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インターナショナルスクールを決める前に考えること:カリキュラム

こんにちは!

今回のテーマは「インターナショナルスクールに決める前に考えること:カリキュラム」です。

結論からいくと、
「わあ〜インターに子どもが通っているなんて憧れ!かっこいい!」という単純な考えで近くのインターに入学、
これはダメです!!!!!!

「インターナショナルスクール」と名乗っている学校が増えすぎて、
胡散臭いような、なんちゃってインターたくさんありますよ。そこまで詳しいわけではありませんが…。

そして、高校までインターにするつもりなのか、数年間だけにしてその後は日本の学校にするのかなど、入学前に大体の見通しを立てると、どのインターにするか少し決めやすくなると思います。決めたらその計画通り続行!ではなく、お子様の成長や気持ちに合わせてその都度考え直すのも必要です。

国際バカロレア(IB)
近年増加傾向なのが国際バカロレア(略してIB)。私もIB校に勤めていたことがあります。PYP(初等教育)、MYP(中等教育)、DP(高等教育)から成り立っています。「国際バカロレア」と検索するとたくさん情報が出てきますので、調べてみてください。(ここで説明しなくてごめんなさい。笑)
参考になるリンク:文部科学省IB教育推進コンソーシアム「知る」

私はPYPの教員をしていて、DPにあまり詳しくないのですが、DPの日本語最終試験、かなり難しいです。私が勤めていたところはPYPからDPまで(Kinder3からGrade12)の一貫校でした。その時、DPの日本語の同僚に過去問を見せてもらったことがあるのですが、「〜について〜と〜の点から説明せよ」のような、批判的思考力が必要とされる論述問題ばかりでした。「言語A:文学」の過去問だったかな?

そして、この国際バカロレア資格、履修すれば誰でも取れるわけではないんです!!

参考:文部科学省IB教育推進コンソーシアム「知る DP(ディプロマ・プログラム)

IB校と認可されていても、それがPYPかMYPか、DPか、それとも全て認可されているのかもチェックするようにしましょう。私が勤めていたところのようにPYPからDPまで認可されているところや、PYPだけのところなど様々です。

ブリティッシュカリキュラム
ブリティッシュカリキュラムは、日本の学校の学年よりも一つ上の学年に入学することになります。例えば日本の学校で年長の子はYear1、日本で小学校一年生の子がYear2です。

私が勤めていたIBの学校がGrade2(ブリティッシュカリキュラムだとYear3の学年)でやっていた年表作成や生い立ちの書き方をブリティッシュカリキュラムではYear2で学習しているのを見ました。
つまり、
IB:日本の学校で小学校二年くらい
British:日本の学校で小学校一年
で学習していました。

I BもGrade2で「てこの原理」や「水の仕組み」など、難しいことやってるな〜と思いましたが、ブリティッシュカリキュラムも早くから難しいこと学習するんだな〜と感じました。

というのも、私は日本の教育を受けましたし、教員免許も日本のものなので、どうしても
「え〜日本だとこれ小学校四年生で学習するのに!!」
と日本の教育と比較してしまうのです。

上記以外にもカナダのカリキュラムやアメリカのカリキュラムの学校など色々あります。詳しくないのでご説明できず申し訳ありませんが、この「どのカリキュラムのインターにするか」は、インター選びの大きなポイントの一つだと思います。

参考になれば嬉しいです!最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考リンク:文部科学省IB教育推進コンソーシアム