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企業Twitter担当者を任命するときは?〜どんな人が「中の人」に向いているのか?〜

人には向き不向きがある。誰でもできる仕事というのはあるようで無かったりするものだ。そして「出来る」のと「向いている」は別物だ。

企業Twitter担当者が生まれる時は、社内で抜擢されることもあれば社内で自ら志願があったり、ここ2〜3年では担当者になることを前提に求人が出ていることもある。

志願やそれ前提、求人であれば担当者本人にやる気があるわけで、ある程度勝算もあるのだろう。
だが先に企業が開設し運用したいと思ったとき、ひとつの課題が生まれる。

「じゃあ誰に任せるのか?」

という場合、一体誰を選べばいいのだろうか。これは案外難しい。今回はその話にしてみようと思う。

Twitterで企業アカウント担当者がまず予備知識として持っていなければならない事があるとすれば、

・ネットマナー
・ネット上のコミュニケーション
・文章力(日本語能力)

これらが最低限必要で、なおかつ

・ある程度の営業能力
・自己顕示欲の抑制
・仕事意識があるかどうか
・自社製品に愛着があるかどうか
・他社製品やサービス、販促品を自社製品以上に大切に扱えるか
・他社事情も含めた判断が出来るかどうか
・冷静な判断力

というものが必要になってくる。

人物像(性格)としては

・対外的に謙虚な人
・誰に対しても丁寧であり、偉そうな態度を取らない人
・仕事は仕事と区別がつく人
・ひとりで行動が可能な人
・緊急時に冷静でいられる人

これらのタイプが向いている。

細かいところを解説していくと、
たとえばTwitterは一部の熱狂的なジャンルに対して寛大な世界が形成されている。企業担当者がそのジャンルに精通する人間だとしてもかまわない。
かまわないのだが、そこで冷静に自己を抑制出来るかどうかが必要になってくる。
興奮したまま仕事である企業アカウントで思うままにツイートしてしまうようなタイプは残念ながら向かない。企業としてのTwitter運用は、自社が言いたいことばかりを言うものではないからだ。
もっと深いところで言えば、ディープなネット世界に長期間いても理性的な感覚を保っていられるかどうか、という部分も必要な要素なのだが、これはなかなか見つけにくいだろう。

また基本的な事が出来ない(社会性が低い)タイプは向いていない。
例えば営業担当として外に出せないようなタイプ…挨拶が出来ない、仕事中なのに気分次第で変わる等の社会人としてどうか、というポイントで不安がある人には、ネット上とはいえ他社や一般ユーザーに対面する立場として、企業にとって「外周り」に近い場所であるTwitterに出してはいけない。

そして、強いリーダー気質を持っていたり、人のおだてに簡単にのせられるようであれば向かない。
Twitter担当者がいろんな場に出るようになると、外であればあるほど あらゆる人が褒めてくれるし企業の規模でちやほやされてしまう事も実は増えてくる。
そこで自己顕示欲や承認欲求が大きい人だと、企業規模やブランド力、フォロワー数、自分が参加した他社企画がそのまま自分の実力と勘違いし、自分が有名なのだ、自分やフォロワーの多い担当者自身には発言力があるなどと思い込み、自分の考えが正解だなどと他社や他社担当者に押し付け、指示を出してしまったりする人物さえ出てきてしまう。
企業各社にはそれぞれ全く異なった方針があり、目的もそれぞれ違っているにも関わらず自分のルールが正しいと思い込んでしまうためだ。
「企業にとっての正解」とは、たとえ同業でもあっても違いがある。目的や方針が違うということは、企業それぞれ自身が出すものこそが正解なのだ。
いわゆる「ネット弁慶」タイプによくあるのだが、自己顕示欲などの心のクセがついてしまっているとなかなか自覚がなく、また直りにくい。
そうすると自分の意に沿わない他社担当者を差別したり、仕事を仕事と割り切れない、などという困ったタイプも実際に出て来てしまいかねない。

これでは会社にとってのあらゆる発展性や可能性、チャンスを逃してしまうし、いい関係どころかかえって不必要な派閥であるとか対立というマイナスの関係を産む可能性すらある。それが高じてツイートという表現の場にもにじみ出て来てしまえば、会社イメージもマイナスになってしまう…。
そんなタイプを会社看板を持たせるわけにはいかない
だろう。
なので、公私混同してしまうタイプはどうしても向かない。
Twitter担当者はあくまでも会社の了承を得て生まれる「仕事」なのだから。

つまりTwitter担当者に向いているタイプをまとめると、

「押し売りしない営業担当者タイプ」

が向いている、となるだろう。

「なんだかネットは良くわからないけど、あの人は詳しいらしいから一旦任せよう」で決めてしまうのは、もしかしたら危険かも知れないのだ。
もちろん担当させてみて本人にも気付かなかったような実力が現れる事も、可能性としてはあるだろう。
だが、もしあなたが任命や選定の立場にあるのなら、そんなギャンブルに出るよりもネットの知識の豊富さよりも、先々を思えば日頃の人間性を吟味した方がいい結果を残してくれる可能性が大きい、かも知れない。

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中小企業によるTwitter運用、投稿について不定期更新中。 Twitterを中心としたソーシャルメディアライター兼コンサル。 ・CM BAR Twitter担当(2019年3月〜2020年9月末) ・大阪のアルミ建材メーカーTwitter担当(2012年5月〜2018年5月)