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得意分野を掘り下げる。話はそれからだ

人は人、自分は自分

思えば、子供のころから聞いていたことばかもしれない。にもかかわらず、いくつになっても”それ”になりきれない自分がいる。

「自己肯定感」とか「セルフラブ」とか、メディアでひんぱんに特集されているところをみると、わたしのようなひとがほかにもたくさんいるのだろう。

無事に朝を迎えられるだけでも幸せなのに、なぜ余計な欲を満たそうとするのか。己の長所に目を向けず、他人と比べて劣っている部分に固執するなんてバカげている。と、もうひとりのわたしがときにつぶやく。

林真理子さんのメッセージが、こころに響いた。

「誰だって得意分野のひとつくらいあるじゃない。まずはそこを掘り下げてみて」

STORY 2022年12月号

日本大学理事長に就任されたときの想いと、悩める読者へのメッセージをあわせた記事だった。背中を押されたような気がして、すぐにメモをした。

自分にない「なにか」に指をくわえてみていたり、背伸びしてもがこうとするよりも、もっと身近にやることがある。それに気づかせてくれた。

レシピ調整中のパイ

わたしにも得意分野がある。ここで、「”こんな”わたしにも」なんてことばはつかわない。

胸をはって、自信をもって、やっていいのだ。

得意分野を掘り下げて、やるだけやったらほかをみよう。

話はそれからだ。

「ボクの得意分野は食べること」



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