組として、モントリオール議定書採択によりCFC・HCFC(特定フロン)の抑制開始、オゾン層を保護。

CFC・HCFC(特定フロン)は、有害な紫外線を吸収し地球上の生物を守っているオゾン層を破壊します。
その代替品として登場したのがHFC(代替フロン)です。これはオゾン層を破壊しないものの、二酸化炭素の数十倍から10,000倍以上の大きな温室効果をもちます。

二酸化炭素(CO2)を1とした場合の温暖化影響の強さを表す値をGWPといいます。フロンのGWP値の一例を見ると、
業務用エアコンの主流フロン「R410A」 GWP:2,090
家庭用ルームエアコンの主流フロン「R32」 GWP:675

この数字からわかるように、フロンは、二酸化炭素がもたらす温室効果よりもかなり強力なものです。

私たちの生活に欠かせないエアコンにも入っているフロン。
エアコンの効きが悪いかも?と思ったら、漏れ箇所を特定してきちんと修理してからフロンを補充しなければ、永遠にフロンは漏れ続けてしまうことになります。

フロン排出抑制法という法律もありますが、フロンを漏えいさせないことは、地球温暖化を食い止めるうえで、とても重要なのです。


自分ごとにする😁🙌

地球温暖化を食い止めるといっても、いま何ができるか。
食材を大量に買うことを辞めました。安いとつい多く買いたくなりますが、食べきれず生ごみとなれば、それを処分するために出る二酸化炭素も増えてしまいます。あと、空腹でスーパーに行くのは危険ですね💦食べたい気持ちが勝って量のコントロールがおかしくなりがちです。

冷蔵庫もパンパンじゃなくなって、わずかですが冷蔵庫の冷却エネルギーも抑えられていると思っています。

フロンの温暖化への悪影響が、少しでも伝わることを願っています。
読んでいただきありがとうございました。