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【83日目】 「イライラ」と「怒り」の違いって何?

先日、私なりに"生理的嫌悪感"について書いた『【80日目】 生理的嫌悪感の正体は「イライラの蓄積」だと思う』という記事に、たくさんの反響をもらった。

その中でもひとつ気になるものがあったので、今日はそれに答えてみる。

Q. 「イライラ」と「怒り」の違いって?

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「イライラ」と「怒り」の違いは、"モヤモヤの程度"だと思う。

相手に対して「腹が立つ」「許せない」と感じるほどの大きなモヤモヤを「怒り」と呼ぶし、「なんか嫌だなぁ」「やめて欲しいなぁ」くらいの小さなモヤモヤを「イライラ」と呼ぶ

これが私なりの考察。

最初は、モヤモヤを吐き出す過程(この図の左側の「伝える」という部分)が怒りに相当するのかな?と思った。

プロポーズエッセイ_016

感じたモヤモヤを吐き出せば「怒り」になるし、溜め込めば「イライラ」になるのかな、と。

でも、「相手に伝えずに溜め込む怒り」というのも普通にあるよね。

自分や相手の立場だったり、状況だったり、色々なことを配慮した際に、「すごい腹立つけどこれは伝えられねーわ」というケースはたくさんあると思う。

だから、「怒り」を一概に「モヤっとした感情を吐き出すこと」だとは定義できない。

ということは、この画像でいう【伝える・伝えない】より1つ上の段階の、【モヤモヤ】の部分に「怒り」と「イライラ」の違いがあるんだと気がついた。


▼ 「怒り」は「イライラ」の上位互換

たとえば私の場合、ガリヒサとの大阪デートで怒りを感じたシチュエーションは、

女性専用車両を嘲笑
センターパート批判
「チャラい」批判

の3つだった。

この3つの出来事では、どれも「イライラ」より先に「腹が立つ」という感情が湧いている。

▼ 詳細はこの記事に

これはたぶん、 前髪をなでつける とか、部屋飲みをチラチラ誘導してくる みたいな些細な言動と違って、この3つの言動には明確な被害者(彼に小馬鹿にされた人間)がいるからだと思う。

なんだかこの3つの出来事だけは、他の出来事と違ってモヤモヤの度合いがかなり大きくて、私は彼に対して若干反論までしてしまった。(かなり遠慮して伝えたから、全然スッキリする形ではなかったけど)

モヤモヤを10段階で分けると、私が今回「怒り」を感じたこの3つはレベル7〜9くらいだったから、かなりのモヤモヤ度だったんだと思う。

一方で、前髪タッチとかチラチラ誘導は、モヤモヤ度2〜4くらい

私の体感としては、モヤモヤ度が6を超えると、それは「イライラ」ではなく「怒り」に分類される。

だからどれだけ我慢しようと思っても、少しだけ相手に伝えてしまうし(微反論スタイル)、それによってその「怒り」をちょっと鎮めてる(イライラゾーンに収まる程度のモヤモヤに変化させてる)んだと思う。

もちろんこのレベルや境界は人によって全然違うし、だからこそ世の中には『イラチ』(イライラしがちな人を表す関西弁)とか『怒りん坊』みたいな沸点の低い人を表すことばがあるんだと思うけど。

プロポーズエッセイ_016

▲ モヤモヤレベル1から「怒り」を感じる人もいるかもしれない。沸点は人それぞれ。


▼ 私が感情の分析をしすぎる理由

ちなみに今回の質問にあった、

感情の整理とはここまで分析するのかと驚きました。
この分析方法についても知りたいです。

という部分だけど、これは単純に私の性格や経験上のものだと思う。

ホステスをやっていた頃は、他人の感情の分析(いつどんな話をして、どのタイミングでお願いすれば沢山ボトルを入れてもらえるのか、同伴・アフター・日々の連絡をどの程度すればお店に通い続けてもらえるのかを考えること)が仕事だった。

仕事以外でも、出会いの場に何年もずっと入り浸って、たくさんの男女と接してきたから、自分や相手の感情を咄嗟に分析する癖がついてしまった。

世の中的には、こういうのを「擦れてる」って言うんだと思う。

だからこういうのは、多分あんまりやらないほうがいいんだけどね。

ちょっと鈍感なくらいのほうが、人は絶対にモテる。


以上、「イライラ」と「怒り」の違いについて分析してみた記事でした。


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