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企業Twitter運用と個人事業Twitterの違いとは?

ビジネスとしてTwitterアカウントを利用するのは企業だけではない。サービスや製品個々であったり、個人事業主によるものだったり、各地の店舗であったり様々だ。

今回はその特性や運用方法の違いについて、まずわかりやすく2つの違いを大きくわけて、
企業=「実店舗のない大〜中小のメーカー企業」
個人事業=「実店舗のある個人事業」として比較してみる。

さてそうすると、企業と個人事業のアカウントは主に以下のような違いが出ていることが多い。

企業Twitter運用
・実際の担当者ではなく企業イメージに沿った人物像(またはその逆)。企業であるため担当者の顔写真等であまり明確にしない。
・企業という団体のため、企業の考えからは大きく逸脱しづらい
・浅く広く受け入られやすいため、公共向けの内容に寄りがち

=メリット:中長期型のファン層の形成
=デメリット:取扱い店舗が限定されていると購買等までは届きにくい

個人事業によるTwitter運用

・店長や店員の顔をできるだけ明らかにする
・インパクトを持たせる内容
・担当者の独特な意見、見解
・広すぎなくとも深く、特徴のあった理論

=メリット:店舗まで来てくれるリピーター、コアファン層の形成
=デメリット:客層が偏りがち

どちらがどう難しいかといえば、どちらも全く別個の「難しさ」が発生するだろう。

企業での運用

企業であれば「企業という顔」である面がどこか必要になってくるだろう。なにより企業で定められたコンプライアンス問題やネットリテラシーも一般的、企業独自などで様々な決まりがある。企業によっては薬事法や取引先との規約などにも十分配慮しなければならない。
企業であればたいていこういった各社それぞれの企業によるSNSルールに則って運用されている。
企業イメージを大きく逸脱した内容でもOK、という方針が社内で許可されていればもちろん戦略として有効だが、多くはそうはならないだろう。
企業ロゴでの発信が政治や宗教その他について批判的、差別的なものはまずNGであるし、また企業はあらゆる他社につながりがある。
当然その良好なつながりを断つような内容で投稿してしまっては、会社そのものの存続が危うくなってしまうからである。
これらの各社ルールにはみ出さない範囲で、なおかつその上で一般ユーザーが何を求めているのか察知し、自社の意図するイメージからかけ離れ過ぎず、なおかつ自社を客観視する必要が出てくる。そして競合他社と比較され場所から、自社製品やサービスを選びとってもらう選択時の行動を左右する事さえある。
つまり担当者個人が、ごく個人的な感情による内容ばかりをそのまま投稿に載せるわけにはいかない。あくまでも企業フィルターを通さねばならない。それが企業のアカウントの基本であり、難易度の高さはそこにあるといえる。

個人事業での運用

一方で、個人事業などの場合は企業ルールよりは多少融通が効く場合が多い。また、その融通が効くからこそ出来ることも多い

企業アカウントと比べて個性を出した方が良い結果を得られる事がある。
いっそ、個性の「濃さ」を出せば出すほど良い場合すらある。
その担当者の個性によっては同じ意識を持っていたり、または似た要素によってコアファンを呼ぶ。
コアファンであるほど店舗まで足を運ぶようになるため、リピーターになるほど独特な、いわば中毒性のある個性
を意識する方が良いかもしれない。
個人商店であり実店舗がある場合は特に、足を運べる範囲であり、なおかつリピーターであり続けてもらうための距離感の近さ。そしてスピード感、更新の速さなどが肝心だろう。
例えば今日のセール品やおすすめ品、新入荷情報などがそれに該当する。
キャラクター性のある担当者の個性をどれだけ出せるか、どう発信するかのアピールはこれはこれでまた企業運用とはまた違った難易度の高さがあるわけだ。
ただ、個性があまりにも独特で強い意見の展開をしてしまうといくら個人事業とはいえ、逆効果にもなりかねない。いずれにしても力の加減は必要ということだ。

企業と個人事業のSNSはどこが違うのか

さて、なぜ両者の差や特性が真逆になるかというと、取り扱い製品やサービスそのもののユーザー、つまり顧客(ターゲット)が違うという部分だ。
個人事業で言えば、即店舗に来て、売上に即直結するかどうかが最も大きい。近距離のエンドユーザー直結なのだ。
もちろん企業の意図もエンドユーザーへの売上直結ではあるものの、その距離は近距離から遠距離まで広範囲だ。全国のみならず世界であったり、中長期で記憶に止め、世代を越えたいという要素や範囲の大きさ等…そういったターゲットの違いも出てくる。
ターゲットが違えば、投稿内容も変わるというわけだ。

企業Twitterと個人事業Twitterは基本的にはそういったスタンスが違っている場合が多い。規模感ひとつとっても、相違部分は多くみつかるだろう。

だからこそ、両者の雰囲気や反応が違っていても当然ということになるのだ。(※)

※もちろんもちろん企業と同じようにコンプライアンス、ネットリテラシーをもとにツイートする個人事業もいれば、個人のように運用する企業も存在するだろう。逆の運用方法はあまりおすすめはできないが、逆をあえて実行するのも自社を目立たせる手段になる可能性は否定できない。
そこはその企業や事業主の方針次第だ。

企業と個人事業は相容れない者同士なのか?

企業アカウントと個人事業のアカウント、スタンスが違えば日々ツイートする内容も違ってくる。
しかしそこはTwitterならではで、「異業種交流の面白さ」という利点もある。なぜならどんな接点のなかった企業同士や企業、個人事業主と個人であってもTwitter上で会話、交流が出来ることが大きな利点なのだから、交流をしないという手はない。
お互いの会社のルールや了承さえクリア出来れば、コラボキャンペーンなども不可能ではないだろう
(※企業によっては各ルールで会話や交流などですら関わる事が出来ない場合もある。)
個人事業としてのTwitter運用には全国的に広く、そして企業としての運用にはピンポイントでの呼びかけが出来るという利点が得られるかもしれない。

つまり、お互いの得意とするターゲットをシェアすることも可能になるわけだ。客観的に観て、接点がない者同士であればさらにお互いの話題性も上がるはずだ。

お互いがお互いの良好な作用をし合えれば、Twitter運用の新しい取り組みとしても面白くなってくるだろう。機会や合致するものあれば、ぜひチャレンジをしていってもらいたい。



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中小企業によるTwitter運用、投稿について不定期更新中。 Twitterを中心としたソーシャルメディアライター兼コンサル。 ・CM BAR Twitter担当(2019年3月〜2020年9月末) ・大阪のアルミ建材メーカーTwitter担当(2012年5月〜2018年5月)