【32日目】 パートナーを名前で呼ぶのが恥ずかしすぎる

私は現在、ガリヒサのことを苗字をモジったあだ名で読んでいる。

実は、出会ってから今日まで、名前で呼んだことは１度もない。ずーっと苗字。

しかもそれは、山﨑だから「山ちゃん」とか渡辺だから「ナベさん」とか、そういう安直なものではなくて、「その苗字でそのあだ名になります！？」というマサカ系のネーミングだ。

たとえば、ガリヒサのフルネームが『ダークサイド　ガリヒサ』だと仮定すると、私は苗字の真ん中にある＂サ＂という１文字だけをピックアップして、「サっちゃん」と呼んでいる。

なんなら、もうそれが崩れてしまって「サちゃ」的なことになってる。

今まではそれで良かった。

でもこの先、結婚して、子供を育てていくとなると、この呼び名はとてもまずい。

なぜなら、私も、その子供も、全員の苗字が『ダークサイド』になるからだ。
全員が、「サちゃ」の可能性を秘めている。

▼ ガリヒサの呼び名遍歴

キッカケは、母との会話だった。

私「ガリヒサってね、私と付き合ってから２年間くらい名前呼んでくれなかったんだよ！ねぇねぇとか、あのさー的な感じ。とにかく恥ずかしかったみたいで」

母「へー、あんたは何て呼んでたの？」

私「私は色々！付き合ううちに、どんどん変わっていったんだよ。最初はダークサイドって苗字をモジって＂アホサイド＂って呼んでた。で、短縮して＂アホサ＂になって、なぜかそこから＂サササ＂になって、最終的に＂サっちゃん＂になった。サだけはどの段階でもあだ名に入ってたからね」

母「でもそれ、結局苗字じゃん。結婚するなら、呼び方を変えないと」

私「え？あぁ、たしかに…」

そんなこと、考えたこともなかった。

なんならもう私は、「サっちゃん」が苗字からきたあだ名だということを忘れていた。完全に名前感ある。

それにもう、めちゃくちゃな年数呼んでるから今さら変えられる気もしない。

ガリヒサ自身も「昔から、名前より苗字のほうがしっくりくる。人から下の名前で呼ばれると、一瞬誰のことか分からなくて反応できないレベル。自分の名前にまだしっくりきてない」と言うくらい苗字で呼ばれ慣れた陰キャだから、私たちにとってはこれがベストな形だと思っていた。

▼ ＂夫のことを苗字で呼ぶ妻＂問題

母「だいたいなんで、あんたはガリヒサくんのことを最初から名前で呼ばなかったの？」

私「え？なんでだろう、やっぱり当時は若かったし恥ずかしかったのかな…そのあと付き合った人のことは、全員名前で呼べてる」

母「あんた、人のこと言えんやん。恥ずかしがって、ねぇねぇあのさ…って呼ぶのと大差ないやん。ガリヒサくんは、今あんたのこと何て呼んでるの？」

私「え、こしきだから＂こし＂って…」

母「逆転しとるやん。相手は名前で呼んでくれてる」

私「うわ、ほんとだ…」

＂恥ずかしくて名前で呼べない奴＂は、完全に私だった。

たしかに、夫のことを苗字で呼ぶ妻というのは、あらゆる場面で不都合が出てくる。

そんなのＴＰＯに合わせて変えればいいやと思ってたけど、家庭内で苗字をモジったあだ名はとても使いにくい。

子供が物心つく前に、呼び方を名前系にシフトチェンジしなくては。

この「名前の呼び方問題」は、先日書いた「居住地問題」と並んで早急に解決すべき重要課題なので、こちらも婚約でき次第、なる早で彼に伝えてみようと思う。

「あのー、これからは下の名前で呼ぼうと思うんですけど…」ってめちゃくちゃ恥ずかしい打診だし、できれば何か他の策（名前を呼ばずに済む妙案）がないか考えてるくらいだけど、このあたりは２人で話し合って解決していこうと思う。

※ これを読んでくれてる人は夫（妻）や恋人のことを何て呼んでるのか、下の名前以外で呼んでる人はどうしてるのか、よかったら教えてください。

▼ 次回、「浮気しない男」 VS 「性的魅力のある男」 問題

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