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【33日目】 「浮気しない男」 VS 「性的魅力のある男」 問題

先日、『新婚さんいらっしゃい』という番組で、年下のイケメン夫に浮気をされまくった過去を語る女性を見て、「あ、私もヘタしたらこっちコースだったな」と思った。

その男性は20代の高身長イケメンで、「女性が大好き」と公言し、カップル時代から何度も何度も浮気を繰り返していた。

「先輩にやれと言われて」などと言って(テレビ用の戯言だと信じたいけど)マッチングアプリで複数の女性と知り合い、ホテルで会うという"THE・浮気"を繰り返し、怒った彼女にスマホを合計4台も破壊されていた。

しかし彼女は、何度も浮気を許した挙句、「結婚すれば変わってくれると思って」という理由で結婚を決意したらしい。

あぁ、「浮気をしない男」よりも、「性的魅力(オス感)のある男」を優先したんだなぁ…と思った。

その奥さんは、結婚後も夫のお小遣いを申告制にして、きっちり明細を書かせ、浮気防止のためにクレジットカードも奪い、自分の顔が大きくプリントされたパンツまで履かせていた。

いや、とてもユーモアのある夫婦だと思う。
彼らのそれはただのプレイで、もしかするとお互いにその攻防を楽しんでいるのかもしれない。

でも、ずっと家族を疑い続けないといけない人生はしんどいし、私にはムリだな、と思った。

▼ もし私が数年前に結婚を決意していたら…

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もしも私が「恋愛」と「結婚」を同じだと考えている人間だったら、確実にこういう男性を選んでいたと思う。

「結婚は恋愛の延長線上だから、自分が恋愛していて1番楽しい(飽きのこない、スリリングな、性的魅力のある、ドイケメンの)相手を選ぶべきだ!」

きっとそう考えて、できるはずのない夫の管理に悪戦苦闘していたと思う。

子供が生まれたら、そんなことやってる場合じゃないのにね。

唯一信頼するべき家族に対して、「この人は自分が嫌がることをするかもしれない」と疑い続けなきゃいけない人生はしんどい。

それはまさに、私がこのエッセイの【1日目】に書いた、吹聴系元カレ(私が本を出すことを知人に触れ回っていた)と別れた理由だった。

とはいえ、私も今より数年早く結婚を決意していたら、女としての自分の悦び(ドキドキ・イケメン・性的魅力)を優先して、それらをガッツリ満たす男性(浮気性率高し)を選んでいたと思う。

ガリヒサとは、全くの真逆の。
(いや、イケメンは真逆じゃないよ。好きな顔だよ)

そう考えると、自分の結婚は今の年齢でよかったなと思う。

しつこいくらいに色々なことを考えて、周りの既婚者たちの情報を集めまくって、男性と出会い尽くした結果、今こうして総合的な判断でパートナーを選ぶようになったのは、間違いなく自分の"年の功"のおかげだ。
今より若いときに結婚を決意しなくて、本当に良かった。

▼ 結婚は、価値観が"極端"になってからのほうがいい

だからもし、これを読んでる人の中で、「自分は行き遅れてる」みたいに感じる人がいたら、それは「むしろラッキー」だと思って良いと思う。

結婚相手に求めるものは、年とともにどんどん変わる。
どうせ変わるなら、価値観が"極端"になってからのほうがいい。

大人になると、人の価値観ってどんどん極端になっていって、柔軟性を失っていく。

そのときに、

「私は絶対に浮気をされたくない!だから性欲はなくていいから、とにかく誠実な男を選ぶ!」

と思うのか、

「いや、私は浮気をされてもいいから、性欲の強い男を選ぶ!一生恋愛気分でいたい!モテ男ヤリチン最高!」

と思うのか、それを見極めたほうがいいと思う。

私は後者の存在が絶対に許せなかったので、前者を選ぶことにした。

昔は「結婚は柔軟性のある若い時期にしたほうがいい」と思ってたけど、今考えると、それはかなり怖い。

自分がその先なにに触れて、どんな価値観を持ち、どんな環境を望むのかが一切分からない状態で相手だけを先に選ぶのは、ただでさえ博打な「結婚」のギャンブル性が跳ね上がる。

だから私は、田舎特有の激若結婚ラッシュに飲まれて変に早く結婚しなくて本当に良かったなと思う。

まぁ、何が正解だったかなんて、死ぬときにしか分からないけど。

▼ 結婚前に"ヤリ尽くす"べき理由

一方で、「ドキドキやセックスを一切優先すべきでないのか」と問われると、そうじゃないと思う。

先日、"浮気"に関してこんな質問が送られてきた。

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これは、個人的には「このまま結婚コース、絶対ナシ」だと思う。

セックスに対する憧れを持ったまま彼と結婚すると、自分で予言している通り、浮気をすることになってしまうよ。

だからまず、彼と別れて、セックスに全振りしてみたらいいと思う。
ヤリ尽くそう。人生における"セックス"という課題を潰しとこう。

そんでセックスがとても合う男と複数人付き合って、

「うーん、セックスは良いけど、性格が苦手すぎるな」
「私が最重視しているのは、セックスではないのかも」

ということに気付いたときに、初めてそのED彼氏との結婚を再考しよう。

もしかしたら「いや、私にはセックスが最重要だ!ドキドキできて性欲旺盛な人と結婚したい!」という価値観が芽生えて、別れたED彼氏のことは振り返りもしないかもしれない。

それは本当に人によるから、どっちが良いとか悪いとかないと思う。
試してみないと分からない。

ただ「最後までセックスできない男」とは、子作りが大変だと思うから、その点はデメリットとして認識しておいたほうがいいかもね。(妊活にお金がかかる可能性がある)

▼ 比較せずに決断するのは、井の中の蛙

私もガリヒサとのセックスに多少不満はあったけど、そのおかげで最終的に「自分が結婚相手に何を求めてるのか」を深く知れたと思ってる。

いろんな男性と(ヤるヤらない問わず)関わって、ドキドキやセックスに対する憧れ(価値)が徐々に消えていったからこそ、彼の魅力をガッツリ再確認できた。

▼ 比較せずに決断するのは、井の中の蛙かも🐸

いろんな肉と比較した末に、「やっぱりこのスーパーの肉が最高だったわ」ってなったほうが、自分の舌を信用できる。

自分を信用している(選んだ相手に自信がある)人は、浮気に走るリスクがとても低いと私は思う。

もちろん、根っからの浮気人(さっきの『新婚さんいらっしゃい』の男性みたいな人)は除いて。

「浮気しない男」と「性的魅力のある男」は相反することが多いけど、どっちを優先するかはその人の価値観次第。

後悔しない選択をするためにも、あらゆるパターンの相手を試して比較するべきだと私は思うし、自分自身は早い段階でそれをガッツリやっておいて良かったな…と今は思う。


▼ ついに1/3突破🎊(全100本中 33本目)


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