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私の漫画飯 第4話

オムライス『ご近所物語1巻』著者 矢沢あい

主人公の実果子は将来服飾デザイナーになる事が夢。専門学科のある高校に通い、日々課題に追われながらもセンスを磨き夢を追う毎日。母子家庭で、忙しく仕事をする母に代わり学生でありながら全ての家事もこなすという、言うこと無しのパーフェクトJKですよね。

家事が全て出来て、しかも自分で着る服まで自らデザイン、縫製する女子(高校生)って…。凄すぎませんか実果子。この漫画の連載を見ていた頃私も同じく高校生でしたが、おばあちゃんに毎日お弁当を作ってもらい部活もせんと放課後なんて遊ぶ事しか考えてませんでしたが、何か?

高校2年になりアルバイトを始めましたが、全部自分の為にしか使わず疲れて帰って来てまたしてもおばあちゃんが作ってくれた夜食を頬張り、風呂入って寝る。…は〜、ホントにこの子は。実果子の爪の垢でも煎じて飲ませたい、あの頃の自分に。同じ女子高生とは思えませぬ。

しかしそうはいっても16、17歳という歳ではっきりとした将来の夢がありまっしぐらに突き進むキラキラ実果子と、夢とか将来とか、まだ薄ぼんやりとしか考えた事がない自分では明らかに違って当然。

まっしぐらさなんて真似できる物じゃありません。プラス才能が伴うっていうのもさ、夢すらまだ見つけてもいないあの頃の自分からしたら『ご近所物語』は夢物語でした。だからこそ憧れたなぁ、何ていうかこの漫画の中の全てに。

この作品は、将来の夢を追い真っ直ぐに進める者と相反して夢というものすらまだ見つけられない者との関わりやすれ違いを描いていたので何度読み返してもその当時の自分にリンクする思い出の漫画の一つです。

そして今回の漫画飯は実果子が作ったオムライスですが、矢沢あい先生の描く食べ物&食べてる場面というのは独特の表現力があり漫画飯好きとしてはハズせない所なのですが…あらやだ、張り切り過ぎて卵に変なシワが😅

実果子のオムライスはもっとぷりっ❣️としてて、綺麗です…。

でも実果子の足元にも及ばないけど、うちのめんこいちびっ子達は美味しいよお母さんと言っていつもの様に食べてくれたので良き良き😊

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