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「私のアオハル」(島根県/津和野高校/安本沙羅)

私は2020年3月に島根県の津和野高校を卒業した、安本沙羅です。ここでは、津和野で過ごしてきた日々を振り返り、特に思い出に残っている2つの活動を紹介させていただきます。

津和野のPR動画を作ったこと

私の出身は愛知県で、島根県の津和野町には中学三年の秋に初めて来ました。そして高校一年の4月から津和野で地域の方と交流しながら、津和野ライフを楽しんでいました。そして私は津和野で過ごしていくうちに、津和野の魅力をたくさん知り、この魅力を多くの人に届けたい、と思うようになりました。

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また、津和野町は少子高齢化という問題も抱えていたので、町を活気づけたい、町の役に立ちたい、という思いも生じていました。そこで友人と私たちにできることは何かと考え思いついたのが、津和野町を知ってもらうための動画づくりをすることでした。やりたい、と思ったときにすぐ私と友人は、HAN-KOHに相談しに行ったのを覚えています。そして、的確なアドバイスをいただいたり、協力してくださる方を紹介したりしてくださいました。

初めはスマホで動画を撮っていたのに、大きなカメラを貸していただいて動画を撮ったり、地域のカメラマンの方に撮ってもらったり、ドローン撮影をしていただいたり。私たちの、やりたい!に応えて一緒に熱くなってくださる大人の方がいたから、動画づくりはどんどん進みました。

そして4か月強かかりましたが、見事完成させることができました。動画を作っていた期間はほんとに充実していました。
これは津和野に来たからできたことだと思います。

今、その動画はYouTubeで7000回以上再生されており、こんなに反響があると思っていなかったので、とてもうれしいです。この調子で、もっと多くの人が、津和野を知り、地域みらい留学してみたい!と思う人が増えたらいいなと思います。


農家レストランで英語のメニュー作り

私は高校二年生の冬に一か月カナダに短期留学しました。その時に、当たり前だけれどレストランなどに入ったら、すべて英語で困りました。その時私は英語を勉強しに行っていたので、わからなくてもわからないなりに理解して頑張りました。

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だから津和野に帰って来た時、カナダの先ほどのような経験から、津和野に来ているインバウンド観光客も困っているのではないかと思い、津和野のレストランに英語のメニューを作ることを始めました。
和菓子のものを英語で表現するのはとても難しかったですが、HAN-KOHのスタッフの方に助けてもらいながら英語を完成させました。

そして普通の紙に書くより、木に書いたほうがインパクトがあると思って、大人の方に相談したところ、木に焼き付ける方法があることを知りました。そして焼き付けることができる方を紹介していただき、私が最初想像してた以上のものが出来上がりました。

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この活動の効果は主に3つありました。1つ目は、インバウンド観光客に好評だったということ、二つ目は店主の方に自信がつくということ、3つ目は町内の方の、地域のために活動しようという当事者意識の向上があったことです。完成してから、効果を自分ですぐ感じることができ、とてもうれしかったです。

この活動も、津和野にいる大人がいなかったら、できていなかったと思います。津和野にいる大人は、私のやってみたいを叶えてくださるほんと素晴らしい方ばかりでした。


津和野は私にとって、第二の故郷です。

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家族みたいに仲良くしてくださる地域の方、何でも頼ってね、と言ってくださる親切すぎるコーディネーターや地域おこしの方、そして落ち込んでいた時には必ず声をかけて下さった学校の先生方。津和野にいるヒトがいいのはもちろん、環境や町並みも素晴らしかったです。

そんな素敵な津和野で高校生活を送れた日々は、今かけがえのない財産となっています。地域未来留学してよかった、と心から思います。

さいご

◆◇地域みらい留学生/卒業生の贈る言葉◇◆
今年地域みらい留学の3年間を終えた卒業生有志による企画です。
「わたしの3年間」「高校生活の思い出」「地域みらい留学と私」など
それぞれの3年間を振り返り、それぞれの言葉を綴っていただきました。
地域みらい留学に関する詳しい情報はこちら
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