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サイト「MONO SIZE」を公開するまでに考えたこと

こんにちは、ぱんくま(@clipnotebook)です。

2016年頃から個人でサイト運営をしており、2021年3月7日(日)に新しいサイト『MONO SIZE・モノサイズ」を立ち上げました。

想像以上にサイトを知っていただくことができ、驚きました。
コメントやツイートをしてくださった皆さま、ありがとうございます!

こちらのnoteでは、サイト公開までに考えたことや苦労した点などをまとめています。

【サイトについて】
● サイト名:MONO SIZE・モノサイズ
● サイト内容:100均の収納グッズ カタログ情報サイト

● 商品掲載点数:約717点(2021年3月8日時点)
● 運営者:ぱんくま(1人で運営)
● 制作期間:約7ヶ月(2020年9月〜2021年3月)
● CMS:WordPress・自作テーマ

▼ MONO SIZEを作ろうと思ったきっかけ

2016年より収納アイデアやおすすめグッズを紹介しているサイト「SPOON HOME」を運営しています。
MONO SIZEのようなカタログ情報サイト(データベース系サイト)ではなく、ブログ形式で収納グッズなどを紹介しているレビュー系サイトです。

【記事例】
100均セリアの「ハンドル付ソフトライナーケース」活用法・収納アイデア
無印良品の木製ケース「MDF小物収納1段・3段・6段」の収納アイデア

SPOON HOMEでは100均グッズだけでなく、無印良品やIKEAの収納グッズもご紹介しています。

運営しているインスタグラム(@spoonhomeblog)のDMやコメント、サイトのお問い合わせで多いのが、収納グッズのサイズやJANコードなど、基本的な情報です。

質問にお答えする時にSPOON HOMEの記事を見て思ったのが「必要な情報が探しにくい…」でした。

作った本人ですら探しにくいのに、初めて見る方はもっと探しにくいだろう……と。

【問題点】
● レビュー記事ごとに構成が異なるので、知りたい情報が必ず載っているかわからない(載っていたとしてもページ内のどこに掲載されているわからない)
● 外寸サイズは掲載していても内寸サイズは載っていない(過去の自分を怒りたい……)

【改善したい点】
● 100均収納グッズを探す時に必要な情報を必ず掲載する
● 記事ページの構成を統一し、ここを見ればこの情報が載っていると分かるようにする
● 記事ページのURLをお伝えすれば、商品の基本的な情報についてお答えできるようにする

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↑記事例:フタがとまるケースS

100均の収納グッズは外寸サイズが記載されている商品が増えていますが、内寸サイズは掲載されていない商品が多いです。

内寸サイズが掲載されていると「発売元のメーカーさん、ありがとう……」という気持ちになりました。

※ MONO SIZEで掲載している内寸サイズは自宅で計測しています。定規・メジャーでの採寸のため、多少の誤差がございます(底部分を測りました)

収納したい物がある場合、内寸サイズが重要なので必ず載せるようにしました。


▼ 100均の売り場で商品情報を確認しやすい画面構成に

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↑記事例:DAISO フタ付きBOX CD&DVD

売り場で商品情報を確認しやすくするため、スマホ画面内に商品写真・商品名・JANコード・品番が収まるようにしました

お店の方に商品の在庫確認をお願いする場合は、こちらの画面を見ていただき、なるべく会話を減らすことができます。

MONO SIZEを公開し、ツイッターで告知しました。
その際に100均で働いている方から「JANコードがきちんと掲載されているものでお問い合わせいただくと、とても楽です」というコメントをいただき、とても嬉しかったです。

※ 各100円ショップでは「店員へのお声がけはなるべくご遠慮ください」とアナウンスされている場合が多いです(2021年3月時点)

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掲載しているJANコードは手入力をしているので、間違った数字を掲載してしまう可能性があります。念のため、JANコードが印刷されている商品シールを撮影し、掲載するようにしました。

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ダイソー様(大創産業)に売り場の撮影・掲載の許可をいただき、売り場写真を載せることができました。

店舗によって売り場の状況・在庫の有無は異なりますが、どんな感じで売り場に並んでいるのかイメージがしやすくなります。


▼ 商品ごとに収納例を掲載。収納アイデアではなく、サイズ感の参考に

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MONO SIZEのサイト作りで力を入れたのが、商品ごとに収納例の写真を載せることでした。

想像よりも時間が掛かってしまい、何度か心が折れそうになりましたが、公式サイトとは違ったアプローチができればと思い、収納例を掲載しています。

「この収納グッズを使った、こんな収納アイデアがありますよ」というよりも「この収納グッズにはこんなアイテムが入りました。余白はこんな感じです」と写真でサイズ感をお伝えするのが目的です。

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ラップやA4コピー用紙、15cm定規、トミカ、コミック本など身近にあるアイテムを中心に収納例を掲載しています。

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サイズ感をお伝えするため、「こんなアイテムは入りませんでした」という失敗例も掲載しています。

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↑ 記事例:A4トレー横型

商品名に「A4」と付いていても商品によってはA4クリアファイルやA4ポケットファイルが入らない場合があります。(A4コピー用紙がギリギリ入る大きさ)

売り場では確認しづらいサイズ感も可能な範囲で掲載しています。


▼ 発売元の商品一覧ページも作りました

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セリアとキャンドゥの商品ページを作っていて感じたのが、商品点数が多い発売元があることです。

【特に多かったメーカー】
● 山田化学株式会社
● サナダ精工株式会社
● 和泉化成株式会社
● イノマタ化学株式会社
● ヒマラヤ化学工業所

発売元のメーカーさんあってこその100均収納グッズなので、こちらのページは必ず作りたいと思っていました。

ツイッターで「発売元ごとのページがあるのが良いですね」と言っていただけて嬉しかったです。

※ ダイソーは発売元が(株)大創産業と掲載されている商品が多く、製造元が分からないことも。底部分に製造元が記載されている場合があります


▼ 100均商品は廃盤になる・商品の入れ替わりが激しいのでは?問題

確かに……!

100円ショップは毎週どんどん新商品が登場し、行くたびに売り場に変化があって楽しいです。

新しく商品が入る代わりに、廃盤になる・取り扱い終了の商品も出てきます。
3年ほど100均ウォッチャーをしてみて感じたのが、入れ替わりが激しい売り場とロングセラー商品が多い売り場があることでした。

【入れ替わりが多い売り場】
● シーズン商品(行事やイベント)
● レターセットやシール類などのペーパーアイテム
● お弁当グッズ

下のようなペーパーアイテムはどんどん新商品が出てくるので、半年後には売り場で見かけなくなることも。

でも、かわいい&楽しい商品が多いので毎回欲しくなります。


▼ 収納グッズの人気シリーズは意外と長く売られている

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収納グッズはロングセラー商品が意外と多く、2017〜2018年にレビュー記事を書いた商品が2021年3月時点でも売られていました。

【レビュー記事例・SPOON HOME】
セリア「ラッセバスケット」の種類と収納アイデアをご紹介
● セリア「A5引き出しボックス・ラック」の収納アイデア

【同じ商品のカタログページ・MONO SIZE】
● ラッセバスケット シリーズ商品一覧(5点)
● A5引き出しボックス

SIKIRIシリーズネームバスケットデスクラボシリーズなどの人気商品は長く販売されているので、買い足すことができました。

全ての収納グッズが長く売られているわけではなく、あまり売れなかった商品は売り場で見なくなることも。

収納アイデアを掲載しているSPOON HOMEでは、無印良品やIKEA、ニトリの収納グッズもご紹介していますが、100均よりも早く廃盤になる・デザインリニューアルが行われるケースがありました。

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無印良品のPPファイルボックスなど定番アイテムはリニューアルがほとんどありませんが、ニトリのインボックスやブラン整理バスケットはデザインリニューアルが行われ、買い足しができませんでした。


▼ 100均グッズはカラーバリエーションの変更が起こりやすい印象

ロングセラー商品でもサイズや形、JANコードは変わらず、カラーバリエーションが変わる場合があります。

定番色のホワイトが無くなることは少ないですが、ブルーやピンクなどカラータイプは気づけば販売が終了しているといったケースがありました。

MONO SIZEに掲載している収納グッズが廃盤になったとしても、この時期にこういう商品が売られていたという記録になればと思っています。(というよりもそう思いたい)


▼ MONO SIZEを作る過程で大変だったこと

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サイト作りが好きで、作り始めたサイトは必ずオープンしていました。
今回オープンしたMONO SIZEは初めて「もう作るのやめようかな…」と思ったサイトです。

● 100均にある収納グッズが想像よりも遥かに多かった
● 前かがみで撮影するので、腰が痛くなった
● 大きい収納グッズがかさ張り、店舗から持ち帰るのが大変だった
● お店のレジで行列を作らないため、朝イチに行って、レジが空いている時を狙った
● 収納例の撮影が想像以上に大変だった
● オープンまでの七ヶ月間、「このサイトは本当に需要があるのか」と心配だった
● 「ボックス・BOX・ケース・コンテナ・バスケット」など、商品名の付け方に明確なルールがなく、種類別に分けるのが難しかった

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サイトを作っている途中にダイソー様の公式オンラインショップがオープンした時は「終わった……」と思いました。(2020年11月)

じっくり見てみると、商品ページはシンプルだったので、MONO SIZEだからこそできることがありそうと思い、サイト制作を続けることに。

ダイソーのレジでポスターを見かけた時は本当に固まりました。


▼ オープンすることを優先し、機能や商品点数を絞りました

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サイトを立ち上げる前に手書きでザザーっとメモを書きます。その時は「サイズ別検索は必須」「商品は全て網羅」「使用場所別の一覧ページを作る」など自由に書き出します。

実際に作り始めると全てを実装することは難しく、ひとまずオープンさせることを優先しました。

収納グッズは色んな売り場に置かれています。(キッチングッズ・お風呂場グッズ・メイク用品など)

100均の全ての売り場にある収納グッズを網羅するのは難しいと判断し、収納グッズ売り場にある商品を中心にカタログページを作成しました。

自宅近くにあるセリアの商品点数が多く、家から少し遠いダイソーとキャンドゥはまだまだの状況です。

【今後実装していきたい内容】
● 商品ページを活用した横串のページ作成
(例:A4クリアファイルが入る収納グッズ)

● サイズを指定した絞り込み検索
(技術的に難しく、実装方法を調べたいと思います)


ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
(自身のサイト作成・運営について記事を書いたのが初めてで、ドキドキしました)



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